メタプラネット、162 BTC追加取得でビットコイン保有量3,050 BTCに|株価は8%上昇
保有総額が3,000 BTCを超える
ビットコイン(BTC)を購入し続けていることでも知られる東証上場企業「メタプラネット(Metaplanet)」は2025年3月12日に、ビットコインを新たに162 BTC追加取得したことを発表しました。
今回の購入総額は約1,350万ドル(約20億800万円)で、1 BTCあたりの平均取得単価は約83,123ドル(約12,393,669円)であったことが報告されています。
また、今回の追加取得により、同社のビットコイン保有量は合計で「3,050 BTC」に達し、総取得額は約2億5,370万ドル(約384億5,200万円)であることも明らかにされています。
メタプラネットのBTC戦略
メタプラネットは、2024年5月にビットコイントレジャリー戦略を採用して以来、積極的にビットコインの保有量を増やしてきました。2025年2月25日には135 BTC(1,100万ドル/16億3,200万円相当)を購入し、保有量を2,235 BTCに拡大しました。
その後も、3月3日に156 BTC(1,270万ドル/18億8,600万円相当)、3月5日に497 BTC(4,000万ドル/60億円相当)を追加購入し、保有量を2,888 BTCまで引き上げていました。
同社は、2025年末までに10,000 BTC、2026年末までに21,000 BTCの保有を目標とする「2025年‐2026年 ビットコイン計画」を掲げており、今後も積極的な追加取得を行っていく方針としてます。
株価が8.1%上昇
今回のビットコイン追加購入の発表を受けて、メタプラネットの株価は大きく反応しました。3月12日の取引では、前日比で約8.1%となる3,610円まで上昇する場面が見られました。
ビットコイン準備資産戦略への継続的な取り組みが投資家の好感を得た形で、同社株に買い注文が集まったものと見られています。
最近では、米資産運用会社ビットワイズは、1,000 BTC以上を保有する企業の株式を組み入れたETF「Bitcoin Standard Corporations ETF(OWNB)」を3月11日に発表しており、その組入銘柄にメタプラネットも含まれていることで話題を呼んでいます。
同社のビットコイン保有戦略は、企業がビットコインを準備資産として保有する世界的な動きとも一致しており、今後の動向に注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.14円)
日本企業のBTC購入に関する注目記事はこちら
Souce:メタプラネット公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用