Uniswap V4、来週リリースへ|注目の新機能は?
Uniswap V4がローンチへ
大手DEXのUniswapを運営するUniswap Labsは、2025年1月22日に公式X(Twitter)アカウントを通して、Uniswap V4のローンチが間近であることを明らかにしました。
Uniswap LabsはX上で「今週からV4のデプロイメントが開始されます」と前置きした上で、来週中には全面的にリリースする方針であると投稿しました。
v4 deployments will begin rolling out this week for builders to test hooks and integrations onchain
We expect all contracts to be deployed for a full launch next week
DeFi renaissance in progress, contract addresses will be shared soon
— Uniswap Labs (@Uniswap) January 21, 2025
今週からV4のデプロイメントが開始され、開発者はフックと統合をオンチェーンでテストできるようになります。
来週にはすべてのスマートコントラクトが展開され、全面的にリリースされる予定です。コントラクトアドレスはまもなく公開されます。
Uniswap財団は2024年2月に、イーサリアム(ETH)のDencunアップデートに併せて、Uniswap V4のリリースを2024年第3四半期に予定していると発表していました。
その後、コードの監査などを含めたセキュリティのチェックで、リリースが延期されていました。
Uniswap V3のローンチは、2021年5月でした。仮に来週中にUniswap V4がローンチされた場合、約4年弱ぶりの新たなバージョンとなります。
新機能は?V3との違い
Uniswap V4は、V3と比較していくつかの変更、新機能が実装される予定です。Uniswapのドキュメントでは、主に以下のような変更が挙げられています。
- フック
- ダイナミック手数料
- シングルトン
- フラッシュアカウンティング
- ネイティブETH対応
- カスタムアカウンティング
上記のうち、仮想通貨業界から特に注目されているのは「フック」と「シングルトン」の2つです。
フックは流動性プールを使用した取引サイクルの中に、Solidityのコードを挿入できる機能です。この機能によって、流動性プールの作成にあたって、細かな仕様を加えた設計ができます。具体的には、指値注文や市場の状況に応じた手数料などを設定することが可能となります。
シングルトンでは、すべての流動性プールが単一のスマートコントラクトによって管理されるようになります。この変更によって、流動性プールを作成するごとに新たなスマートコントラクトを展開する必要がありません。
上記の点から流動性プール作成時における手数料の大幅な削減や、複数の流動性プールの間で行う取引で中間プールが不要になり、効率化が期待されています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用