
この記事の要点
- CryptoQuantが年内最大の利確拡大で調整リスク指摘
- BTC8カ月ぶり高値も現物・先物の買い需要が鈍化
BTC8カ月ぶり高値も利確拡大で失速か
オンチェーン分析企業CryptoQuant(クリプトクアント)は2026年9月29日、週間の市場レポートを公表しました。
同社によると、ビットコイン(BTC)は週足終値で365日移動平均線を上回り新たな強気相場入りが確認され、総合指標「ビットコイン・ブルスコア指数」も100点満点中90点と強気圏に達しています。
BTCは一時8万7,400ドル(約1,375万円)まで上昇して8カ月ぶりの高値を記録し、価格上昇に伴って投資家の含み益も大きく膨らみました。
こうしたなか、9月22日にはBTC保有者が2万5,700 BTC分の利益を確定し、2026年で最大となる1日あたりの利確量を記録しています。
現物・先物の需要もともに鈍化しており、CryptoQuantは利益確定の拡大と買い圧力の後退から、足元の上昇が勢いを失いつつあり、短期的な調整が起きる可能性を指摘しています。
BTC「5度目の強気シグナル」
含み益33%・取引所流入急増で警戒感
含み益率、2024年12月以来の高水準
トレーダーのオンチェーン上の含み益率は33%に達し、2024年12月以来の高水準となりました。
CryptoQuantは、含み益率が大きく上昇した局面では確定可能な利益も増えるため、過去には売り圧力の増加や価格下落に先行してきたと指摘しています。
実際に利益確定は強まっており、9月22日には保有者が2万5,700 BTC分の利益を確定させたと同社は分析しています。
取引所へのアルトコイン流入が急増
利益確定の拡大と並行して、取引所へのアルトコイン流入も急増しました。
7日間の合計では流入取引数が7万6,000件、預け入れを行ったアドレス数が5万1,000に達し、いずれも2025年10月17日以来の高水準となっています。
2025年10月17日はBTCが当時の史上最高値を記録した11日後にあたり、CryptoQuantは取引所への預け入れ増加について、一般的に売却の兆候とみられると説明しています。
現物・先物の両面で需要が鈍化
取引所への流入が増える一方、買い需要も弱まっており、推定される現物需要は過去30日間で17万BTCのマイナスとなっています。
投機的な先物需要の伸びも9月14日のプラス16万4,000 BTCから9月29日にはプラス1万6,000 BTCまで低下し、CryptoQuantは現物と先物の双方で需要が冷え込んでいると分析しています。
調整が起きた場合の短期的なサポートとして、同社は365日移動平均線の8万ドル(約1,260万円)、200日移動平均線の7万1,000ドル(約1,120万円)、トレーダーのオンチェーン実現価格にあたる6万7,000ドル(約1,055万円)を挙げました。
| サポート水準 | 価格(円換算) |
|---|---|
| 365日移動平均線 | 8万ドル(約1,260万円) |
| 200日移動平均線 | 7万1,000ドル(約1,120万円) |
| 実現価格(平均取得価格) | 6万7,000ドル(約1,055万円) |
CryptoQuantは、これらの水準が維持される限り強気トレンドは保たれ、価格が下落した場合も強気相場の中での調整にとどまるとの見方を示しています。
クリプトクアントCEOが強気に転換
強気相場入り確認も短期調整リスクは残る
CryptoQuantは2026年8月にも、10種類の指標を統合したブルスコアが80へ急騰したことを受け、BTCが新たな強気相場の初期段階に入ったと分析していました。
その後も強気基調は維持され、9月29日のレポートでは週足終値が365日移動平均線を上回ったことで、新たな強気相場入りが確認されたとしています。
CryptoQuantは強気相場そのものは維持されているとしながら、利益確定や需要鈍化を踏まえ、短期的な調整が起きる可能性を指摘しています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.32 円)
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Source:CryptoQuantリサーチ
サムネイル:AIによる生成画像






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