205_川畑

今日のテクニカル見通し:NZドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:NZドル/円

NZドル/円相場は、今月に入り先月高値を突破して81円台に乗せるも、2日連続で81円前後で上ヒゲをつけており、ややその後は伸び悩んでいます。この後はボリンジャーバンド+2シグマに届かなくなるようならば、調整局面に入る事も考えられます。

もっとも、一目均衡表を見ると日足で三役好転が点灯しています。また、週足は遅行線がローソク足の下にあるとはいえ、4週連続で陽線引けとなっています。したがって、日足・週足共に転換線付近で下げ渋るようならば、上昇トレンドは継続していると見たほうが良いのかもしれません。


(上記NZドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/21の11:10現在)

○上値目処について
6/20高値(81.098円)を超えると、1/27に付けた今年高値(83.791円)まで、主だった目標値が見当りません。強いて挙げれば、216/高値(81.592円)や、1/27高値83.791円-4/12安値75.676円の下げ幅76.4%戻し(81.876円)のほか、心理的節目の82円ちょうどや83円ちょうどが機能するか注目です。

○下値目処について
ローソク足がボリンジャーバンド+2シグマ(80.848円)に届かなくなるようならば、反落局面入りのきっかけとなる可能性があります。そうした中、冒頭で触れた日足一目均衡表の転換線(80.025円)や、週足一目均衡表の転換線(78.618円)に注目です。これらが下値支持となるようならば相場反発が予想されます。なお、週足の転換線付近には200日線(78.572円)もあり、攻防の分岐点になりやすいと見ます。

○上値目処
80.848円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
81.098円(6/20高値)
81.476円(3/2高値)
81.592円(216/高値)
81.876円(1/27高値83.791円-4/12安値75.676円の下げ幅76.4%戻し)
83.791円(1/27高値)

○下値目処
80.304円(6日線)
80.025円(日足の一目均衡表の転換線)
80.013円(月足の一目均衡表の基準線)
79.733円(週足の一目均衡表の基準線)
79.702円(26週線)
79.352円(5/10高値)
79.306円(20日線)
78.686円(日足の一目均衡表の基準線)
78.618円(週足の一目均衡表の転換線)
78.572円(200日線)
78.272円(月足の一目均衡表の転換線)
78.105円(週足の一目均衡表の雲上限)
77.995円(5/30安値)
77.864円(日足の一目均衡表の雲上限)
77.797円(13週線)
77.792円(日足の一目均衡表の雲下限)
77.763円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
77.210円(52週線)
豪ドル/円、リスク・オンの流れ ブログ

豪ドル/円、リスク・オンの流れ

豪ドル/円相場は、19日に豪州の大手銀行の格下げを受けて売られるも一時的となり、その後はNYダウ平均の史上最高値更新など主要国株価の上昇によるリスク・オンの影響から堅調に推移しました。テクニカル面でも、今週に入り日足の一目均衡表の雲上限などが位置する84.50円レベルを突破した事で三役好転が点灯しており、相場は上昇トレンドに入った可能性があります。


(上記豪ドル/円日足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の16:44現在)

この後の欧米株が堅調に推移するようならば、豪ドル相場を一段と押し上げる公算が大きいでしょう。その場合、目先的には2月高値(88.177円)?4月安値(81.495円)の下げ幅61.8%戻し(85.624円)に向けた一段高も考えられます。
今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル

ユーロ/ドル相場は、今月に入り1.12ドル台後半に上昇した後の下押しが1.1130ドル台までとなるなど、高止まりしています。日足の一目均衡表は遅行線がローソク足を下抜けようとするなど微妙な形ではありますが、
週足では三役好転が点灯中です。したがって、下押しが週足の雲付近で留まるようならば、上昇トレンドは継続していると見たほうがよさそうです。


(上記ユーロ/ドル週足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の10:57現在)


(上記ユーロ/ドル日足の外貨ネクストネオのチャートは6/20の11:00現在)

○上値目処
20日線(1.12087ドル)や日足の一目均衡表の転換線(1.12138ドル)が位置する1.12ドル台前半を突破すると、焦点は6/14高値(1.12958ドル)となるでしょう。近くにボリンジャーバンド+2シグマ(1.12889ドル)もあり、抵抗が予想されるところではありますが、もし超えられれば、15年8月と16年5月の高値を結ぶレジスタンスライン(1.14575ドル)に向けた一段高もあるでしょう。

○下値目処
足元で下押し目処となっているボリンジャーバンド-2シグマ(1.11286ドル)を押し下げる陰線が出現したら、週足の一目均衡表の雲(1.08427ドル-1.09945ドル)に注目です。特に雲の下限付近には200日線(1.08260ドル)や、チャート上に開いた窓(4/21高値1.07381ドル-4/24安値1.08208ドル)もあり、要注目です。維持できれば下げ一巡で反発期待、割り込むようならば窓埋めで一段安のシナリオが考えられます。

○上値目処
1.11790ドル(6日線)
1.12087ドル(20日線)
1.12138ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.12958ドル(6/14高値)
1.12989ドル(16年11/9高値)
1.13371ドル(ボリンジャーバンド+2シグマ)
1.14575ドル(15年8月と16年5月の高値を結ぶレジスタンスライン)
1.16160ドル(16年5月高値)

○下値目処
1.11343ドル(日足の一目均衡表の基準線)
1.11285ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
1.10583ドル(週足の一目均衡表の転換線)
1.10259ドル(月足の一目均衡表の基準線)
1.09945ドル(週足の一目均衡表の雲上限)
1.09175ドル(13週線)
1.09145ドル(75日線)
1.09030ドル(日足の一目均衡表の雲上限)
1.08972ドル(52週線)
1.08427ドル(週足の一目均衡表の雲下限)
1.08260ドル(200日線)
1.08191ドル(月足の一目均衡表の転換線)
1.08175ドル(週足の一目均衡表の基準線)
1.08131ドル(26週線)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、仲値公示に絡んで111.10円台まで値を上げるも、その後は伸び悩みました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/19(月)
18:00  4月ユーロ圏建設支出
18:00☆英EU離脱交渉開始
21:00☆ダドリー米NY連銀総裁、講演

6/20(火)
10:30☆豪RBA議事録
※☆は特に注目の材料

足元で弱い米経済指標が目立った事で、金利先物市場を中心に米年内利上げ打ち止め観測が強まっています。この後は主だった米経済指標の発表が予定されていないため、引き続きドルの上値は重そうです。

また、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉が開始されます。ただ、本日は顔合わせの色合いが強いとされており、ポンド相場への影響は限定的と見られます。
 
6/16に発表されたIMMポジション ブログ

6/16に発表されたIMMポジション

以下、ポイントです。

・円
50553枚ショートと、前週比4474枚減。内訳(図3)を見ると、ロングが5千枚近く減少しているも、ショートが1万枚の減少となっている。米FOMCを前にポジションを縮小した様子が窺える


図1:IMMポジションとドル/円相場(下記チャートのドル/円レートは外為どっとコムを基に、IMMポジションはCFTCを基に外為どっとコム総研作成)


図2:IMMポジション(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
通貨枚数前週比円50553枚ショート4474枚減ユーロ79053枚ロング5044枚増ポンド39441枚ショート2725枚増スイスフラン14460枚ショート2095枚減カナダドル88595枚ショート5906枚減豪ドル1511枚ショート1397枚増メキシコペソ95814枚ロング10993枚増ニュージーランドドル1595枚ロング3380枚増
図3:投機筋の円ポジションの内訳(CFTCを基に外為どっとコム総研作成)
 17/06/1617/06/09Long34,16039,736Short84,71394,763Net-50,553-55,027
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、16日に日足の一目均衡表や75日線が位置する111.40円台まで上昇するも伸び悩み。本日は111円ちょうどを挟んでもみ合っています。目先はこれらのチャートポイントを突破できるか注目です。もし超えられれば上値余地が拡大する公算です。

ただし、前営業日の足形が十字線であった上、その前日は実体が長めの陽線となっており、仮に本日実体が眺めの陰線が出ると「三川宵の明星」のようにも見えます。その場合は前述のチャートポイント突破失敗とあわせ、相場反落もあり得ます。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは6/19の10:56現在)

○上値目処について
冒頭で触れた111.40円台が、引き続き焦点です。同水準に日足の一目均衡表の基準線(111.319円)や75日線(111.431円)があり、上値を抑えそうです。それだけに突破できれば上値余地の拡大が予想され、目先はボリンジャーバンド+2シグマ(112.116円)に向けた一段高もあるでしょう。

○下値目処について、
20日線(110.672円)や200日線(110.652円)などが位置する110.60円台を割ると、目先は6日線(110.394円)に注目です。この水準で下げ止まらないようならば、ボリンジャーバンド-2シグマ(109.229円)に向けた下押しも考えられます。

○上値目処
111.319円(日足の一目均衡表の基準線)
111.394円(月足の一目均衡表の雲上限)
111.413円(6/16高値)
111.431円(75日線)
111.575円(週足の一目均衡表の転換線)
111.608円(5/17陰線実体部の1/3戻し)
111.819円(日足の一目均衡表の雲下限)
111.977円(5/17陰線実体部の1/2戻し)
112.116円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.205円(日足の一目均衡表の雲上限)
112.493円(26週線)
113.369円(週足の一目均衡表の基準線)
114.362円(5/11高値)

○下値目処
110.997円(13週線)
110.918円(1/3と3/10の高値を結ぶトレンドライン)
110.672円(20日線)
110.652円(200日線)
110.394円(6日線)
110.241円(週足の一目均衡表の雲上限)
110.235円(5/18安値)
110.100円(日足の一目均衡表の転換線)
109.924円(月足の一目均衡表の転換線)
109.511円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.229円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
109.116円(6/7安値)
109.059円(52週線)
108.787円(6/14安値)
108.134円(4/17安値)
ドル/円、転換線回復で雲が視野に ブログ

ドル/円、転換線回復で雲が視野に

ドル/円相場は今月に入りで軟調な推移が続いたが、昨日は足元で上値抵抗となっていた日足の一目均衡表の転換線を突破すると、本日朝に2週間ぶりに111円台を回復しました。これにより、下値模索の動きがいったん後退した可能性があります。


(上記ドル/円日足の外貨ネクストネオのチャートは6/16の11:54時点)

目先は、基準線(111.370円)や75日移動平均線(111.473円)が位置する111.40円前後を超えられるかが焦点となりそうです。もし突破できれば、雲(111.819-112.157円)に向けた一段高も見えてくるでしょう。
トルコリラ/円、試される政策スタンス ブログ

トルコリラ/円、試される政策スタンス

トルコ中銀は本日、金融政策の発表を行います。事前予想では政策金利の現状維持がコンセンサスとなっており、市場の関心はトルコ中銀の政策スタンスに集まっています。直近のインフレ率は11.72%と中銀目標上限(5%)を大きく上回るなど、トルコ経済がインフレ体質となる中、中銀は金融引き締めスタンスを継続する公算が大きいでしょう。

ただ、トルコ政府からの利下げ圧力が根強い点は懸念材料です。トルコ中銀は、4月にエルドアン大統領の権限強化を問う国民投票実施後に金融引き締め(後期流動性貸出金利の0.50%引き上げ)を行っていることから、本日の会合で利下げに動く可能性は小さいと見ます。とはいえ、大統領への配慮から金融緩和に少しでも前向きな姿勢を示すようならば、中銀の独立性が懸念されてトルコリラ売りが優勢となる事もありえます。
 
今日のテクニカル見通し:トルコリラ/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:トルコリラ/円

トルコリラ/円は、4月後半に窓を開けて上昇すると、13週線や26週線を突破。足元でゴールデンクロス目前となっています。もしクロスするようならば、2015年前半に下抜けてから一度も回復していない52週線突破を試す機運が高まりそうです。


(上記トルコリラ/円週足の外貨ネクストネオのチャートは6/15の11:36現在)


(上記トルコリラ/円日足の外貨ネクストネオのチャートは6/15の11:35現在)

○上値目処について
まずは、31.50円レベルを突破できるか注目です。この水準にはボリンジャーバンド+2シグマ(31.512円)や6/2高値(31.596円)があり、抵抗が予想されます。もし超えられれば、32円ちょうどが次のポイントです。同水準が5月の上伸局面で抵抗となった(5/16高値31.997円)ほか、すぐ下に200日線(31.871円)もあり、こちらも上値を抑えそうです。もし32円台に載せられるのならば、冒頭で触れた52週線(32.452円)が意識されると見ます。


○下値目処について
週足の一目均衡表の基準線(31.267円)のほか、75日線(30.838円)もあり、下値は堅そうとの印象です。チャート上の窓(4/21高値30.023円-4/24安値30.267円)が下値支持ゾーンとなっている事もあり、下押し局面入りに持ち込むためには、窓を埋める動きが欲しいところです。もし埋めるようならば、4/14に付けた過去最安値(28.853円)に向けて再び下押す事も考えられます。

○上値目処
31.511円(月足の一目均衡表の転換線)
31.512円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
31.596円(6/2高値)
31.664円(2/23高値)
31.871円(200日線)
31.997円(5/16高値)
32.452円(52週線)
33.028円(週足の一目均衡表の雲下限)
33.894円(16年12/8高値)
34.475円(4/14安値28.853円-2/23高値31.664円の下げ幅倍返し)

○下値目処
31.267円(週足の一目均衡表の基準線)
31.251円(6日線)
31.232円(20日線)
31.147円(日足の一目均衡表の転換線)
31.101円(日足の一目均衡表の基準線)
31.005円(26週線)
30.952円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
30.946円(日足の一目均衡表の雲の上限)
30.863円(13週線)
30.838円(75日線)
30.607円(週足の一目均衡表の転換線)
30.375円(日足の一目均衡表の雲の下限)
30.199円(3/27安値)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが広がる中、110円を挟んで小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/14(水)
17:00  ハンソン・エストニア中銀総裁、講演
17:00  バイトマン独連銀総裁、講演
17:30☆5月英雇用統計
18:00  4月ユーロ圏鉱工業生産
20:00  4月南アフリカ小売売上高
21:15  ビスコ・イタリア中銀総裁、講演
21:30☆5月米消費者物価指数
21:30☆5月米小売売上高
23:00  4月米企業在庫
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
26:30  リムシェービッチ・ラトビア中銀総裁、講演
27:00☆米FOMC政策金利発表
27:00☆米FOMC、経済・金利見通し発表
27:30☆イエレン米FRB議長、定例記者会見

6/15(木)
07:45☆1-3月期NZGDP
10:30☆5月豪雇用統計
※☆は特に注目の材料

本日は多数の経済イベントがありますが、最大の注目は米FOMCです。事前予想では0.25%の利上げがコンセンサスとなっています。今回はFOMCメンバーの経済・金利見通しの発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見も予定されています。3月FOMCで示された年3回の利上げ見通しに変更があるかや、5月のFOMC議事録で明らかとなったバランスシート縮小に関して言及があるかが、焦点です。