
既存計画の詳細明らかに、RONインフレ率は1%未満へ
ゲーム特化型ブロックチェーン「ローニン(Ronin)」の開発元であるスカイメイビス(Sky Mavis)が、同ネットワークのイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)移行に関する詳細を4月23日に発表した。同計画は2025年9月に公表されていたが、今回の発表により具体的な内容が明らかになった。
ローニンは2021年に、NFTゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」のトランザクション需要に対応するために開発されたブロックチェーンだ。これまでイーサリアムのサイドチェーンとして運用されてきたが、今回の移行によりイーサリアムのL2として再構築される。スカイメイビスは、低コストかつ高スループットを維持しながら、イーサリアムのセキュリティやエコシステムとの接続を強化できるという。
発表によると、ローニンは2026年5月12日にL2へ移行する予定で、ブロック番号55,577,490でハードフォークが実施される。移行に伴い、ネットワークは約10時間停止する見込みで、その間はオンチェーン操作ができず、対応するゲームのプレイにも影響が出る可能性があるとしている。
今回の見直しでは、RONトークンのインフレ率を20%以上から1%未満へ引き下げるとしている。発行量の抑制により、報酬として流通するトークン量を大幅に減らす設計となる。
また、マーケットプレイス手数料のうちトレジャリーへの配分は0.5%から1.25%へ引き上げられる。さらに、これまでステーキングに割り当てられていた9,000万RONがトレジャリーに再配分される予定だ。
加えて、新たな報酬分配モデル「プルーフ・オブ・ディストリビューション(Proof of Distribution)」が導入される。同モデルでは、ネットワークへの貢献度に応じて開発者やプロジェクトに対してRONが自動的に分配される仕組みとしている。
なおローニンのL2への移行方針は2025年にオプティミズム(Optimism)のブログにより発表されており、L2構築には「OPスタック(OP Stack)」を採用する方向性が公表されていた。今回の発表は、その計画の実施に関する詳細を示したものとなる。
— Ronin (@Ronin_Network) April 22, 2026
参考:オプティミズム
画像:PIXTA
関連ニュース
- web3ゲーム特化「ローニンネットワーク」、ポリゴンCDK活用のzkEVMチェーン構築可能に
- オープンシー、web3ゲーム特化「ローニンネットワーク」に対応開始
- 人気BCゲーム「アクシーインフィニティ」、「Ronin Bridge」ハッキングで約750億円被害
- アクシー「Ronin Bridge」が再稼働、ユーザーへ被害額全額返済へ
- アクシーの「Ronin Bridge」がホワイトハットハッキングで約1200万ドル流出
参照元:ニュース – あたらしい経済


コメント