タイタニック号の5,500個の遺物がNFT化
2023年2月22日、香港のWeb3企業であるArtifact Labs(アーティファクト・ラボ)社は、タイタニック号の所有・管理を務めるRMS Titanic(RMSタイタニック)社と提携し、船の遺物をトークン化することを公式ツイッターにて発表しました。
これにより、タイタニック号から回収された5,500個もの遺物がNFT化されます。
Artifact Labs 関連ツイート:
世界中の人々の手にタイタニック号の遺物を残すプロジェクト
このプロジェクトは、タイタニック号の遺物をWeb3の世界に取り込むことで、RMSタイタニック社が保有する遺物の独占権を解放し、世界中の人々の手にタイタニック号の遺産を残すことを可能にする画期的なプロジェクトです。
今回、タイタニック号から回収された5,500個に及ぶ遺物がNFTとして永久に保存され、今後タイタニック号から発見される遺物についても、同様の措置がとられる予定です。
つまり、このNFTのホルダーは歴史の一部を保有することになるのです。
遺物には、
- 手袋
- バイオリン
- 沈没当日のメニュー
- 沈没時刻で止まったままの懐中時計
などがあります。
▼トークンについて詳しく知りたい方はこちらから
ホルダー特典
ホルダーには、VIPイベントや歴史家によるセミナーへの招待などを含む、さまざまな限定特典が用意されています。
また、遺物の展示のほかに、デジタルでもコレクションに触れる機会が提供されることとなっています。
「タイタニックDAO」が誕生
また、プロジェクトの一環として、「Titanic DAO (タイタニックDAO)」が立ち上げられる予定です。
- 遺跡のダイビング探査に関する提案
- 教育プログラムの開発
- デジタルコンテンツやドキュメンタリーの制作
- 研究活動
- イベント主催
- 回収した遺物の保存と展示に関する方針
などの取り組みが含まれています。
詳細は、追って発表される予定です。
▼DAOについて詳しく知りたい方はこちらから
RMSタイタニック社とは
RMSタイタニック社は、1912年4月15日に沈没したタイタニック号の専属管理社として、タイタニック号と乗客・乗組員の遺物を世界中の人々と共有することに専念しています。
1987年以来、8回に渡って沈没船の探査を行い、5,500個以上の遺物を回収・保存している他、船の地図や画像の作成などを行っています。
今回の提携について、RMSタイタニック社社長ジェシカ・サンダース氏は、
「私たちは、船の遺物をデジタルに移行することで、未来の世代の人たちに教育やインスピレーションを届けたいと思っています。」
と述べています。
Artifact Labs社とは
Artifact Labs社は、Web3関連企業であり、ブロックチェーン上で「歴史を保存し、つなぐ」ことを使命に掲げ、Web3戦略やブロックチェーンのプラットフォームを構築し、歴史的なIPを持つ組織にサービスを提供しています。
また、Artifact Labs社創設者のゲイリー・リュー氏は、
「今回の提携は、ブロックチェーン上でタイタニック号を永遠に保存し、タイタニック号の重要性や影響力を世界中に広めていくプロジェクトです。このプロジェクトはArtifact Labsの使命を体現しており、タイタニックの守護者の一員になれることを嬉しく思っています。」
と述べています。
Artifact Labs:https://www.artifactlabs.com/
Artifact Labs ツイッター:
MRS Titanic, Inc. ツイッター:
▼国内の話題DAO事例はこちらから
参照元:NFT Media