コラム:ECBのユーロ安誘導、12月に加速か=唐鎌大輔氏 News

コラム:ECBのユーロ安誘導、12月に加速か=唐鎌大輔氏

[東京 11日] - 10月の米雇用統計の上振れを受けて、連邦準備理事会(FRB)による12月の利上げが確実視される中、ドル高が勢いを盛り返している。これと対をなす動きとしてユーロ相場の軟化が著しいが、その背景には米利上げ観測だけでなく、10月22日の欧州中央銀行(ECB)理事会での緩和予告もある。

ABインベブ、SABミラー合弁会社株を120億ドルで売却へ News

ABインベブ、SABミラー合弁会社株を120億ドルで売却へ

[ブリュッセル 11日 ロイター] - ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は、英SABミラーへの買収提案に伴い、同社と米ビール大手モルソン・クアーズ・ブリューイングとの合弁事業「ミラークアーズ」の株式のうちSABミラー保有分をモルソンに売却することで合意した。

ビジネスは全体として回復基調、通期計画維持=日本マクドナルド News

ビジネスは全体として回復基調、通期計画維持=日本マクドナルド

[東京 11日 ロイター] - 日本マクドナルドホールディングス の増田雄高・財務本部上席部長は11日の決算会見で「ビジネスは全体として回復基調にある」との見方を示した。一部の戦略的閉店は来年にずれ込むものの、4月に発表した経営再建策「ビジネスリカバリープラン」は順調に進ちょくしているという。

三菱・みずほ傘下銀、郵政株1600億円を販売 「貯蓄から投資」期待 News

三菱・みずほ傘下銀、郵政株1600億円を販売 「貯蓄から投資」期待

[東京 11日 ロイター] - 日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の郵政3社上場で、三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャルグループの大手金融グループ2社が、傘下銀行を通じて郵政3社株を計1600億円販売したことがわかった。銀行預金に滞留するマネーが郵政上場をきっかけに動き始めれば、「貯蓄から投資」の動きに弾みがつきそうだ。

米国12月利上げを見越してドル/円上昇、 利上げ幅が0.25%なら予想されることは? ブログ

米国12月利上げを見越してドル/円上昇、 利上げ幅が0.25%なら予想されることは?

■米ドル/円は週足でダブルボトムを完成し、上昇 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まず、週足チャートをご覧いただきたい。

 週足チャートには、「75.00円-86.00円のボックス相場」を、「赤の破線」で表示している。 

米ドル/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 下限は、歴史的最安値の75.32円と断定することもできるので、「75.32円-86.00円のボックス相場」と考えてもOKだ。

 2010年半ばから2012年12月末まで2年以上にわたり、このボックス相場が続いた。このボックス相場の上限86.00円を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 その形状を見ると、ダブル・ボトムを完成した、と考える。

■ウェッジを2つ上抜けして、さらに上昇  米ドル/円は、急上昇して、103円台後半の高値をつけるが、その高値(103.85円)から、93円台にまで急落した。

 93円台からは反転し、101円台に急上昇している。

 この乱高下で、「緑の破線」で示したように、「三角保ち合い(ウェッジ)」を作った。そして、この「三角保ち合い(ウェッジ)」「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。  

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このウェッジ「緑の破線」を上に抜けたことで発せられた「買いシグナル」に従い、米ドル/円は、大きく上昇した。

 103円台後半の高値を更新した時点で、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。 

 この「買いシグナル」に従い、この時点では105円台ミドルをつけている。 

 しかし、105円台ミドルの高値をつけてから、調整局面に入り、米ドル/円は、100円台後半にまで下落した。ただし、100円台後半は、底堅く推移した。

 いったん、100円台にまで下落した後の米ドル/円は、102円台ミドル程度を中心レートにした「保ち合い」に推移している。

 結果的に、米ドル/円は、「ピンクの破線」で示した新たな「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成した、と考える。

 この三角保ち合い(ウェッジ)「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

■2014年10月31日の日銀追加緩和で急騰 そして、従来の高値であった105円台ミドルを上に抜けた。高値を更新したことで、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 この「買いシグナル」に従い、米ドル/円は上昇して、110円台に乗せた。

 いったん110円台に乗せた後で、米ドル/円は105円台に急落している。110円台から105円台への急落は、「調整の下落」だった、と考える。

 105円台からは反転して上昇気味だったが、昨年(2014年)の10月31日(金)に、「日銀の追加緩和策」が発表されると、従来の高値110円台前半を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。 

 この「買いシグナル」に従い大きく上昇して、この時点では121円台後半の高値をつけている(この時の高値は、121.80-85円水準)。

■さらに新たなウェッジを形成し、買いシグナル点灯 121円台後半の高値を付けてからの米ドル/円は、「紫の破線」で示したように、新たな三角保ち合い(ウェッジ)を形成した、と考える。

 そして、5月下旬に、高値(122.00円近辺)を明確に更新した時点で、三角持合い(ウェッジ)「紫の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発したと考える。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 2015年3月の高値は、122.00円近辺なので、前回(2014年12月)の高値「121.80-85円水準」を上に抜けたのだが、高値を更 新しても急騰しなかったので、この時点では三角保ち合い「紫の破線」の上限(122.00円近辺)が持続されている、つまり、「買いシグナル」ではない、 と考えた。

 この時点(2015年3月の時点)では、122.20-25円水準を上に抜ける場合が「買いシグナル」になるのだろう、と考えていた。

 5月下旬に、122.00円を明確に上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、6月初旬に、高値125.80-85円レベルをつけている。

■最高値更新後は下落に転じる 125円台をつけて最高値を更新した後の米ドル/円は、下落に転じている。 

米ドル/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 122.00円近辺が上昇の過程でチャート・ポイント(レジスタンス)だったので、122.00円近辺がチャート・ポイント(サポート)になるのか注意深く見ていたが、122.00円を割り込み、120円台ミドルにまで急落した。

 しかし、120円台ミドルから反発して125円台を回復し、三角持合い(ウェッジ)「紫の破線」のサポート・ラインに支えられている状態だった。

 ただし、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込む場合は、「売りシグナル」なので、要注意だと考えていた。

 上述のように考えていたところ、このサポート・ライン「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した。

  この「売りシグナル」で、116円台前半まで急落したが、116円台前半から反発急騰して、121円台を回復した。

 しかし、その後は、120.00円程度を中心レートに、上下動を繰り返した。

 先週末(11月6日)の米国雇用統計をきっかけに、米ドル/円は、121円台から123円台に急上昇している。

 続いて、別のラインを描いた…