松田哲の「FX一刀両断!」

ボックス相場を下抜けして売りシグナル点灯 の米ドル/円は、下げ止まった雰囲気なし! ブログ

ボックス相場を下抜けして売りシグナル点灯 の米ドル/円は、下げ止まった雰囲気なし!

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

 2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
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ボックス相場を下抜けして売りシグナル点灯 の米ドル/円は、下げ止まった雰囲気なし!

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

 2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG ブログ

米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG

■ユーロ/円は月足でレジスタンスラインに従って下落した 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値を付けてから、下落に転じた。

 そして、月足チャートで見ると、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従って下落した、と考える。

 2012年11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。

 2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。

 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 高値150.00円近辺(149.75-80円水準)を付けるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。

 2015年1月15日(木)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。

 この時点(2015年1月15日の時点)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。

 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、

「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。

 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰している。それで、新たに、サポート・ライン「緑の破線」を表示した。

ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは、判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。

■2015年1月15日(木)の急落で下落トレンドに転換していた 2015年4月以降の値動きでは、ユーロ/円は126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。

 それで、上述のとおりに下落トレンドなのか否か、判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、サポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。

 つまり、ユーロ/円は2015年1月15日(木)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。

■126円を上抜け氏、再び上昇トレンドに転換した? 高値150.00円近辺(正確には、149.75-80円水準)から、大きく下落したので、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 トレンド転換(下落トレンドから上昇トレンドに転換)の可能性を考える必要がある。重要なチャート・ポイント126.00円を上に抜けたので、トレンド転換が起きた、と考える。

 126.00円を上に抜けて、大きく上昇したので、サポート・ライン「青の破線(太線)」を表示した。

 少し気が早いのだが、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を表示した。

 目先のユーロ/円は、137.50円近辺の高値から、大きく急落している。このまま下落すると、ユーロ/円は、サポート・ライン「青の破線(太線)」とレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」で、大きな三角保ち合い(ウェッジ)を形成している可能性がある。

 ただし、改めて、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を上に抜ける場合は、ユーロ/円が、上昇トレンドにあることを確認することになる。

 続いて、週足チャートをご覧いただき…
米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG ブログ

米国の保護貿易政策は今後のユーロ/円に 影響大!?安値更新の可能性あり、買いはNG

■ユーロ/円は月足でレジスタンスラインに従って下落した 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値を付けてから、下落に転じた。

 そして、月足チャートで見ると、レジスタンス・ライン「緑の破線」に従って下落した、と考える。

 2012年11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。

 2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。

 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 高値150.00円近辺(149.75-80円水準)を付けるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。

 2015年1月15日(木)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。

 この時点(2015年1月15日の時点)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。

 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、

「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。

 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰している。それで、新たに、サポート・ライン「緑の破線」を表示した。

ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは、判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。

■2015年1月15日(木)の急落で下落トレンドに転換していた 2015年4月以降の値動きでは、ユーロ/円は126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。

 それで、上述のとおりに下落トレンドなのか否か、判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、サポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。

 つまり、ユーロ/円は2015年1月15日(木)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。

■126円を上抜け氏、再び上昇トレンドに転換した? 高値150.00円近辺(正確には、149.75-80円水準)から、大きく下落したので、レジスタンス・ライン「緑の破線」を加筆した。

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、このレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 トレンド転換(下落トレンドから上昇トレンドに転換)の可能性を考える必要がある。重要なチャート・ポイント126.00円を上に抜けたので、トレンド転換が起きた、と考える。

 126.00円を上に抜けて、大きく上昇したので、サポート・ライン「青の破線(太線)」を表示した。

 少し気が早いのだが、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を表示した。

 目先のユーロ/円は、137.50円近辺の高値から、大きく急落している。このまま下落すると、ユーロ/円は、サポート・ライン「青の破線(太線)」とレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」で、大きな三角保ち合い(ウェッジ)を形成している可能性がある。

 ただし、改めて、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線(太線)」を上に抜ける場合は、ユーロ/円が、上昇トレンドにあることを確認することになる。

 続いて、週足チャートをご覧いただき…
ユーロ/米ドルは1.21ドル近辺が維持される なら、調整終了で上昇トレンドに復帰か ブログ

ユーロ/米ドルは1.21ドル近辺が維持される なら、調整終了で上昇トレンドに復帰か

■ユーロ/米ドルの月足チャートは「高値圏での乱高下」 今回はユーロ/米ドルの分析を行なう。まず、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは、0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から、1.6000ドル近辺まで大きく上昇している。

 1.6000ドル近辺の高値を付けて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで、大きく上下動を繰り返した。

 この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には、「高値圏での乱高下」と、判断している。

 いつもではないのだが(=必ずではないのだが)、一般的に、「高値圏での乱高下」は、「売りのシグナル」だ。

 つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(=下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測していた。

 このネック・ライン(=下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(=下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考える。

■チャート・ポイントの1.20ドルを割り込み「売りシグナル」 上述のように考えていたところ、1.2000ドルを割り込んだ。

 重要な節目(=チャート・ポイント)である1.2000ドルを割り込んだことで、「売りシグナル」を発した、と考える。

 相場を振り返る。2012年半ばころから、2014年半ばころまでの上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていた、と考える。

 ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず、「売りシグナル」を発した、と考える。 

■長期のサポートラインを割り込みさらなる「売りシグナル」 長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、この長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点で、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 中長期のチャート(この月足チャート)で判断するならば、「赤の破線」を割り込んで発せられたこの「売りシグナル」のターゲットは、「紫の破線」で表示した1.18ドル台の水平線と考える。

 月足チャートを見てのとおりに、上述のターゲット(1.18ドル台ミドル)は、達成した、と考える。

■ユーロ/米ドルの月足はウェッジを形成していた 長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。

 1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 2015年1月の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この1.18ドル台ミドルを割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.04ドル台ミドル(1.0460-65ドル水準)の安値を付けた。

 1.04ドル台からは、1.17ドル台に大きく反発(上昇)した。しかし、1.17ドル台からは、再び下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、1.17ドル台から1.05ドル台に下落したが、1.05ドル台から1.16ドル台にまで再度、上昇している。

 月足チャートに、1.04ドル台ミドルの水平線「ピンクの破線」を…
ユーロ/米ドルは1.21ドル近辺が維持される なら、調整終了で上昇トレンドに復帰か ブログ

ユーロ/米ドルは1.21ドル近辺が維持される なら、調整終了で上昇トレンドに復帰か

■ユーロ/米ドルの月足チャートは「高値圏での乱高下」 今回はユーロ/米ドルの分析を行なう。まず、月足チャートをご覧いただきたい。

ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートで見ると、ユーロ/米ドルは、0.8500ドル近辺(安値は、0.8200ドル近辺)から、1.6000ドル近辺まで大きく上昇している。

 1.6000ドル近辺の高値を付けて以降は、安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンで、大きく上下動を繰り返した。

 この「安値1.2000ドル程度-高値1.6000ドル程度のゾーンでの大きな上下動」は、個人的には、「高値圏での乱高下」と、判断している。

 いつもではないのだが(=必ずではないのだが)、一般的に、「高値圏での乱高下」は、「売りのシグナル」だ。

 つまり、この大きな上下動は、いずれネック・ライン(=下限)を下に割り込むことを示唆しているのだろう、と推測していた。

 このネック・ライン(=下限)は、1.2000ドル近辺のことで、ネック・ライン(=下限)を割り込む場合は、その後で、大きく下落する、と考える。

■チャート・ポイントの1.20ドルを割り込み「売りシグナル」 上述のように考えていたところ、1.2000ドルを割り込んだ。

 重要な節目(=チャート・ポイント)である1.2000ドルを割り込んだことで、「売りシグナル」を発した、と考える。

 相場を振り返る。2012年半ばころから、2014年半ばころまでの上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていた、と考える。

 ユーロ/米ドルは、このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ時点で、まず、「売りシグナル」を発した、と考える。 

■長期のサポートラインを割り込みさらなる「売りシグナル」 長期のサポート・ライン「赤の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、この長期のサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、その時点で、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 中長期のチャート(この月足チャート)で判断するならば、「赤の破線」を割り込んで発せられたこの「売りシグナル」のターゲットは、「紫の破線」で表示した1.18ドル台の水平線と考える。

 月足チャートを見てのとおりに、上述のターゲット(1.18ドル台ミドル)は、達成した、と考える。

■ユーロ/米ドルの月足はウェッジを形成していた 長期のレジスタンス・ライン「紫の破線」を表示した。

ユーロ/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2008年以降のユーロ/米ドルが、下落トレンド(下落傾向)にあることを示している、と考える。

 1.18ドル台に「紫の破線」で水平線を表示した。これらの2本の「紫の破線」に注目すると、ユーロ/米ドルは、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 2015年1月の値動きで、重要なチャート・ポイント1.2000ドルを割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 そして、1.18ドル台の水平線「紫の破線」を、割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。

 この1.18ドル台ミドルを割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは、1.04ドル台ミドル(1.0460-65ドル水準)の安値を付けた。

 1.04ドル台からは、1.17ドル台に大きく反発(上昇)した。しかし、1.17ドル台からは、再び下落に転じている。

 ユーロ/米ドルは、1.17ドル台から1.05ドル台に下落したが、1.05ドル台から1.16ドル台にまで再度、上昇している。

 月足チャートに、1.04ドル台ミドルの水平線「ピンクの破線」を…
上値でのドル/円の買い持ちは即損切りを! 米国の貿易摩擦問題は改めて大問題に!? ブログ

上値でのドル/円の買い持ちは即損切りを! 米国の貿易摩擦問題は改めて大問題に!?

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 いったん110円台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

 2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
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上値でのドル/円の買い持ちは即損切りを! 米国の貿易摩擦問題は改めて大問題に!?

■米ドル/円は2012年12月末まで2年以上ボックス相場だった 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけたが、その高値(103.85円)から、93円台にまで大きく急落した。

 93円台からは反転し、101円台へ大きく急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けたことで、さらに米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 いったん110円台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、2014年の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、それまでの最高値であった110円台前半を上に抜けて、大きく上昇した。

 この時の「日銀の追加緩和策」は、俗に「黒田バズーカ」と呼ばれる。

 この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、2015年5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角保ち合い「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。

 この「買いシグナル」に従い、2015年6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じ、「売りシグナル」点灯 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 120円台ミドルにまで急落したが、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角保ち合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

 この「売りシグナル」で、パニック気味に116円台前半まで急落したが、116円台前半からは反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 2015年11月6日(金)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 2015年12月15日(火)、16日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)の直前は、120円台程度だったが、FOMCで、米国の利上げ開始が発表されてからは、123円台をつけている。

 しかし、この年(2015年)の年末相場は、円高気味に推移し、2015年年末のクローズは、120.00円近辺だった。 

 2015年末の時点では、120.00円がサポート(チャート・ポイント)に…
主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明 ブログ

主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明

■ユーロ/円は英国国民投票を材料に急激に下落後、反発 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、日足チャートをご覧いただきたい。このチャートは2016年9月ころからなので表示されていないが、2016年6月23日(木)に実施された英国の国民投票の結果が、6月24日(金)の東京市場で報道された。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。

 ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。

 ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。

 ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。

 この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。

 ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「紫の破線」の上限は124.00円近辺、下限は118.00円近辺、と考える。

 ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。

 そして、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 ボックス相場のセオリーに従うならば、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した場合のターゲットは、112.00円近辺になる。

 しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。

 それで、「赤の破線(太線)」で示した、一回り大きいボックス相場を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。

 ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。

 しかし、115.00円割れ(114円台後半)から大きく上昇したので、サポート・ライン(1)「青の破線」を表示した。

 2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…
主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明 ブログ

主体性のないユーロ/円をどう判断する? 買いポジションはいったんストップが賢明

■ユーロ/円は英国国民投票を材料に急激に下落後、反発 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、日足チャートをご覧いただきたい。このチャートは2016年9月ころからなので表示されていないが、2016年6月23日(木)に実施された英国の国民投票の結果が、6月24日(金)の東京市場で報道された。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 英国民が、EU(欧州連合)からの離脱を選択したことから、「リスク回避(リスク・オフ)」の思惑が広がり、安全通貨とみなされる「円買い」になった。

 ユーロ/円は、パニック気味に大きく急落して110.00円も割り込み、109円台の安値を付けている。ただし、109円台からは、反発している。

 ユーロ/円は、安値圏でボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118.50円近辺、下限は109.00円近辺、と考える。ただし、便宜上この日足チャートでは、ボックス相場「ピンクの破線」の下限は110円台程度に表示している。

 ユーロ/円は、ボックス相場「ピンクの破線」の上限(118.50近辺)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■124円台の高値から下落し、一回り大きいボックス相場形成 ユーロ/円は、この「買いシグナル」に従い、124円台の高値を付けた。しかし、124円台の高値を付けてからのユーロ/円は垂れ下がって、重要なサポート(チャート・ポイント)だった120円台ミドル、そして120.00円を割り込んだ。

 この時点では、トレンド転換が起こっていない、つまり、下落トレンドのままである可能性が高くなった、と考えた。

 ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「紫の破線」の上限は124.00円近辺、下限は118.00円近辺、と考える。

 ユーロ/円は、下限の118.00円から123.00円近辺まで、いったん反発(上昇)したが、高値を更新することなく、再び下落した。

 そして、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 ボックス相場のセオリーに従うならば、このボックス相場「紫の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した場合のターゲットは、112.00円近辺になる。

 しかし、日足チャートを見てのとおりに、115.00円近辺を底値にして、大きく急反発(急上昇)している。

 それで、「赤の破線(太線)」で示した、一回り大きいボックス相場を形成した、と考える。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「赤の破線(太線)」の上限は126.00円近辺、下限は115.00円近辺、と考える。

 ユーロ/円は、118.00円近辺の「売りシグナル」に従い、115.00円割れ(114円台後半)に下落した。

 しかし、115.00円割れ(114円台後半)から大きく上昇したので、サポート・ライン(1)「青の破線」を表示した。

 2017年4月23日(日)のフランス大統領選挙が材料に…