205_川畑

今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、29日に108.20円台まで下落するも、4月に付けた年初来安値(108.134円)を割る事無く反発。現状では6日線が20日線を上抜ける「ミニゴールデンクロス」が出現間近となっている事や、日足の一目均衡表では足下で上値抵抗であった転換線を突破している事などから、一旦は底入れした可能性があります。

目先は今月高値や75日線などが位置する111円ちょうど前後が焦点です。突破できれば、4月以降の「108円台前半が底、114円台半ばが天井」のリズムが継続していると考えられますので、短中期では天井に向けて上値を伸ばす事も考えられます。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは8/31の11:45現在)

○上値目処について
まずは、111円ちょうど前後が焦点です。ボリンジャーバンド+2シグマ(110.975円)を始め、8/4に付けた今月高値(111.047円)や75日線(111.065円)などがあり、突破に際し抵抗が予想されます。現状でボリンジャーバンドの上下の幅が狭くなっている事から、バンド上限を押し上げる陽線が出現するようならば、抵抗突破とあわせて上値余地が拡大する公算です。

その場合、短中期では冒頭で触れた、レンジ上限に当たる114円台が視野に入りそうですが、まずは200日線(112.490円)に注目です。

○下値目処について
まずは、109円台後半に注目です。この辺りには20日線(109.780円)や6日線(109.761円)があり、下押しが浅いと反発が予想されます。これらを割り込み、日足の一目均衡表の転換線(109.433円)や7/11と8/16の高値を結ぶトレンドライン(109.40円台)でも下げ止まらない場合は再び下押す可能性があります。108円台のサポートが機能するかは、ボリンジャーバンド-2シグマ(108.586円)が機能するかがポイントとなるでしょう。

○下値目処
109.983円(日足の一目均衡表の基準線)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.780円(20日線)
109.761円(6日線)
109.433円(日足の一目均衡表の転換線)
109.40円台(7/11と8/16の高値を結ぶトレンドライン)
108.730円(週足の一目均衡表の雲下限)
108.586円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
108.259円(8/29安値)
108.134円(4/17安値)

○上値目処
110.687円(52週線)
110.930円(13週線)
110.946円(8/16高値)
110.975円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
111.047円(8/4高値)
111.065円(75日線)
111.218円(26週線)
111.375円(週足の一目均衡表の転換線)
111.639円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.819円(週足の一目均衡表の基準線)
111.968円(週足の一目均衡表の雲上限)
112.150円(日足の一目均衡表の雲上限)
112.490円(200日線)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、前日からのドル買いの流れを引き継ぐと、15時過ぎに110円台を回復しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/30(水)
21:00☆8月独消費者物価指数・速報
21:15☆8月米ADP全国雇用者数
21:30  4-6月期カナダ経常収支
21:30  4-6月期米GDP・改定
22:15☆パウエル米FRB理事、講演
23:30☆米EIA週間原油在庫統計

8/31(木)
10:00☆中国8月製造業PMI
10:00  中国8月非製造業PMI
※☆は特に注目の材料

本日は米国で8月ADP全国雇用者数が発表されます。来月1日の米8月雇用統計の前哨戦として注目です。事前予想は18.5万人増と前月(17.8万人増)より伸びがやや加速すると見られています。足下でのドル買いの流れの中で予想を上回る結果となれば、雇用統計への期待が高まって一段とドルが買われる公算です。

また、ドイツで8月消費者物価指数・速報が発表されます。事前予想は前年比+1.8%と、前月(+1.7%)より伸びが加速する見通しです。
 
今日のテクニカル見通し:豪ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:豪ドル/円

豪ドル/円相場は、今月に入り85.50円前後まで下押すも、いずれも週足の一目均衡表の基準線で下げ渋り。週足上からは、上昇トレンドが継続している様子です。

日足に目を向けると、
(1)7/27とと8/7の高値を結ぶレジスタンスラインを突破
(2)6日線が20日線を上抜いている
(3)17日に付けた直近高値(87.555円)を突破
などとなっており、足下の調整が一服した可能性があります。

こうした中、ボリンジャーバンド+2シグマを押し上げる動きにつながれば、7月に超えられなかった90円ちょうどを再び試す事も考えられます。



(上記豪ドル/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは8/31の11:36現在)


(上記豪ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは8/31の11:36現在)

○上値目処について
まずは、ボリンジャーバンド+2シグマ(87.946円)が焦点です。冒頭で触れた、バンドを押し上げる陽線が出現するようならば、上値余地が拡大する公算が大きいでしょう。その場合、近くに節となりそうな目標値が見当らないことから、90円ちょうどを視野に入れつつ、7/27高値(89.427円)を目指す事となるでしょう。

○下値目処について
まずは、20日線や6日線が重なる、86.80円台がポイントです。このあたりで下げ渋れば早期の反発が期待できそうですが、割るようならば下値は深くなりそうな様子です。7/27高値89.427円と8/7高値88.019円を結ぶレジスタンスライン(86.40円前後)を再び割り込むようならば、3たび85円台中ばのサポート力を試す事となるでしょう。


○上値目処
87.946円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
88.177円(2/16高値)
88.728円(月足の一目均衡表の雲下限)
89.313円(7/20高値)
89.427円(7/27高値)
90.720円(15年12月高値)
91.187円(14年11月高値102.837円-16年6月安値72.339円の下げ幅61.8%戻し)

○下値目処
87.439円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
86.894円(6日線)
86.841円(日足の一目均衡表の転換線)
86.40円前後(7/27高値89.427円と8/7高値88.019円を結ぶレジスタンスライン)
86.831円(20日線)
85.716円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
85.461円(週足の一目均衡表の基準線、月足の一目均衡表の転換線)
85.451円(8/11安値)
85.280円(75日線)
85.341円(200日線)
84.954円(26週線)
84.519円(日足の一目均衡表の雲上限)
84.134円(13週線)
84.020円(週足の一目均衡表の雲上限)
ドル/円、今年安値に接近 ブログ

ドル/円、今年安値に接近

前週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演を受けてドル売りの流れとなる中、本日早朝に北朝鮮が日本上空を通過するミサイルを発射した事で円買いが強まると、ドル/円は一時108.30円台まで下落して4月に付けた年初来安値(108.134円)に迫りました。

テクニカル面では、既に日足の一目均衡表で三役逆転が点灯している事や、4月や6月の下押し局面で機能した52週移動平均線を割り込んでいる事から、目先は年初来安値更新を試す動きが先行しやすいと見ます。



(上記ドル/円週足の外貨ネクストネオのチャートは8/29の12:42現在)


(上記ドル/円日足の外貨ネクストネオのチャートは8/29の12:42現在)

もし安値更新となるようならば、週足の一目均衡表でも三役逆転が点灯する事となるため、短期のみならず中期的にも下値余地が拡大する公算が大きいでしょう。目先の下値目処として、2016年6月安値(98.798円)?同年12月高値(118.661円)の上げ幅61.8%押し(106.386円)の水準が挙げられます。
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は朝方にやや値を上げるも一時的となり、日経平均が反落する中で109.00円台まで反落しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/28(月)
21:30  米7月卸売在庫
24:30  米2年債入札(260億ドル)
26:00  米5年債入札(340億ドル)
※☆は特に注目の材料

本日は目玉となる経済イベントが見当りません。もっとも、前週末に米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が金融政策について言及しなかった事を背景とするドル売りが続いており、この後の海外市場でも上値の重い展開が見込まれます。
8/25に発表されたIMMポジション ブログ

8/25に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
74086枚ショートと、前週比3406枚減。内訳(図3)を見ると、ロング・ショート共に大きな変化は見られなかった事から、相場こう着の中で身動きが取りづらかった様子。


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)


図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円74086枚ショート3406枚減ユーロ87976枚ロング8709枚増ポンド45900枚ショート14040枚増スイスフラン1987枚ショート806枚増カナダドル51099枚ロング250枚減豪ドル60484枚ロング872枚増メキシコペソ97618枚ロング2769枚増ニュージーランドドル21882枚ロング2957枚減
図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/08/2517/08/18Long45,16243,308Short119,248120,800Net-74,086-77,492
 
今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル

ユーロ/ドル相場は、25日に今月高値を更新すると、本日朝に1.1960ドル目前まで一段高となっています。1.16ドル台で下ヒゲを連発したことで下げ一服感が漂う中、ローソク足がボリンジャーバンド+2シグマを押し上げており、上昇トレンドが再開した可能性があります。本日高値を更新すると、1.20ドルの大台が否応なく注目されるでしょう。

ただ、1.20ドルは2015年1月に割ってから一度もつけておらず、それなりにオプションに絡んだ攻防が予想されます。また、現時点では下方向(1.19ドルちょうど前後から1.15ドルあたり)に断続的にオプションバリアが観測されており、1.19ドルを割り込んだ場合に下げが加速する恐れがあるという、予想外の展開にも備える必要がありそうです。



(上記ユーロ/ドル日足の外貨ネクストネオのチャートは8/28の10:59現在)

○上値目処
ローソク足がバンド+2シグマを押し上げたことで上昇トレンドが発生した可能性がある中、現時点での本日高値(1.19594ドル)を突破すると、いよいよ1.20ドルの大台が焦点となるでしょう。ちょうど、日足上に窓が開いており(15年1/5高値1.19762ドル-15年1/2安値1.19999ドル)、攻防の分岐点になりやすいと見ます。現在が14年高値-17年安値の下落幅に対する戻り具合を確かめる局面にあるとするならば、1.20ドル突破後は、前述の下げ幅の下げ幅の38.2%戻し(1.21663ドル)に向けた一段高も考えられます。

○下値目処
ローソク足がボリンジャーバンド+2シグマ(1.19116ドル)から脱落する時があれば、調整局面入りの手がかりとなる可能性があります。加えて、6日線(1.18386ドル)や20日線(1.17999ドル)で下げ止まらないようならば、下押す可能性が高まりそうです。その場合は、8/17に付けた直近安値(1.16621ドル)や、週足の一目均衡表の転換線(1.16359ドル)が位置する1.16ドル台半ばに注目です。

○上値目処
1.19594ドル(現時点での、8/28高値)
1.19762ドル(15年1/5高値)
1.19999ドル(15年1/2安値)
1.20420ドル(12年7月安値)
1.21663ドル(14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅1/2戻し)
1.22905ドル(12年7月安値1.20420ドル-14年5月高値1.39933ドルの上げ幅を、17年1月安値1.03392ドルに加えた値)

○下値目処
1.19116ドル(ボリンジャーバンド+2シグマ)
1.18792ドル(月足の一目均衡表の雲下限)
1.18740ドル(10年6月安値)
1.18459ドル(8/11高値)
1.18386ドル(6日線)
1.18108ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.17999ドル(20日線)
1.17860ドル(日足の一目均衡表の基準線)
1.17351ドル(14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅38.2%戻し)
1.17127ドル(15年8月高値)
1.16882ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
1.16621ドル(8/17安値)
1.16359ドル(週足の一目均衡表の転換線)
1.16160ドル(16年5月高値)
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が下げ幅を拡大する中で一時109.20円台まで下落しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/18(金)
18:00  ユーロ圏6月建設支出
21:30  加7月消費者物価指数
23:00  米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
23:15  カプラン米ダラス連銀総裁、講演
--:--  NAFTA再交渉の第1回会合(~20日)
※☆は特に注目の材料

米国で目玉となる経済イベントは見当りません。ただ、昨日スペインで発生したテロの影響に加え、北朝鮮情勢に対する不透明感もあり、市場のセンチメントはリスク回避の動きに傾きやすくなっています。トランプ米大統領の政策遂行能力が懸念されている事も、ドル/円相場の上値を抑えています。これらが引き続き材料視されるか、欧米株価や米長期金利に注目です。

その他、カナダで7月消費者物価指数が発表されます。事前予想は前月比±0.0%、前年比+1.2%となっています。
 
今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円

ランド/円相場は、今月11日に8.056円まで下落した後の戻りが20日線や200日線を前に伸び悩んでおり、上値が重い状態です。週足の一目均衡表では、昨年末に上抜けた雲の上限を割り込んでおり、年初からの上昇ムードはすっかり後退した感があります。こうした中、今月安値を更新する動きを見せるようならば、下押しが深くなる事も考えられます。



(上記ランド/円日足の外貨ネクストネオのチャートは8/18の11:13現在)

○下値目処について
8.20円前後に日足の一目均衡表の転換線(8.235円)や52週線(8.187円)などがあります。これらを下抜けるようならば、8/11に付けた今月安値(8.056円)やボリンジャーバンド-2シグマ(8.030円)が近い、8円ちょうどが次の目処となるでしょう。このあたりを割るようならば、次の目処として、16年1月安値6.213円-17年3月高値8.963円の上げ幅38.2%押し(7.913円)や4/11安値(7.895円)が位置する7.90円レベルが挙げられます。

○上値目処について
8.40円前後と、8.50円前後に、それぞれ複数の目標値があり、いずれも上値を抑えそうです。これらを突破できれば、5月以降上値抵抗となっている8.70円台突破を試す事も考えられます。


○下値目処
8.235円(日足の一目均衡表の転換線)
8.228円(週足の一目均衡表の雲上限)
8.187円(52週線)
8.056円(8/11安値)
8.030円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
7.913円(16年1月安値6.213円-17年3月高値8.963円の上げ幅38.2%押し)
7.895円(4/11安値)

○上値目処
8.251円(6日線)
8.338円(20日線)
8.392円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
8.416円(日足の一目均衡表の雲下限)
8.427円(200日線)
8.429円(3/20高値8.963円-4/11安値7.895円の下げ幅1/2戻し、週足の一目均衡表の基準線)
8.488円(26週線)
8.492円(75日線)
8.496円(13週線)
8.520円(日足の一目均衡表の雲上限、
8.645円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
8.715円(5/25高値)
8.963円(3/21高値)
9.050円(14年11月高値10.804円-16年1月安値6.213円の下げ幅61.8%戻し)
9.162円(15年9月高値)
 
ポンド/円、週足の雲上抜け失敗で反落余地 ブログ

ポンド/円、週足の雲上抜け失敗で反落余地

ポンド/円相場は、先月末から今月始めにかけて、2015年末に下抜けて以降初めて週足の一目均衡表の雲を上抜けたましたが、一時的。雲の中に押し戻されると、今月11日に141.20円台まで下落しました。日足に目を向けると、一連の反落の中で、一目均衡表で下落を示唆するとされる「三役逆転」が今月に入り点灯しています。こうした中、目先は下値模索の動きが活発化する公算が大きいと見ます。11日安値(141.256円)を割るようならば、週足の一目均衡表の雲下限(今週は138.282円)に向けた一段安もあるでしょう。