
イベント契約とカジノ型賭博商品の扱いを明確化
米商品先物取引委員会(CFTC)が、予測市場のイベント契約を「スワップ」の定義に明示的に含める規則案を10月9日に公表した。同委員会は同日、カジノ型賭博商品を同定義から除外する暫定最終規則も公表した。
イベント契約は、将来の出来事の結果に応じて支払額が決まる金融商品だ。CFTCによると、イベント契約は通常、デリバティブ(金融派生商品)の一種であるスワップとして構成される。
規則案の対象には、スポーツ、政治、文化、天候などに基づくイベント契約が含まれる。CFTCは、これらの契約が市場で一般的にスワップとして認識されている金融商品だと説明している。
CFTCのマイケル・S・セリグ(Michael S. Selig)委員長は、イベント契約が商品取引所法(Commodity Exchange Act:CEA)に基づくCFTCの規制対象であり、同委員会の専属管轄に属すると述べた。同氏は、米国の利用者がイベント契約をリスクのヘッジや投機、将来の出来事に関する情報の提供に活用していると説明している。
一方、暫定最終規則では、州または連邦政府が承認する先住民部族の法令に基づく許認可の範囲内で提供され、それぞれの賭博規制を受けるカジノ型賭博商品をスワップの定義から除外するとのこと。
対象には、認可を受けたスポーツブックでの賭けやカジノゲームなどが含まれるという。ただし、取引所やスワップ執行施設など、多者間取引や個別交渉が行われる市場で取引される商品は、この除外の対象とならない。CFTCは、こうした商品をスワップに含めない従来の立場を明文化するものだとしている。
セリグ委員長は、カジノ型賭博商品はデリバティブではないと説明した。同氏は、従来州が規制してきた他の商品と同様に、今回の除外によってCFTCの規制権限の範囲を明確にすると述べている。
イベント契約に関する措置は規則案の段階にある。カジノ型賭博商品を除外する暫定最終規則は、連邦官報への掲載と同時に発効される。CFTCは、両件について連邦官報への掲載後30日間、意見を募集する。
参考: イベント契約に関する規則案・カジノ型賭博商品を除外する暫定最終規則・予測市場とイベント契約
画像:PIXTA
関連ニュース
- アルパカ、カルシと提携。CFTC規制の予測市場を金融取引APIに統合へ
- 米CFTCセリグ委員長、暗号資産・AI計算資源・予測市場の規制ロードマップ示す
- アルパカ子会社、CFTCに先物取引業者登録。予測市場へのアクセス提供へ
- CFTC、予測市場契約の審査枠組み案公表。スポーツ関連契約の拡大受け
- トランプ米大統領、CFTCによる予測市場の「排他的管轄権」支持
参照元:ニュース – あたらしい経済


コメント