
Japan Open ChainでJOCXリリース
ジーユーテクノロジーズグローバル(G.U. Technologies Global)が、ジャパンオープンチェーン(Japan Open Chain)公認マルチチェーン対応ERC20トークン「JOCX」のリリースを8月7日に発表した。
JOCXは、ジャパンオープンチェーンのネイティブトークン「ジャパンオープンチェーントークン(JOC)」を1:1で連動(ペッグ)する形で発行可能なトークンとのこと。JOCトークンを複数の主要チェーンで利用にするために発行された。同トークンはコミュニティよりデプロイされたという。
発表によるとJOCトークンを専用のスマートコントラクトに預けると、選択したジャパンオープンチェーン外のネットワーク上にJOCXがミント(鋳造/発行)されるとのこと。このため両トークンを合わせた総供給量が増えることはないが、イーサリアム(Ethereum)上のETHなどと直接交換可能になることでJOCトークンへのアクセス性が大幅向上するとのことだ。
JOCXは、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」のクロスチェーン技術を活用しているという。JOCXは、対応ネットワーク間で同プロトコルを通じて自由に移動可能とのこと。さらに対応ネットワーク上で焼却(バーン)することで元のジャパンオープンチェーン上でJOCトークンが受け取れるという。
JOCXは既に大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)をはじめとする主要なDeFi取引所で扱い可能とのことだ。
なおJOCXの対応ネットワークは、イーサリアム、アバランチ(Avalanche)、ベース(Base)、アービトラム(Arbitrum)となっている。
Japan Open Chainとは
ジャパンオープンチェーンは、日本企業が運営するEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換の国産ブロックチェーン。運営者ノードであるバリデータ、ノード、サーバのすべてを日本国内で運用する仕組みとなっている。これにより日本企業が法的・技術的に安心して利用できるブロックチェーンネットワークの構築を目指しているとのこと。
JOCのバリデータには現在、電通・G.U.Technologies・insprout・Kudasai・ピクシブ・TIS・テレビ朝日グループのextra mile・京都芸術大学、はてな、CAC、サイバーリンクス、SBINFT、ネザーマインド(デメルゼル)、パシフィックメタの14社が参画している。なおバリデータは最大21社、ネットワーク参加者は100社程度まで拡大するとされている。
参考:JOC
画像:iStocks/olegback・Who_I_am
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参照元:ニュース – あたらしい経済


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