イーロン・マスク氏のドージコイン価格操作に関する集団訴訟、両者の和解で終了へ

原告と被告が法的行動の取り下げで合意

ドージコイン(DOGE)の価格操作を指摘する内容でイーロン・マスク氏が訴えられていた集団訴訟で、原告側が控訴を取り下げ、一連の訴訟問題が終了することになったことが明らかになりました。

この裁判は2022年に始まったもので、原告側は「イーロン・マスク氏はSNS上でドージコインを称賛して人々がDOGEを購入するように仕向け、DOGE価格を操作してその取引から利益を得ようとしていた」といった内容でマスク氏やテスラ社などを訴えていました。

また、2024年8月には地方裁判所のアルビン・ヘラースタイン判事が「マスク氏の発言は希望的観測や誇張表現に過ぎないもので、常識的に考える投資家ならこれらの発言を信頼して行動を起こすようなことはない」との判断を下してこの訴訟を却下したことも報告されています。

9月には原告側がこの件について控訴しようとしていたものの、2024年11月14日に公開された文書では、原告側が一連の法的主張を撤回して裁判所における争いを終結させることを明確にしています。

原告と被告は判決後の動議や関連する法的行動を一切取り下げることで合意しており、裁判所によって今回の合意が正式に承認されると一連の裁判が完全に終了することになると報告されています。

ドージコイン価格は過去1ヶ月間で158%上昇

ドージコイン(DOGE)の価格は、過去1ヶ月間で158%、過去1年間で348%上昇しており、記事執筆時点のDOGE価格は1DOGE=0.37ドル(約57円)に達しています。

一連のDOGE価格上昇は「米大統領選挙でトランプ氏が勝利したこと」や「米政府効率化省(DOGE)のトップにイーロン・マスク氏が任命されたこと」などが影響していると見られていて、著名アナリストなどからはさらなる上昇を予想する意見も出ています。

ここ数日間のDOGE価格は60円前後で停滞しているものの、政府効率化省(DOGE)の影響もあってドージコインの認知度はさらに高まっているため、短期的な下落調整後にはさらに大きな成長が見られる可能性があると期待されてます。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.40円)

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Souce:裁判関連書類
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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