明日はFOMC、金曜雇用統計

株式市場も強く、ドル円も強く、112.30円まで上がりました。明日から本格的な連休に入りますね。ただ3日深夜はFOMCがあり、5日は雇用統計があります。FOMCは基本的に無風で通過されると考えていますが、雇用統計は良い予想値を出しているところが多いので、もし悪いような数字が出ると、反落リスクもあります。あとはsell in Mayや日本勢がいないときの円買い攻めとなるか、注目されるところです。先月半ばまでのいろいろなリスク
ブログ

「お化け」騒ぎの後、市場で何が起きた? 「化ける」可能性があるのはユーロ/円!

■「お化けが出る!」と大騒ぎ! 冷静になってみると… 「お化けが出る!」と世の中が大騒ぎになったものの、いつまで経っても「お化け」が出てこないので、騒動からみんなが冷静に戻る、という現象が金融市場でも起きています。
 そのことを如実に表しているデータが今、市場で話題になっています。
 それは、先週末公表された4月25日(木)時点でのCBOT(シカゴ商品取引所)における米国10年債先物のポジション動向です。
 北朝鮮問題やフランスの大統領選挙、G20(20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)などリスク要因がいくつも出てきていたことに対して、ヘッジファンドを中心とする投資家は、激しく米国債の先物を買い戻しました。
 それまで、米国の金利が上昇していくとの観測から、大きく売り越しとなっていたポジションの買い戻しです。
 前週4月18日(木)の4万1300枚のネットショートから、一気に21万4642枚のネットロングに急増。チャートなどを眺めてみても、短期間でのあまりに激しい動きであることが、視覚的にもよくわかります。
CBOT(シカゴ商品取引所)米国10年債先物のポジション動向(出所:Bloomberg)
■なかなか出ないお化け。おののいた人が、巻き返しに奔走 ここまで激しくポジションが動いていたのは、驚きでした。みんな「お化けが出るかもしれない」と恐怖におののいてしまったことで、こういう動きになったのでしょう。
 私自身も、それに一時的に賭けてしまいました。
 しかし、お化けは、なかなか出ません。
 中国もロシアも裏で動いているようなので、北朝鮮への武力攻撃のような最悪のシナリオは、当面、回避できる状況になってきています。
 お化けが、当面、出ないということになると、それにおののいていた人は、また逆の行動に出ます。今、起きている巻き返しというのは、そういうことなのでしょう。
■市場を注視しながら、クロス円の買い方向で見る もうかなり進んでしまったのですが、全体的な円安の動きは、まだ続く感じになってしまいました。
世界の通貨VS円 4時間足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
 こうなってくると、どこまで円安が伸びるのかはわかりません。また、ここまで進んでしまったところで、新たに円売りをするのは、少々怖い感じがします。
 市場の状況を注意深く見ながら、また、タイトストップを意識しつつではありますが、短期的には、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の買い方向で見ておきたいと思います。
 では、クロス円の中でどの通貨ペアを選ぶ…
News

コラム:人手不足と賃金上昇、好循環の芽=嶋津洋樹氏

[東京 2日] - 労働市場の改善が続いている。総務省が4月28日に公表した3月の失業率は2.8%と、2月に1994年6月以来の低さとなった水準と変わらなかった。また、厚生労働省が同日公表した有効求人倍率は3月に1.45倍と1990年11月に並ぶ高い水準を記録。企業の人手不足がバブル期並みの深刻さとなっていることが示された。
News

日経平均は続伸、終値で約1カ月半ぶりの高値

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、続伸した。一時150円超高となり、終値では3月21日以来約1カ月半ぶりの高値水準となった。1ドル112円台までドル高・円安が進行したことやトランプ米大統領が米朝首脳会談の可能性に含みを持たせたことでリスク回避姿勢が和らぎ、幅広い銘柄に買いが入った。