ユーロ/円は目先リバウンドしたものの、 引き続き118円近辺まで下落の可能性あり
■ユーロ/円は月足で上昇・下落トレンドを繰り返している 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートからご覧いただきたい。
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した一番右の中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
安値94.00円近辺からの上昇で、中長期のサポート・ライン「紫の破線」を表示した。
このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
詳しくは、後出の週足チャートをご覧いただきたい。
■2015年1月に下落トレンドに転換した可能性あり 昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
今年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。この月足チャートを見る限りでは、「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
しかし、1月15日(木)の時点は、スイス中央銀行(SNB)が、「ユーロ買い・スイスフラン売り介入」をやめたことによる混乱で、マーケット(外国為替市場)が、特殊な値動きをした可能性がある、と考えた。
1月15日(木)の時点では、明確な判断ができない、と考えた(時間が経過することで、判断ができるようになるだろう、と考えた)。
時間が経過してユーロ/円を考察すると、スイス中央銀行(SNB)の介入停止による影響は考えなくても良い、と判断する。
だから、通常どおりに(普通に、素直に)、ユーロ/円そのもので判断して良い、と考える。
つまり、サポート・ライン「赤の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
このサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考えると、ユーロ/円はトレンド転換した可能性がある。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、すでに「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
■週足ではボックス相場を上抜けして145円台まで上昇 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。下の週足チャートに、「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して高値145円台をつけている。
この高値(145円台)をつけてからの…
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した一番右の中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
安値94.00円近辺からの上昇で、中長期のサポート・ライン「紫の破線」を表示した。
このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
詳しくは、後出の週足チャートをご覧いただきたい。
■2015年1月に下落トレンドに転換した可能性あり 昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
今年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。この月足チャートを見る限りでは、「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
しかし、1月15日(木)の時点は、スイス中央銀行(SNB)が、「ユーロ買い・スイスフラン売り介入」をやめたことによる混乱で、マーケット(外国為替市場)が、特殊な値動きをした可能性がある、と考えた。
1月15日(木)の時点では、明確な判断ができない、と考えた(時間が経過することで、判断ができるようになるだろう、と考えた)。
時間が経過してユーロ/円を考察すると、スイス中央銀行(SNB)の介入停止による影響は考えなくても良い、と判断する。
だから、通常どおりに(普通に、素直に)、ユーロ/円そのもので判断して良い、と考える。
つまり、サポート・ライン「赤の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
このサポート・ライン「赤の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考えると、ユーロ/円はトレンド転換した可能性がある。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、すでに「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
■週足ではボックス相場を上抜けして145円台まで上昇 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。下の週足チャートに、「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して高値145円台をつけている。
この高値(145円台)をつけてからの…