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アングル:ユーロ圏国債ヘッジファンド引受増加、突然の売りも

[ロンドン 21日 ロイター] - ユーロ圏諸国の国債引き受け先として、ヘッジファンドの割合が増加しつつある。銀行がバランスシート面の制約からかつてほどの規模を引き受けられなくなったことで、いくつかの国が新発債消化のためにヘッジファンドに依存するようになったことがデータや政府関係者、銀行関係者などへの取材で判明した。
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コラム:TPP米離脱で中国が負うアジア自由貿易推進の使命

[香港 21日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米国は自ら音頭を取ってきた環太平洋連携協定(TPP)から離脱する様相となった。これに幻滅したアジア各国の指導者は「中国主導」の代替案が打ち出されるのを待ち構えているが、当の中国政府は新たな多国間貿易協定の枠組み構築で主導的役割を果たしたくないと表明した。
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コラム:米大手行、資本上乗せ規制への認識に甘さ

[ロンドン 21日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 世界20カ国・地域(G20)の金融当局で構成する金融安定理事会(FSB)は、金融システム上重要で資本上乗せが義務付けられる銀行30行の最新リストを公表したが、ここからは米大手行がリスク抑制の世界的な取り組みが自らに及ぼす影響を甘く見ている姿勢が読み取れる。
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日銀総裁、「トランプ円安」による物価押し上げ効果に慎重

[東京 22日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は22日の参院財政金融委員会で、米大統領選を受けた「トランプ相場」で進む円安について「現在の為替レートは年初とあまり変わらない」とし、急激な通貨安で物価見通しを引き上げた「英中銀とは状況が違う」と指摘。現在マイナス圏で推移する物価の上昇ペースが、足元の円安により急激に加速することはないとの見解を示した。
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「人事を尽くして天命を制す」 それがFX勝者の王道

物事には成功の王道と呼ばれるものが必ずあります。FXでも、それは同じことです。王道とは、着実に実力を積み上げて成功へと続く道と言い換えられます。王道を進むことで、失敗しても大崩れはしないという安定したFX運用も可能になる。私はそう考えています。私の信じるFXの王道について今回は書かせて頂きます。。
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日銀の「指値オペ」、その真の意味とは? ユーロ/米ドルは超長期サポート割れ寸前

■米ドル/円急騰を演出した2つの要因とは? みなさん、こんにちは。
 先週(11月14日~)109円台後半まで急騰した米ドル/円ですが、さすがに一服感が出て、一時108円台まで反落。
 しかし、十分な時間調整もなく、米ドル/円は一気に節目の110円台を回復。
 11月21日(月)早朝のシドニー市場では、111.00円のバリアオプション(※)もあっさり上抜け、一時111.18円まで急騰しました。
(※編集部注:オプションには「バニラ」と「エキゾチック」の2種類がある。上記の「バリアオプション」は、エキゾチックオプションのひとつで、権利行使価格に一度でも到達してしまえば、そのオプションは消えてしまうというような特殊なルールが加えられているもの)
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
 本稿執筆時点でも、米ドル/円は110円台を維持しており、110円台後半で推移。
 この米ドル/円急騰を演出したのが、トランポノミクス(※)に加え、日銀の指値オペ。
(※編集部注:「トランポノミクス」とは、次期米大統領のドナルド・トランプ氏とエコノミクス(経済学)を合わせた造語で、トランプ氏が掲げる経済政策のこと)
■日銀が実施した「指値オペ」、その真の意味とは? では、指値オペとはなにか?
「指値オペ」は日銀が適当と判断するイールドカーブから離れた水準に金利が動いたときに、日銀が指定する利回りで国債を無制限に買う措置。
9月に国債買い入れの目安として短期金利をマイナス0.1%、長期(10年債)金利をゼロ%程度で維持する「イールドカーブ・コントロール」政策を決めた際に導入された。
出所:ロイター
 「指値オペ」という説明だと、政策の意味合いがうまく伝わりませんが、ウォール・ストリート・ジャーナルのヘッドラインでは、「Buy Unlimited JGBs at Fixed Rates」となっています。
【参考記事】
●2週間で10円上げたドル/円、111円到達! “買い遅れ涙目”は多い。下げたら買い!(11月20日、西原宏一&大橋ひろこ)
 バイ・アンリミテッド、つまり、「無制限の買い」という意味合いとなり、こちらのほうがわかりやすくマーケットに与えるインパクトは大。
 ともあれ、これは9月の日銀決定会合時に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」で導入された新型オペ。
【参考記事】
●マイナス金利の深堀りはなく相場乱高下! 日銀は金融政策の何を変更したのか?
 ただ、9月に日銀がイールドカーブ・コントロールやオーバーシュート型コミットメントを発表したときは、多くのエコノミストから「テーパリングである」との批判的な論調が目立ち、多くの参加者が円高予測に傾斜。
 しかし、当コラムで何度かご紹介させていただいたように、日銀の決定に関する欧米勢の理解は「テーパリング」ではなく、日銀の追加緩和。
 つまり、円安要因。
【参考記事】
●日銀決定はテーパリングへの道? それともヘリマネ? 米ドル/円は底固め後、反発へ(9月29日、西原宏一)
 日銀の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策に対する欧米勢の見方は、前FRB(米連邦準備制度理事会) 議長のバーナンキ氏やサマーズ氏などが「ヘリマネ」に近いと当初から指摘していました。
 彼らのコメントは以下のコラムを参照してください。
【参考記事】
●日銀決定は実質ヘリマネとの見方ジワリ。異様に底堅いドル/円の100円台は買いか(10月3日、西原宏一)
●日銀会合への市場の評価は真っ二つ! 米ドル/円はこのまま反発しそうな感じも…(9月26日、西原宏一)
 結果、トランポノミクスが誘引する米ドル高に加え、日銀の「アンリミテッド」な追加緩和が加わり、米ドル/円は一気に111円台まで暴騰したわけです。
■本邦機関投資家は米ドル/円急騰にあわてる これにあわてたのが、本邦機関投資家。
 10月に入り、彼らは米ドル/円が100~102円台でM&Aに伴う米ドル買いを一部持ち込んでいたのですが、「トランプリスク」の報道が目立つようになり、米ドル買いをいったん見送り。
 そして、迎えた米大統領選挙。
 選挙結果はトランプ大統領の誕生というサプライズなものとなり、彼らが懸念(期待?)したとおり、米ドル/円では101.20円までの円高相場が訪れたのですが、円高局面は1日ももたず…。
 待ち構えていた米系投資家の米ドル買いにより、逆に米ドル/円は110円台まで暴騰しました。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
 結果として100円レベルという米ドル買いの機会を逸した彼らからの米ドル買い注文は「押し目待ち」という展開となり、米ドル/円の下落余地はさらに限定的。
 次の米ドル/円のレジスタンスは5月30日(土)につけた…