円キャリートレード終焉で世界危機へ?「金・銀・BTC・ETHを買え」ロバート・キヨサキ氏

日本発ショックが引き起こす世界的資産調整

投資家でベストセラー書籍「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は2025年11月29日、「円キャリートレードの終了によって世界的な資産バブルが崩壊しつつある」と警告し、金、銀、ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)の購入を呼びかけました。

同氏は自身のX(旧Twitter)で「日本のキャリートレードが終わった。バブル相場は崩れ始める」と述べ、円キャリートレードの巻き戻しが市場全体の急激な調整につながるとの見解を示しています。

また、別の投稿では「30年間続いた円キャリートレードが終了し、世界の不動産、株式、債券、コモディティに流れ込んだ資金がバブルを形成してきた」と説明しました。

同氏は「日本がこの構造に終止符を打った」と表現し、11月最終週の感謝祭を境に世界的な資産価格の調整が始まったとの見方を示しています。

こうした状況を踏まえ、キヨサキ氏は「私の信条は変わらない。金、銀、ビットコイン、そしてイーサリアムを買え」と述べ、資産保全の重要性を強調しました。

日本の「キャリートレード」が終わった。これから先は要注意だ。バブル相場は崩れ始める。

私の信条は変わらない——金、銀、ビットコイン、そしてイーサリアムを買え。

(中略)世界が貧しくなる一方で、あなたがより豊かになることは可能だ。

円キャリートレード終焉と世界資産バブル崩壊局面

金利転換で揺らぐ円キャリー投資モデル

円キャリートレードとは、日本円を低金利で調達し、その資金を海外の高金利資産や株式、債券などに投じる投資手法です。

円金利が世界的に低かった期間、この手法は広く利用されてきましたが、日本の金利正常化や為替の変動により、円キャリートレードの構造は揺らぎ始めたと報じられています。

このような背景から、ロイターは2024年時点でも、円キャリートレードの巻き戻しが市場全体に影響を及ぼし、流動性の低下や資産価格の不安定化につながる可能性があると指摘していました。

世界最大のバブル崩壊と不動産・雇用への影響

キヨサキ氏は「過去30年間、日本が貸し出した数十億ドル(数千億円)規模の資金が世界の不動産・株式・債券・コモディティ・企業に流れ込み、世界的な資産価格の上昇を支えてきた」と説明しています。

同氏はこれを「世界最大のバブルを生み出した」と表現し、2025年11月の感謝祭を境に大規模な調整が始まったと述べています。また、資産価格の下落は雇用にも影響を及ぼすとし「不動産市場は雇用に依存する」と指摘しました。

キヨサキ氏が示す金・銀・BTC・ETHの防衛策

キヨサキ氏はこうした背景を踏まえ、世界的なバブルが崩壊しつつあるとの認識を示し、金・銀・ビットコイン・イーサリアムの購入を推奨しています。

同氏は「今後の投稿では、世界が崩れていく中でどのように富を築くか、詳しい提案を伝える」と述べ、市場環境が悪化する局面でも資産価値を維持するための10通りの選択肢を順次提示する意向を示しました。

世界的資産バブル崩壊局面で求められる備え

円キャリートレードの巻き戻しによって市場が本格的な調整局面に入ったとの見方から、キヨサキ氏は金や銀、ビットコイン、イーサリアムによる価値保全の必要性が一段と高まっていると指摘しました。

同氏は市場調整が続く局面で個人投資家が取るべき対応について今後の投稿で詳しく説明する意向を示し、こうした視点を踏まえながら判断することが資産防衛につながると述べています。

同氏の投稿では世界的なバブル崩壊と雇用環境の変化を踏まえた資産戦略が示される見通しであり、そこで示される視点がどの資産を長期的な価値保全手段として選ぶべきかを判断する材料になるとみられています。

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Source:ロバート・キヨサキ氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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