205_川畑

今日のテクニカル見通し:豪ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:豪ドル/円

豪ドル/円相場は、今月20日に85.077円まで上昇しました。その後下押すも日足の一目均衡表の転換線前後がサポートなって切り返すと、本日朝に84.90円台まで再び上昇しています。目先は直近高値を超えてゆけるかが焦点です。既に日足の一目均衡表で三役好転が点灯していることから、突破できれば上値余地が拡大する公算です。

ただし、高値更新に失敗する場合や、更新直後に力尽きてしまう場合は、反落に対する備えも必要となります。目先はこうしたリスクシナリオを頭の片隅に置きつつ、上値を試す動きが先行しやすいと見ます。


(上記豪ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/27の10:56現在)

○上値目処
まずは、6/20高値(85.077円)が焦点です。突破すると上値余地が拡大する公算であり、目先はボリンジャーバンド+2シグマ(85.390円)や2/16高値88.177円-4/19安値81.495円の下げ幅61.8%戻し(85.624円)が機能するか注目です。これらを突破すると3/16高値(87.493円)まで主だった目処が見当らないため、86円超y度などの心理的節目が機能するか注目されるでしょう。

○下値目処
84円台後半に週足の一目均衡表の基準線(84.836円)や月足の一目均衡表の基準線(84.819円)、26週線(
84.774円)などがあり、注目です。下抜けてしまうようならば反落局面に入る可能性があります。その場合は200日線(83.521円)や20日線(83.466円)などが位置する83.50円前後がサポートとなるか注目です。

○上値目処
85.077円(6/20高値)
85.390円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
85.758円(3/31高値)
85.624円(2/16高値88.177円-4/19安値81.495円の下げ幅61.8%戻し)
87.493円(3/16高値)

○下値目処
84.836円(週足の一目均衡表の基準線)
84.819円(月足の一目均衡表の基準線)
84.774円(26週線)
84.546円(5/2高値)
84.494円(日足の一目均衡表の雲上限)
84.419円(6日線)
84.007円(日足の一目均衡表の転換線)
83.879円(5/25高値)
83.711円(75日線)
83.521円(200日線)
83.466円(20日線)
83.434円(日足の一目均衡表の基準線)
83.428円(週足の一目均衡表の転換線)
83.402円(6/12高値)
83.348円(13週線)
83.083円(日足の一目均衡表の雲下限)
トルコリラ/円、2年5カ月ぶりに200日線突破 ブログ

トルコリラ/円、2年5カ月ぶりに200日線突破

トルコリラ/円は今月7日に30.70円台まで下押した後は堅調に推移。26日の欧州市場序盤で31.90円台まで上昇して、2015年1月末以来初めて200日移動平均線を突破しています。


(上記トルコリラ/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の17:44現在)


週足では約2年ぶりに13週線が26週線を上抜くなど、2年以上ほぼ一本調子で下落していた相場が反発局面に入りつつあります。


(上記トルコリラ/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の17:42現在)


上昇トレンドが継続するかは、5月に付けた直近高値(16日の31.997円)を突破できるかが焦点となるでしょう。もし超えられるようならば、目先は週足の一目均衡表の雲下限(今週は33.006円)に向けた一段高も考えられます。


(上記トルコリラ/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の10:58現在)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、手がかり材料難の中で値幅はわずか20銭弱に留まりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/26(月)
17:00☆6月独Ifo景況感指数
21:30☆5月米耐久財受注
24:00  ドラギECB総裁、講演
26:00☆米2年債入札(260億ドル)

6/27(火)
07:45  5月NZ貿易収支
※☆は特に注目の材料

本日は米国で5月耐久財受注が発表されます。国内総生産(GDP)の主要な要素でもある設備投資の先行指標である事や、経済指標としては比較的ぶれが大きい事などから、足元のこう着感を打破できるか注目です。事前予想は前月比-0.6%、輸送用機器を除くと同+0.4%となっています。
6/23に発表されたIMMポジション ブログ

6/23に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
49959枚ショートと、前週比594枚減。内訳(図3)を見ると、ロング・ショート共に5千枚ほど増加しており、投機筋の間で先行き見通しが分かれている様子が窺える

・そのほか
ユーロが44852枚ロングと前週比34201枚減となったほか、メキシコペソは48985枚ロングと前週比46829枚減となったのが大きく目立つ


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)


図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円49959枚ショート594枚減ユーロ44852枚ロング34201枚減ポンド37604枚ショート1837枚減スイスフラン2982枚ショート11478枚減カナダドル82881枚ショート5714枚減豪ドル15033枚ロング16544枚増メキシコペソ48985枚ロング46829枚減ニュージーランドドル21455枚ロング19860枚増
図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/06/2317/06/16Long39,49834,160Short89,45784,713Net-49,959-50,553
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、前週金曜の足形が十字線となったのを始め、直近でも上下のヒゲが長くて実体が短い足形が連発しており、相場にやる気が感じられません。

とはいえ、それは「次の相場を待っている」事の裏返しなのかもしれません。足元の相場は、ボリンジャーバンド+2シグマがレジスタンス、20日線がサポートとなっている様子です。そうした中、75日線の傾きが下向となっていることから、どちらかといえば下方向を試しやすいと見ます。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/26の10:58現在)

○下値目処について
冒頭で触れた20日線(110.652円)を下向けると、ボリンジャーバンド-2シグマ(109.291円)まで下値余地が拡大する可能性があります。その手前にある、日足の一目均衡表の基準線(110.456円)や週足の一目均衡表の雲上限(110.241円)、週足の一目均衡表の雲下限(109.511円)が機能するかにも、注目です。

○上値目処について
足元で上値を抑えている6日線(111.378円)を突破すると、ボリンジャーバンド+2シグマ(112.013円)が視野に入りそうです。バンドの上下の幅がほぼ平行となる中、もしバンド上限を押し上げる陽線が出現した時は、上昇トレンドに入る可能性があります。その際は逆張りは慎重な対応が求められるところです。


○下値目処
111.222円(75日線)
111.014円(13週線)
110.882円(200日線)
110.652円(20日線)
110.595円(1/3と3/10の高値を結ぶトレンドライン)
110.456円(日足の一目均衡表の基準線)
110.286円(日足の一目均衡表の転換線)
110.241円(週足の一目均衡表の雲上限)
110.235円(5/18安値)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.511円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.291円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
109.116円(6/7安値)
109.232円(52週線)
108.787円(6/14安値)
108.134円(4/17安値)

○上値目処
111.378円(6日線)
111.394円(月足の一目均衡表の雲上限)
111.413円(6/16高値)
111.575円(週足の一目均衡表の転換線)
111.608円(5/17陰線実体部の1/3戻し)
111.773円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.784円(6/20高値)
111.819円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.977円(5/17陰線実体部の1/2戻し)
112.013円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.284円(26週線)
113.369円(週足の一目均衡表の基準線)
114.362円(5/11高値)
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、手がかり材料難の中で111.20円台から111.40円台で小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/23(金)
16:30☆独6月製造業PMI・速報
16:30  独6月サービス業PMI・速報
17:00☆ユーロ圏6月製造業PMI・速報
17:00  ユーロ圏6月サービス業PMI・速報
21:30☆カナダ5月消費者物価指数
23:00☆米5月新築住宅販売件数
24:15  ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
25:40  メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
27:15☆パウエル米FRB理事、講演
--:--  EU首脳会議(ブリュッセル、22日~)
※☆は特に注目の材料

本日は多数の米経済イベントがありますが、いずれもやや小粒です。したがって、昨日に続き原油相場の動向を受けた米長期金利を眺めて方向感を模索する事となりそうです。
今日のテクニカル見通し:カナダドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:カナダドル/円

カナダドル/円は、4月に80.50円台まで下落した後は同水準を割ることなく下げ渋り。今月20日に約3ヶ月ぶり高値となる84.547円まで上昇しました。一連の動きにより、年初からの下押し局面が終了したと考えられます。

目先は、20日線の上伸を阻んだ、週足の一目均衡表の基準線がポイントです。同線を突破できれば、昨年12月高値(88.916円)がおぼろげながら視野に入りそうです。



(上記カナダ/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは6/23の11:32現在)



(上記カナダ/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/23の11:32現在)

○上値目処について
84円台後半が焦点です。この水準には冒頭で触れた週足の一目均衡表の基準線(84.609円)を始め、16年12月高値88.916円-17年4月安値80.568円の下げ幅1/2戻し(84.742円)やボリンジャーバンド+2シグマ(84.812円)などが位置しており、分水嶺のようになっています。

もし超えられれば上値余地が拡大する公算です。その場合は16年12/15高値(88.916円)を視野に入れつつ、まずは16年12月高値88.916円-17年4月安値80.568円の下げ幅61.8%戻し(85.727円)を試すことになるでしょう。

○下値目処について
まずは、昨日の下押し局面でサポートとなった、200日線(83.086円)に注目です。やや上に日足の一目均衡表の転換線(83.465円)などもあり、割ると下値余地が拡大しそうです。その場合、20日線(82.766円)や75日線(82.717円)などが位置する82円台前半で下げ止まらないようならば、80.50円台に向けて再び下押す事もあり得ます。

○上値目処
84.609円(週足の一目均衡表の基準線)
84.742円(16年12月高値88.916円-17年4月安値80.568円の下げ幅1/2戻し)
84.798円(1/23安値)
84.812円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
84.862円(2/8安値)
85.727円(16年12月高値88.916円-17年4月安値80.568円の下げ幅61.8%戻し)
87.724円(2/15高値)
87.983円(月足の一目均衡表の基準線)
88.728円(月足の一目均衡表の雲の上限)
88.916円(16年12/15高値)
89.154円(月足の一目均衡表の基準線)
89.318円(月足の一目均衡表の雲下限)
<!--ご質問、ご感想などはこちらから-->
○下値目処
84.297円(26週線)
84.025円(6日線)
83.465円(日足の一目均衡表の転換線)
83.232円(日足の一目均衡表の雲の上限)
83.086円(200日線)
82.766円(20日線)
82.717円(75日線)
82.704円(日足の一目均衡表の基準線)
82.602円(週足の一目均衡表の転換線)
82.510円(13週線)
82.174円(日足の一目均衡表の雲下限)
82.154円(52週線)
81.874円(週足の一目均衡表の雲の上限、下限、月足の一目均衡表の転換線)
80.720円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
80.568円(4/21安値)
メキシコペソ/円、中銀声明に注意 ブログ

メキシコペソ/円、中銀声明に注意

本日、メキシコで金融政策が発表される。直近のインフレ率が8年超ぶりの高い伸びとなる6.16%と、中銀目標の中央値(3%)を大きく上回っている事などから、事前予想は0.25%利上げがコンセンサスとなっています。したがって、市場の関心は声明に集まっています。

メキシコペソ/円は1月安値5.170円を基点としてほぼ一本調子で上昇トレンドが継続。今月20日に昨年4月以来の高値となる6.218円まで上昇しています。

今月公表された前回5月会合の議事録によると、利上げは全会一致であったが、利上げ打ち止めを巡り委員の意見が二分していた事が明らかとなりました。今回の会合で一部メンバーが利上げに反対した場合や、利上げ打ち止めについての言及があった場合は、利益確定売りが強まる公算が大きいと見ます。

ただし、インフレ警戒姿勢が揺るがないようならば、利上げ期待が保たれる事となりそうです。今後の利上げ見通しについて見方が分かれる中、直後の相場は神経質な展開が見込まれるが、中長期的には中銀のインフレに対するスタンスが重要になるでしょう。
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が軟調に推移する中で111.10円台までじり安となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/21(水)
17:00  5月南ア消費者物価指数
20:00  ホールデン英MPC委員、講演
23:00☆5月米中古住宅販売件数
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
30:00☆RBNZオフィシャル・キャッシュレート
※☆は特に注目の材料

米年内利上げ打ち止め観測等を背景として、足元で上値の重いムードとなっています。本日は米中古住宅販売件数が発表されますが、米金融政策への影響度の観点からは、経済イベントとしてやや小粒です。したがって、上値の重さを払拭するのは容易ではなさそうです。

なお、NZで金融政策の発表があります。事前予想について、政策金利の据え置き(1.75%)がコンセンサスとなっています。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:110.700-111.700円) 
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が軟調に推移する中で111.10円台までじり安となりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/21(水)
17:00  5月南ア消費者物価指数
20:00  ホールデン英MPC委員、講演
23:00☆5月米中古住宅販売件数
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
30:00☆RBNZオフィシャル・キャッシュレート
※☆は特に注目の材料

米年内利上げ打ち止め観測等を背景として、足元で上値の重いムードとなっています。本日は米中古住宅販売件数が発表されますが、米金融政策への影響度の観点からは、経済イベントとしてやや小粒です。したがって、上値の重さを払拭するのは容易ではなさそうです。

なお、NZで金融政策の発表があります。事前予想について、政策金利の据え置き(1.75%)がコンセンサスとなっています。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:110.700-111.700円)