秘伝チャート診断。 2015年7月の米ドル円急落ターゲット(0.1円の誤差はどこか間違いでしょうか?)、ethanさんからのお便り
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為替王様 ethanです。
毎日ブログを拝見して、勉強しています。
ブログの更新、ありがとうございます。
秘伝チャートについて、不明点があるので、
お時間が許す限り、回答していただければ、幸いです。
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秘伝チャートについて、不明点があるので、
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NZドルは1200pips急落! NZ中銀が さらに利下げする公算が濃厚な理由とは?
■キー首相がNZドルの下落スピードについてコメント みなさん、こんにちは。
当コラムで連続して取り上げているNZドルですが、7月20日(月)に特記すべきコメントがありました。
【参考記事】
●ハト派的な米FOMCで米ドル/円急反落!NZドル/円が80円割れ濃厚な理由とは?(6月18日、西原宏一)
●フランスがユーロ圏・EU離脱(Frexit)!? ユーロ/ドルが1000pips下落するとの予想も(6月25日、西原宏一)
それは、ニュージーランドのキー首相のコメント。
「NZドルは予想しているより早く下落した」
このコメントが発せられたのが、NZドル/米ドルの0.6500ドルレベル。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
以前、このコラムでご紹介したとおり、NZドル/米ドルの0.6500ドルというレベルは、2014年9月に、キー首相自らがターゲットとしたレベルです。
「ニュージーランドドル(NZドル)にとって、いわゆるゴルディロックス(景気が過熱しすぎず不況でもない、ほどよい状態)な水準は1NZドル=0.65米ドル前後だ」
【参考記事】
●ドル/円は110円到達でスピード調整入り。首相の口先介入で急落のNZドル、今後は?(2014年10月2日、西原宏一)
■NZドル/米ドルは2カ月半で1200pips急落 キー首相のコメントにより、今週(7月20日~)のNZドル/米ドルは調整局面入り。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
もっとも、NZドル/米ドルは、2015年4月下旬の0.77ドル台ミドルから、7月16日(木)の0.6497ドルまですでに急落しています。
つまり、わずか2カ月半で1200pips、米ドル/円で考えれば12円急落しているわけですので、キー首相がコメントしているように、下落のスピードが速すぎることは否めません。
NZドル/米ドル 日足(出所:米国FXCM)
自分が使用しているデマーク(※)のオシレーターも、7月16日(木)に「売られすぎ(over sold)」が点灯していたため、先週末(7月17日(金))には自分も含め、多くのトレーダーはNZドル/米ドル、NZドル/円をスクエアにしていました(これについては、7月16日(木)配信のメルマガ「ザイFX!×西原宏一 FXトレード戦略指令」を参照してください)。
(※編集部注:「デマーク」とはTDシーケンシャルなどのテクニカル指標を開発したトーマス・R・デマーク氏のこと)
【参考コンテンツ】
●「ザイFX!×西原宏一 FXトレード戦略指令」
マーケットがかなり、NZドルショートに傾いていたこともあり、NZドル/米ドルはいったん0.66ドル台ミドルまで反発。同様にNZドル/円も82円台ミドルまで上昇しました。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
NZドル/円 4時間足(出所:米国FXCM)
そして、キー首相のコメントを受け、さらに注目度が上がったのが本日(7月23日)早朝のRBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])からの金融政策発表でした。
7月23日(木)早朝のRBNZでは、政策金利を0.25%引き下げて…
当コラムで連続して取り上げているNZドルですが、7月20日(月)に特記すべきコメントがありました。
【参考記事】
●ハト派的な米FOMCで米ドル/円急反落!NZドル/円が80円割れ濃厚な理由とは?(6月18日、西原宏一)
●フランスがユーロ圏・EU離脱(Frexit)!? ユーロ/ドルが1000pips下落するとの予想も(6月25日、西原宏一)
それは、ニュージーランドのキー首相のコメント。
「NZドルは予想しているより早く下落した」
このコメントが発せられたのが、NZドル/米ドルの0.6500ドルレベル。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
以前、このコラムでご紹介したとおり、NZドル/米ドルの0.6500ドルというレベルは、2014年9月に、キー首相自らがターゲットとしたレベルです。
「ニュージーランドドル(NZドル)にとって、いわゆるゴルディロックス(景気が過熱しすぎず不況でもない、ほどよい状態)な水準は1NZドル=0.65米ドル前後だ」
【参考記事】
●ドル/円は110円到達でスピード調整入り。首相の口先介入で急落のNZドル、今後は?(2014年10月2日、西原宏一)
■NZドル/米ドルは2カ月半で1200pips急落 キー首相のコメントにより、今週(7月20日~)のNZドル/米ドルは調整局面入り。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
もっとも、NZドル/米ドルは、2015年4月下旬の0.77ドル台ミドルから、7月16日(木)の0.6497ドルまですでに急落しています。
つまり、わずか2カ月半で1200pips、米ドル/円で考えれば12円急落しているわけですので、キー首相がコメントしているように、下落のスピードが速すぎることは否めません。
NZドル/米ドル 日足(出所:米国FXCM)
自分が使用しているデマーク(※)のオシレーターも、7月16日(木)に「売られすぎ(over sold)」が点灯していたため、先週末(7月17日(金))には自分も含め、多くのトレーダーはNZドル/米ドル、NZドル/円をスクエアにしていました(これについては、7月16日(木)配信のメルマガ「ザイFX!×西原宏一 FXトレード戦略指令」を参照してください)。
(※編集部注:「デマーク」とはTDシーケンシャルなどのテクニカル指標を開発したトーマス・R・デマーク氏のこと)
【参考コンテンツ】
●「ザイFX!×西原宏一 FXトレード戦略指令」
マーケットがかなり、NZドルショートに傾いていたこともあり、NZドル/米ドルはいったん0.66ドル台ミドルまで反発。同様にNZドル/円も82円台ミドルまで上昇しました。
NZドル/米ドル 4時間足(出所:米国FXCM)
NZドル/円 4時間足(出所:米国FXCM)
そして、キー首相のコメントを受け、さらに注目度が上がったのが本日(7月23日)早朝のRBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])からの金融政策発表でした。
7月23日(木)早朝のRBNZでは、政策金利を0.25%引き下げて…
<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>ドル/円は黒田ライン124.63円を越えられず。</i> NZドルは利下げでなぜ、上昇したのか?
■米ドル/円は黒田ラインを上抜けることができなかった 前回のコラムでは、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言を紹介して、その発言が米ドル高要因になっているという内容を解説しました。
ただし、現在の市場環境を考えると、緩やかな動きとなるのではないかという予想をしました。
【参考記事】
●一方的な株高・円安になりにくいワケは?GPIFの株買い・円売りはまだ続くのか?(7月16日、今井雅人)
その後の動きを見てみましょう。
米ドル/円は、124円台半ばまで上昇しましたが、結局そこで力尽きて、その後は、124円を挟んでのレンジ相場になっています。
今、市場の中で意識されている、いわゆる黒田ライン(6月10日の高値124.63円)という水準を結局は、上に抜けることができませんでした。
【参考記事】
●本音ポロリ!? 黒田総裁発言の真意とは?一時的な影響で再びドル高・円安に戻るか(6月11日、今井雅人)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
この間の機関投資家の動きを見てみると、やはり上がっていくところはじっと我慢して、反落したところで買うというパターンを繰り返しています。
現時点では、123円台半ばあたりでの買い注文が多いようです。
■ユーロ/米ドルは短期ポジション積み上がり、すぐに反転… ユーロ/米ドルですが、こちらは、1.12ドル台からの下落をさらに追いかけていこうという動きが見られ、一時期は、1.0800ドルを下抜くような動きを短期の投機筋が活発に行っていたようです。
しかし、結局、下抜けさせることに失敗してしまうと、逆に短期的なショートポジションが積み上がってしまい、その反動でユーロ/米ドルは反転。
今度は、なかなか下がらなくなっています。
ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
市場全体のエネルギーがあまり大きくない状況なので、どちらかに相場が一定程度動くと、すぐ短期的なポジションが積み上がってしまい、反転してしまうという流れに、現在はなっているようです。
じれったい相場展開となってしまっていますが、それも相場であるので、割り切ってつきあうしかないと思っています。
大きく狙わないで、ていねいに取引をする時期と考えてほしいです。また良い相場が、いずれやってきます。
その他で注目する動きとしては…
ただし、現在の市場環境を考えると、緩やかな動きとなるのではないかという予想をしました。
【参考記事】
●一方的な株高・円安になりにくいワケは?GPIFの株買い・円売りはまだ続くのか?(7月16日、今井雅人)
その後の動きを見てみましょう。
米ドル/円は、124円台半ばまで上昇しましたが、結局そこで力尽きて、その後は、124円を挟んでのレンジ相場になっています。
今、市場の中で意識されている、いわゆる黒田ライン(6月10日の高値124.63円)という水準を結局は、上に抜けることができませんでした。
【参考記事】
●本音ポロリ!? 黒田総裁発言の真意とは?一時的な影響で再びドル高・円安に戻るか(6月11日、今井雅人)
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
この間の機関投資家の動きを見てみると、やはり上がっていくところはじっと我慢して、反落したところで買うというパターンを繰り返しています。
現時点では、123円台半ばあたりでの買い注文が多いようです。
■ユーロ/米ドルは短期ポジション積み上がり、すぐに反転… ユーロ/米ドルですが、こちらは、1.12ドル台からの下落をさらに追いかけていこうという動きが見られ、一時期は、1.0800ドルを下抜くような動きを短期の投機筋が活発に行っていたようです。
しかし、結局、下抜けさせることに失敗してしまうと、逆に短期的なショートポジションが積み上がってしまい、その反動でユーロ/米ドルは反転。
今度は、なかなか下がらなくなっています。
ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
市場全体のエネルギーがあまり大きくない状況なので、どちらかに相場が一定程度動くと、すぐ短期的なポジションが積み上がってしまい、反転してしまうという流れに、現在はなっているようです。
じれったい相場展開となってしまっていますが、それも相場であるので、割り切ってつきあうしかないと思っています。
大きく狙わないで、ていねいに取引をする時期と考えてほしいです。また良い相場が、いずれやってきます。
その他で注目する動きとしては…
中国が株式市場に対して非常手段を取っていますが、いつぐらいまで続けれるものでしょうか?(oooさんからご質問)
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為替王様
oooと申します。いつも参考にさせて頂いています。
早速ですが下記について教えてください。
中国が株式市場に対して非常手段を取っていますが、
いつぐらいまで続けれるものでしょうか?
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為替王様
oooと申します。いつも参考にさせて頂いています。
早速ですが下記について教えてください。
中国が株式市場に対して非常手段を取っていますが、
いつぐらいまで続けれるものでしょうか?
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月々5万円ずつ増えているトルコリラ円のトラリピ資産運用法
トルコリラ円のトラリピ運用法で、ほったらかしで
毎月平均5万円以上ずつ口座残高が増えています。
月々5万円も副収入があれば、かなり生活がラクになりますし、
老後に年金がカットされたときの備えとしても安心できます。
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目先は89円近辺がサポートの豪ドル/円、 割り込むと86円まで下落の可能性も!
■豪ドル/円は月足でボックス相場を形成中 今回は豪ドル/円の分析を行なう。まずは、月足チャートをご覧いただきたい。
月足チャートを見ると、右端のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値をつけているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、今のところ、102円台後半の高値をつけている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成中と考える。
現在の豪ドル/円は、このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えている。
■直近の下落ターゲットは86円近辺か 直近の値動きで、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ、と考える。
「売りシグナル」を発した、と考える。
目先の相場は反発しているが、すでに「売りシグナル」が発せられた、と考える。
しかし、まだボックス相場「赤の破線」の内側での値動きだ。
右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」のターゲットは、このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)と考える。
■最近の動きは2007年、2008年ごろの値動きに似ている 参考に、2007年、2008年ころの値動きに「ピンクの破線」でボックス相場を表示した。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
そして、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発した。
最近の値動きが、この頃に似ている、と感じている。つまり、時間が経過すると、現在のボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えている。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。
しかし、すでにターゲットを達成した可能性があることに留意する必要がある。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40-50円)程度だ。
ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■105円台から下落後、再びボックス相場を形成 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも、同じように、「赤の破線」で表示した。
何度も繰り返しになるが、現在は、「赤の破線」で示した大きなボックス相場を形成中であり、このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えている。
直近の値動きで、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートのコメントで、すでに述べたとおりに、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」のターゲットは、このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)と考える。
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込む場合は、新たな「売りシグナル」となる。
しかし、今の時点で、「86.00円近辺を下に抜けるか、否か」を考える必要はないだろう。
予想外に、猛烈なスピードで下落する場合は、考える必要が出てくる。
中国経済に関する材料(上海株の急落を含む)で、「豪ドル売り」となる場合、あるいは、原油価格に関する材料で、資源国通貨がターゲットになり、「豪ドル売り」となる場合には、予想外のスピードでの急落の可能性があり得る、と考える。
次に、日足チャートをご覧いただき…
月足チャートを見ると、右端のサポート・ライン「緑の破線」に沿った上昇が続いた結果、「紫の破線」で示した「下値72円-上値90円のボックス相場」を上に抜けて、「買いシグナル」を点灯させて上昇したことがわかる。
豪ドル/円 月足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
この「買いシグナル」で、豪ドル/円は、105円台の高値をつけているが、105円台から86円台にまで大きく急落している。
86円台からは、再び大きく反発(上昇)して、今のところ、102円台後半の高値をつけている。
俯瞰すると、豪ドル/円は、「赤の破線」で示したボックス相場を形成中と考える。
現在の豪ドル/円は、このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えている。
■直近の下落ターゲットは86円近辺か 直近の値動きで、右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んだ、と考える。
「売りシグナル」を発した、と考える。
目先の相場は反発しているが、すでに「売りシグナル」が発せられた、と考える。
しかし、まだボックス相場「赤の破線」の内側での値動きだ。
右端のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」のターゲットは、このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)と考える。
■最近の動きは2007年、2008年ごろの値動きに似ている 参考に、2007年、2008年ころの値動きに「ピンクの破線」でボックス相場を表示した。
豪ドル/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
この頃は、ボックス相場「ピンクの破線」の内側で、サポート・ライン「緑の破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を何回か発したのだが、その都度、反発(上昇)している。
そして、最終的には、ボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、明確な「売りシグナル」を発した。
最近の値動きが、この頃に似ている、と感じている。つまり、時間が経過すると、現在のボックス相場「赤の破線」を割り込むことで明確な「売りシグナル」を発することになるのではないか、と考えている。
■週足では2009年半ばから2012年までボックス相場 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。豪ドル/円は2009年半ばから2012年までの期間、「緑の破線」で示した「下値72円-上値90円の18円幅のボックス相場」を作った。
豪ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
2013年の初めに、このボックス相場を上に抜けたことで「買いシグナル」を発して、上昇を始めた。
ボックス相場のセオリーに従うならば、ボックス相場上抜けの場合は、上限からボックス相場の値幅分上昇したところがターゲットになる。
このケースでは、上限が90.00円、ボックス相場の値幅が18円だから、ターゲットは、108円になる。
しかし、すでにターゲットを達成した可能性があることに留意する必要がある。
この時点での高値は、105円台半ば(105.40-50円)程度だ。
ターゲットは108円程度なので、まだ2円ほど余地がある、と考える人もいることだろう。
しかし、チャート分析でのターゲットは、そのような厳密なものではなく、「だいたいこのくらい」といった「いいかげんなもの、大まかなもの」だ。
■105円台から下落後、再びボックス相場を形成 豪ドル/円は105円台の高値から下落に転じ、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
豪ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)
そして、ボックス相場「紫の破線」の上限を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに表示したボックス相場「赤の破線」を、週足チャートにも、同じように、「赤の破線」で表示した。
何度も繰り返しになるが、現在は、「赤の破線」で示した大きなボックス相場を形成中であり、このボックス相場「赤の破線」に注目するべき、と考えている。
直近の値動きで、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで、「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートのコメントで、すでに述べたとおりに、サポート・ライン「青の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」のターゲットは、このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)と考える。
このボックス相場「赤の破線」の下限(86.00円近辺)を割り込む場合は、新たな「売りシグナル」となる。
しかし、今の時点で、「86.00円近辺を下に抜けるか、否か」を考える必要はないだろう。
予想外に、猛烈なスピードで下落する場合は、考える必要が出てくる。
中国経済に関する材料(上海株の急落を含む)で、「豪ドル売り」となる場合、あるいは、原油価格に関する材料で、資源国通貨がターゲットになり、「豪ドル売り」となる場合には、予想外のスピードでの急落の可能性があり得る、と考える。
次に、日足チャートをご覧いただき…
南アフリカ、利上げ? 5年ぶりの高金利6%回復なるか?!
高金利で人気のFX南アフリカランド投資。
長らく政策金利5%台で、物足りないと感じていた方も多かったでしょう。
もしかすると今週、金利6%が復活するかもしれません。
長らく政策金利5%台で、物足りないと感じていた方も多かったでしょう。
もしかすると今週、金利6%が復活するかもしれません。