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原油価格が底打ちの可能性、今年の需要の伸びは据え置き=IEA

[ロンドン 11日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は11日、原油価格が底を打った可能性があるとの見解を示した。米国と他の石油輸出国機構(OPEC)非加盟国の生産が急速に減少し始めているほか、イランの供給増加がそれほど大規模でないことが背景だとした。
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コラム:ドル100円割れのカギ握る米金融政策=上野泰也氏

[東京 11日] - 今年のドル円相場をどうみるかに関して市場参加者は、年初の時点で2つに分かれていた。昨年12月時点で米連邦公開市場委員会(FOMC)参加者が提示した見通しに沿って年内の米追加利上げが4回になると考えた円安派と、半年1回程度のスローペース(年内に2回以内)にとどまると考えた筆者を含む円高派だ。
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ドラギ・バズーカ失敗で黒田氏意気消沈!? 「中銀の裏に道あり」説、またまた的中!

■ドラギ・バズーカどころか、ドラギ・核爆弾炸裂! 昨日(3月10日)、「ドラギ・バズーカ」は炸裂した。ECB(欧州中央銀行)は主要3金利の利下げを実行し、QE(量的緩和策)規模と買い入れ範囲の拡大も同時に実施した。
 ここまで踏み込むと、いつもの「ドラギ・マジック」はもとより、「ドラギ・バズーカ」という言い方でも軽く感じるほどだ。緩和戦争の最終兵器、つまり核爆弾が持ち出されたという市場関係者がいるくらいである。
 この決定に反応し、ユーロは取りあえず暴落し、たった数分でユーロ/米ドルは120pipsの下落を記録、東京時間22時40分前後に1.0820ドルの安値に達した。ユーロの下落と相俟って、金は1236ドルの安値をつけ、ユーロ/円も100pipsを超える下落を記録した。
ユーロ/米ドル 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足) 
ユーロ/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 1時間足)
 ウォール街は総じてECBの利下げを想定していたものの、3つの金利(リファイナンス金利、上限金利の限界貸出金利、下限金利の中銀預金金利)の同時利下げをビッグサプライズととらえ、シティバンクは緊急ストラテジーを出し、ユーロ売りを推薦したほどだった。同ストラテジーは以下のとおりだった。
●1.0879ドル前後ショート、ターゲットは1.0400~1.0500ドル、ストップは1.1080ドル
 しかし、このストラテジーを見て、筆者は違和感を覚えた。
 なぜなら、ユーロは急落したものの、マーケットが本当にECB政策をもってユーロ売りを仕掛けるにしては、なお物足りないと感じていたからだ。
 また、少なくとも1.08ドルの節目を割らない限り、ユーロ安一辺倒とは言えず、また、実際、1.08ドルの節目はなかなか割れなかったから、言われるほどマーケットにはユーロの安値を追う勢いが感じられなかった。
 何しろ、1.08ドルの節目は心理的大台であるほか、マーケットのサポート密集エリアであるから、この節目を下回ることが先決条件であった。
■ドラギ氏の「余計」な一言で相場は大逆転! その上、筆者は今年(2016年)の為替の動向が中央銀行の思惑の逆に動く(2016年2月19日コラムをご参照)と考えているから、ドラギさんの会見で何らかのメッセージが発信され、相場の逆転をもたらすのでは…と期待していた。そのとおり、ドラギさんは期待を裏切らず、「余計」な一言で相場の大逆転を引き起こした。
【参考記事】
●2016年は「中銀の裏に道あり、花の山」。為替は中央銀行の思惑と逆に動く!(2016年2月19日、陳満咲杜)
 氏は「一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」と言い、日銀が導入している預金金利の階層構造の可能性も否定した。
ドラギ総裁の「一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」という余計な一言で、相場は大逆転した (C) Bloomberg
 これ受け、マーケットは一斉にユーロショートポジションを手仕舞い、今度は逆に壮大なショートポジションの踏み上げが見られた。状況は昨年(2015年)12月のECB会合後とそっくりであった。
 シティバンクさんのストラテジーが…
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MRF残高2月は10.07兆円、預金などに流出の可能性=投信協

[東京 11日 ロイター] - 投資信託協会が発表した2月末時点のマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の運用資産残高は前月比3285億円減の10兆0720億円となった。投信協によると、流出した資金は、銀行預金や他の金融商品に流れた可能性がある。国内株式の投信は4807億円の資金純増となり、株価低迷の局面で資金が入っていることも裏付けられた。