米大手銀行USバンク:機関投資家向けの「暗号資産カストディサービス」提供開始


米国の大手銀行である「U.S.bank(USバンク)」は2021年10月5日に、機関投資家向けの暗号資産カストディ(保管)サービスを開始したことを発表しました。公式発表ではビットコイン以外の具体的な仮想通貨銘柄は挙げられていないものの、別の報道では最初にBTC・LTC・BCHなどの仮想通貨をサポートして、ETHのような仮想通貨は今後サポートしていく予定だと報じられています。

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BTC・LTC・BCHに対応し、ETHなどにも対応予定

U.S.bank(USバンク)は2021年10月5日に、機関投資家向けの暗号資産カストディ(保管)サービスを開始したことを発表しました。USバンクは2021年6月30日時点で約7万人の従業員と約62兆円の資産を有する米国第5位の大手銀行として知られています。

USバンクが新たに開始する仮想通貨カストディサービスは「米国またはケイマン諸島に私募ファンドを持つ機関投資家で、ビットコインのカストディソリューションを希望する人」を対象に提供されるとのことで、近日中には追加の仮想通貨がサポートされる予定であるとも説明されています。

公式発表ではビットコイン以外の具体的な仮想通貨銘柄は挙げられていないものの、別の報道では「最初に以下のような複数の仮想通貨をサポートして、イーサリアム(ETH)のような仮想通貨は今後サポートしていく予定」だと報じられています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
ライトコイン(Litecoin/LTC)
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)

なお、USバンクは仮想通貨カストディサービスの提供にあたって、米国の仮想通貨投資・カストディサービスプロバイダーの「NYDIG」と提携しているとのことで、『NYDIGはUSバンクの最初の仮想通貨サブカストディアンになる』と報告されています。

「U.S.Bank Wealth Management and Investment Services」の副会長であるGunjan Kedia氏と、「NYDIG」の共同設立者兼CEOであるRobert Gutmann氏は、仮想通貨カストディサービスの提供について次のようにコメントしています。

【U.S.Bank:Gunjan Kedia氏】
暗号通貨に対する投資家の関心と、当社のファンドサービスのお客様からの需要は、ここ数年で大きく高まっています。当社のファンドや機関投資家のカストディのお客様は、暗号通貨を提供する計画を加速させているため、当社もカストディサービスの提供を加速させることを優先しました。

仮想通貨の環境は複雑で規制も進化しており、技術プラットフォームもまだ未熟です。当社のお客様はUSバンクの優れた品質とリスク管理の基準に合致したサービスを求めていますが、お客様の貴重な資産を守るためには誠実さと専門知識が不可欠です。NYDIGの業界をリードするビットコインの専門知識を、USバンクの財務的な強さに裏打ちされた形で、機関投資家のお客様に提供できることを嬉しく思います。

【NYDIG:Robert Gutmann氏】
NYDIGは、USバンクと提携して最高のセキュリティ・コンプライアンス・規制基準を満たすカストディソリューションを顧客に提供できることを嬉しく思います。これにより、USバンクのお客様が期待する最高のサービスを提供しながら、この成長する資産クラスへのアクセスを共に促進することができます。

米国では仮想通貨カストディサービスを提供する金融機関が増えてきており、これまでには「BNYメロン・State Street・Northern Trust」などが仮想通貨カストディサービス提供の計画を発表しています。

>>「U.S.Bank」の公式発表はこちら

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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