IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を2026年1月末で終了|金融庁「望ましくない」見解を受け

金融庁のQ&Aを受け仮想通貨ETF CFD撤退へ

FXやCFD取引を提供するIG証券は2025年11月17日、金融庁の仮想通貨ETF CFD取引に関する見解を受け、該当商品の取り扱い終了を発表しました。

CFDは「差金決済取引」とも呼ばれ、特定の金融商品における取引開始時点から終了時点の差額を損益とするものです。

金融庁は同年10月31日に改訂した「金融商品取引業等に関するQ&A」で、仮想通貨ETFを原資産とするデリバティブ商品について「望ましくない」との見解を示しています。

発表によると、同社が取り扱うiシェアーズの「ビットコイントラストETF(IBIT)」および「イーサリアムトラストETF(ETHA)」は、2026年1月31日に取引を終了する予定となっています。

仮想通貨ETFのデリバティブ商品に対する金融庁の懸念

金融庁は、仮想通貨ETFのデリバティブ取引が望ましくない根拠として、日本国内における仮想通貨ETFの組成および販売が認められていないことを指摘しました。

金融庁は関連デリバティブ商品の取り扱いが「投資者にとって十分な環境整備がなされていない中での商品提供」となる懸念を示しています。

こうした背景から、金融庁は金融商品取引業者として正式登録されていても、仮想通貨ETFのCFD取引は好ましくないとしています。

CFD取引終了で利用者に自主決済を呼びかけ

発表によると、IG証券は2025年12月1日から仮想通貨ETF CFD取引の新規注文を停止し、未約定の予約注文も同時に取り消す方針です。

決済期限は2026年1月31日の取引終了時になっており、その時点で保有中のポジションはIG証券によって強制決済されます。

自動決済による不利益の可能性があるため、IG証券は利用者に、取引終了までに仮想通貨ETF CFDを自主的に決済するよう呼びかけています。

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Source:IG証券公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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