金融緩和効果反転リスク、近い将来起きてもおかしくない=全銀協会長 News

金融緩和効果反転リスク、近い将来起きてもおかしくない=全銀協会長

[東京 16日 ロイター] - 全国銀行協会の平野信行会長(三菱UFJフィナンシャルグループ社長)は16日の定例会見で、日銀の黒田東彦総裁が指摘した金利を下げ過ぎると金融仲介機能に悪影響を与え、緩和効果が反転するリスクについて、「その状況が姿を見せつつある。近い将来起こってもおかしくない」との認識を示した。

焦点:日銀総裁が金融緩和限界論、さらなる利下げけん制の見方も News

焦点:日銀総裁が金融緩和限界論、さらなる利下げけん制の見方も

[東京 16日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁が、利下げによる金融緩和が金融機関の収益悪化を通じてかえって金融引き締め効果をもたらすとの議論に言及し、市場関係者の注目を集めている。さらなる追加緩和の効果は限定的として市場をけん制することが狙いとの見方が多いが、将来的な超低金利の調整を見据えた地ならしとの思惑も出ている。

スバル、無資格検査リコール費用は約200億円に 前回予想から倍増 News

スバル、無資格検査リコール費用は約200億円に 前回予想から倍増

[東京 16日 ロイター] - SUBARU(スバル)は16日、無資格者が新車出荷前の完成検査を行っていた問題に伴うリコール(回収・無償修理)関連費用が約200億円になる見通しと明らかにした。6日の中間決算時に公表した約100億円から倍増する。ただ、経理処理の時期などが確定しておらず、2018年3月期の連結業績予想は100億円を織り込んだままにし、現時点では修正しない。

米ドル/円、下落なら断続的に買い下がり! 112円半ば~112円割れは絶好の買い場に ブログ

米ドル/円、下落なら断続的に買い下がり! 112円半ば~112円割れは絶好の買い場に

■日経平均に相場の転換を示唆するローソク足が発生 日経平均は、9月からほぼ一方的な上昇トレンドに入り、2カ月あまりで4000円を超える上昇をしてきました。

 11月9日(木)の日中には大幅に上昇し、2万3000円台の大台を超えて、一時、2万3382.15円まで上昇したものの、後場に入ってからすぐに急落。

 結局、その日はかなり乱高下して、日足チャート上では、高値圏で上下に大きなヒゲをつけたローソク足が発生しました。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 通常、高値圏でこうした形が発生した場合、相場の転換を示唆するということが、よく言われています。

【参考記事】

●日経平均は2万3000円突破で過熱気味? ドル/円は日本株反落による調整に警戒!(11月9日、西原宏一)

 実際に、翌日10日(金)から日経平均は下落を続け、一時、2万2000円を割り込んで下落。本日、16日(木)の東京市場では、寄り付き直後に一時、2万1972.34円まで値を下げました。

 ここまでの動きは、外国人投資家の売りが、主たる下落要因だったようです。

■米ドル/円には日本の機関投資家による断続的な買い こうした株式市場での混乱を受けて、市場全体がリスクオフの形となり、米ドル相場も急落。

 米ドル/円も一時、112.485円まで、米ドル安・円高が進みました。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 対ユーロでも米ドル安となり、ユーロ/米ドルは一時、1.18606ドルまで上昇しました。

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

 その後の動きですが、米ドル/円に関しては、断続的に日本の機関投資家の米ドル買い注文が入っていたために、落ち着いた動きとなってきて、それに合わせるような形で、株式市場も落ち着きを見せています。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

 16日(木)の東京市場では、日経平均は安値を付けた後から買い戻しが入り、前日比で320円以上、上昇して引けています。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 私自身も、今回の乱高下の中で、少し気持ちが悪かったので、米ドル/円のロング(=買い)ポジションを、すべて決済してしまいました。

 さて、ここからの展開ですが…
ブレグジット交渉の合意「悲観せず」─欧州議会交渉官=独紙 News

ブレグジット交渉の合意「悲観せず」─欧州議会交渉官=独紙

[ベルリン 16日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り欧州議会の交渉責任者を務めるフェルホフスタット議員(元ベルギー首相)は、EUと英国が清算金や市民の権利など主要な課題を早期に解決する必要があると述べる一方、合意がまとまる可能性は十分あるとの認識を示した。

メキシコペソ/円、バンド押し下げで下押し再開か ブログ

メキシコペソ/円、バンド押し下げで下押し再開か

メキシコペソ/円は先月後半から概ね5.80円台後半?6.00円前後でレンジを形成していましたが、昨日は5.827円まで下落して約半年ぶりの安値水準を付けました。今月21日まで開催される北米自由貿易協定(NAFTA)の5回目の会合で、米・加・メキシコいずれの国も閣僚が参加しないことが明らかとなり、交渉停滞が懸念された事が重しとなっています。

日足チャート上でボリンジャーバンドを見ると、バンドの上下の幅が狭くなっているところでバンド下限を押し下げる陰線が出現しており、下落トレンドが再開した可能性があります。足下で下値支持となっている2016年11月安値?2017年7月高値の下げ幅38.2%押し水準(5.835円)を明確に割るようならば、週足の一目均衡表の雲(今週は5.487円-5.775円)に向けた一段安もあるでしょう。