大手損保3社、米債利回り急伸でも買い急がず 中間純利益は増益 News

大手損保3社、米債利回り急伸でも買い急がず 中間純利益は増益

[東京 18日 ロイター] - 大手損保3社は18日の決算会見で、米大統領選後の米債利回りの急伸について、すぐに米債投資を積極化することはせず、慎重に見極める姿勢を示した。一方、2017年3月期連結中間決算は、自然災害の減少などで3社の純利益がそろって増加した。

ドル/円は今晩から反落?トランプノミクスは ウォール街のハゲタカが演出した幻想だ! ブログ

ドル/円は今晩から反落?トランプノミクスは ウォール街のハゲタカが演出した幻想だ!

■米ドル全面高、米ドル/円は110円の大台突破 前回のコラムでは、トランプ氏当選がもたらしたいわゆる「トランプ・ラリー」の継続性に疑問を呈したものの、米ドル/円に関してはいったん110円の大台打診ありという見方も示した。足元の市況は、まさにそのとおりの展開だと思う。

【参考記事】

●トランプ・バブル!? 暴落から急反発はなぜ? ドル/円は100円をめざす前に110円打診か(2016年11月11日、陳満咲杜)

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 東京時間の今朝(11月18日)未明、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が議会証言で、12月の次回会合での利上げを示唆したことを受け、米ドル全体が一段と買われ、目先、ドルインデックスは101の節目を突破、13年ぶりの高値を再更新した。米ドル全面高の一環として、米ドル/円の110円の大台突破も、当然の値動きと受け止められるだろう。

ドルインデックス 週足(出所:CQG) 

米ドル/円 1時間足  (リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

■米ドル/円のほぼ一本調子の急伸はスピード違反 もっとも、テクニカルの視点では、110円の大台の打診が容易に推測されるが、それにしても、現在のようなほぼ一本調子の急伸は、どちらかというとスピード違反だとみる。この意味合いにおいて、この米ドル/円の急伸は前回のコラムにて提起した「トランプ・ユーフォリア」の行きすぎを象徴する出来事であり、スピード違反自体が示唆に富んでいる。

【参考記事】

●トランプ・バブル!? 暴落から急反発はなぜ? ドル/円は100円をめざす前に110円打診か(2016年11月11日、陳満咲杜) 

 ところで、テクニカル上の測り方として、110円の節目打診の推測は至ってシンプルだった。

 11月9日(水)のチャートが、非常に長い「下ヒゲ」を形成して「リバーサル」のサインを点灯していたから、その日の値幅の「買返し」、すなわち「105.90-101.16+105.90=110.64」(11月9日の高値=105.90円、安値=101.16円だった)の計算式で得られたわけで、執筆中の現時点で、すでに110.64円を超えているから、目標は達成されたと言える。

 では、ここから米ドル/円のさらなる上昇余地があるだろうか。

 結論から申し上げると、ここからさらに2~3円程度の上値余地があってもおかしくないが、少なくともスピード調整なしでは無理だと思う上、目先の110円台後半打診自体がかなりオーバーボートのサインを灯しているから、スピード調整があれば、また「激しさ」を伴う可能性が大きいのでは…と思うくらいだ。

 もっとも、スピード調整とはいえ、必ずしも… 
アングル:首相、トランプ氏との友好強調 TPP打開になお課題 News

アングル:首相、トランプ氏との友好強調 TPP打開になお課題

[東京 18日 ロイター] - 米国を訪問中の安倍晋三首相は17日夕(日本時間18日朝)、ドナルド・トランプ次期米大統領と会談した。会談終了後、両者は友好関係の構築を強調して見せたが、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる隔たりはなお大きい。個人的な信頼関係の醸成が政策面での差を埋められるかどうかは不透明な情勢だ。

来週はドル堅調地合い、感謝祭前の調整売り警戒 News

来週はドル堅調地合い、感謝祭前の調整売り警戒

[東京 18日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、米国の利上げ観測を背景に堅調地合いが続くとみられている。ただ、これまで急ピッチに上昇してきたこともあり、調整や利益確定の売りが入る可能性がある。特に米国では感謝祭前に取引が活発化しそうだ。