KAIO、Sei上でブラックロックとブレバン・ハワードのRWAファンドをローンチ

トークン化ファンドがSeiでローンチ

規制対象のリアルワールドアセット(RWA)向けオンチェーン・インフラを手がける「カイオ(KAIO)」が、機関投資家向けのトークン化ファンドをレイヤー1ブロックチェーン「セイ(Sei)」上でローンチしたと10月8日に発表した。

カイオは、ブラックロック(BlackRock)やブレバン・ハワード(Brevan Howard)などの機関投資家ファンドをトークン化し、コンプライアンスに準拠した形でオンチェーン上に提供するRWAプラットフォームを展開している企業である。今回のセイとの統合により、カイオはオンチェーン上で安全かつコンプライアンスに準拠したオルタナティブ投資商品へのアクセスを提供するという。

セイ上で提供される「カイオトークン(KAIO)」は、ブラックロックが運用する「ブラックロックICS米ドル流動性ファンド」およびブレバン・ハワードの「マスターファンド」の株式をトークン化したもの。これにより安全で低ボラティリティなデジタル投資商品としてオンチェーン上で利用できるようになる。

カイオによれば、これらのトークン化ファンドはステーブルコインの担保や分散型金融(DeFi)アプリケーションの利回り付き準備金としても統合可能であり、機関投資家によるブロックチェーン金融の透明性・流動性・自動化を高めるとしている。

なお9月には実物資産(RWA)のトークン化プラットフォームを提供する米セキュリタイズ(Securitize)がセイとの統合を発表しており、米投資大手アポロ(Apollo)の分散型信用ファンド「アポロ・ダイバーシファイド・クレジット・ファンド(ACRED)」が導入されている。

参考:プレススリリース
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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