期末前で様子見している人が多い

期末前ということもあり、様子見している人も多いようです。ドル円は111.53円まで上がりましたが、「トランプ大統領が為替操作国へのペナルティを模索」という報道で110.98円まで急落。しかし、それは「ナバロ氏の考えを反映しての観測記事」だったということで、111円前半で推移。期末前で閑散としていますが、唯一動いているのがポンドで、ポンドドルは1.2523ドルまで上昇。明日は期末です。早いもので、今年も4分の1が過ぎたこ
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利上げでも米ドル安の衝撃。自慢はするが トランプ政権は結局、何も前に進んでいない

■2カ月経っても前に進んでいないトランプ政権 トランプ政権が誕生して2カ月以上が経過しました。この間のトランプ政権はどうであったでしょうか?
 まず、イスラム諸国からの入国を制限した大統領令は、2度にわたり裁判所からNOを突きつけられました。今度、トランプ米大統領がどう対応するのか、まったくわからない状態になっています。
 次に、オバマケア(医療保険制度改革)の廃止と代替法案。これも、先週末、3月24日(金)に米下院で法案の採決が予定されていたにもかかわらず、土壇場になって一部共和党保守派の反対で可決に必要な票がまとめきれずに、採決自体を中止して頓挫しています。
 来週(4月3日~)、再チャレンジがあるようですが、予断を許さない状況です。
トランプ政権誕生から2カ月が経過。イスラム諸国からの入国を制限する大統領令は裁判所に差し止めされ、オバマケア代替法案の採決は撤回される事態に… (C)Chip Somodevilla/Getty images
【参考記事】
●トランプ政権への不安がドル/円の重し!? たとえ戻りがあっても、頭は重くなりそう(3月23日、今井雅人)
 トランプ米大統領は、過去のどの大統領よりも迅速な行動をしていると自慢していますが、結局、何も前に進んでいません。
■大規模なインフラ整備や減税も具体的な形見えず… さらには、市場がもっとも期待していた、大規模なインフラ整備や減税。これも、まったく具体的な形がいまだに見えてきていません。
 外交的にはG20(20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)の場で、反保護主義の文言などを削除させましたが、これもトランプ政権のわがままと否定的に捉えられています。
 結局のところ、まだ何もうまくいっていないどころか、混乱させているだけという状況になってしまっています。
 さらに言えば、為替政策についても、まったく発信がありません。おそらく、頭の中の整理ができていないのでありましょう。
【参考記事】
●「本当にやるの!?」 トランプ氏に市場困惑! 日米首脳会談で、まともな理屈は通じるか(2月2日、今井雅人)
●日米首脳会談最大の注目は為替の議論があるかないか。米ドル/円は110円まで下落も(2月9日、今井雅人)
 こういう状況を反映して、米ドル相場は…
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トランポノミクス失速でさらなる米ドル安も。 新年度入りで本邦勢がどう動くかがカギに

■FOMC後のドル安進行継続。ドル/円は110円割れ目前へ みなさん、こんにちは。
 前回、前々回と当コラムでご紹介させていただいたように、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の米ドル安は今週(3月27日~)も進行。
【参考記事】
●FOMC後の米ドル下落は想定どおり。ドル/円は113円台へ下落。上値は重いか…(3月16日、西原宏一)
●米利上げ後の米ドル安継続、米ドル/円は110円割れへ。下値模索はなぜまだ続く?(3月23日、西原宏一)
 米ドル/円は一時、110.11円と110円割れ目前まで急落しています。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
 しかし、110円台前半は本邦機関投資家の期末を控えての米ドル買い注文が厚く、下げ止まり。
 本稿執筆時点での米ドル/円は111円台を回復し、111.25円で推移しています。
■値幅的、日柄的にドル/円はいったん調整の保ち合い入り 以下は米ドル/円の日足チャートです。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
 トランプラリーの起点となる、2016年11月9日(水)安値が101.20円、そして、同年12月15日(木)高値が118.66円。その50%戻しが109.93円となります。
 今週(3月27日~)の米ドル/円の安値が110.11円。
 本日は3月30日(木)ということで、期末が目前に迫っています。
 結果として、3月15日(水)のFOMCでの利上げをきっかけとした米ドル/円の下落トレンドですが、
(1)値幅的には50%戻し(=109.93円、実際の相場は110.11円)
(2)日柄的には本邦の期末という節目
 というように、値幅的にも、日柄的にもいったん調整の保ち合いに入ったといえます。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■トランプ米大統領の求心力低下で、市場のセンチメント悪化 ただ、米ドル/円が本格的に上昇トレンドに回帰するのはまだ時間がかかりそうです。
 それは、米国でのヘルスケア法案に関する混乱。
【参考記事】
●FOMCきっかけの米ドル安はまだ続く…。市場は英ポンド安期待も、もう少し買い継続(3月27日、西原宏一&大橋ひろこ)
 3月中旬ごろから、ヘルスケア法案の採決が遅れる可能性をマーケットが懸念し始め、NYダウは反落へ。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
 その懸念は3月24日(金)に現実となり、ヘルスケア法案の採決は中止されました。
米下院共和党は24日、トランプ大統領の指示を受けて医療保険制度改革法(オバマケア)代替法案の採決を中止した。大統領は前日、議席を失いたくないなら法案を支持せよと共和党議員に迫っていたが、最新の法案に反対する共和党議員の数は減るどころか増えていた。
共和党首脳部の側近によると、ライアン下院議長は採決予定時刻の間際にトランプ大統領から電話で要請を受け、採決中止とした。
出所:Bloomberg
 トランポノミクスに対するリスクは、トランプ政権及び共和党の目指す経済政策の実行が遅れてしまうことといわれていましたが、それが現実のものとなります。
 トランプ大統領が「次は税制改革だ!」とコメントしたように、焦点が税制改革に移行することを評価しているマーケット参加者もいますが、トランプ大統領の求心力低下は、マーケットのセンチメントを悪化させています。
ヘルスケア法案の採決中止を受けて「次は税制改革だ!」とトランプ大統領はコメント。これを評価する市場関係者もいるが… (C)Chip Somodevilla/Getty images
 NYダウは3月1日(水)の2万1169ドルを高値に調整局面入り。
 呼応して、米国債利回りも調整で低下気味となっています。
米長期金利(米10年物国債利回り)(出所:Bloomberg)
 そして、米ドル/円もトランポノミクス(※)の失速とともに、調整局面入りとなっています。
(※編集部注:「トランポノミクス」とは、ドナルド・トランプ氏とエコノミクス(経済学)を合わせた造語で、トランプ氏が掲げる経済政策のこと)
 前述のように米ドル/円はトランプラリーの50%戻し水準まで…
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高校まで教育無償化を、財源に「子ども国債」など=経済同友会

[東京 30日 ロイター] - 経済同友会(代表幹事:小林喜光)は、子どもの貧困や機会格差の根本的解決に向けた政府や企業の取組みを提言としてまとめた。教育こそが貧困連鎖を断ち切る鍵として、幼児教育無償化、義務教育期間の諸費用完全無償化、高校義務教育化、高等教育への給付型奨学金制度の整備拡充など11項目を提案。必要となるおよそ3兆円の財源には、消費税増税分の教育目的化、「子ども国債」、雇用保険積立金の活用などを挙げた。