ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2021年6月6日〜12日


2021年6月6日〜12日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。

こちらから読む:2021年6月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧

ビットコインが「エルサルバドルの法定通貨」に

Elsalvador-Bitcoin-BTC

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領が提案した『ビットコインを法定通貨として採用する世界初の法案』が、議会の承認を得て正式に可決され、ビットコインが”エルサルバドルの法定通貨”として正式に認められました。

ナジブ・ブケレ大統領は2021年6月10日に、同国の国営地熱発電所である「LaGeo」の社長に対して『火山エネルギーを用いた、非常に安価で、100%クリーン、100%再生可能、CO2排出量ゼロのビットコインマイニング施設の計画を立てるように』と指示したことも明らかにしています。

政治家の「ビットコイン支持表明」世界に拡大

Bitcoin-BTC-NetWork-Worldwide

エルサルバドルで「ビットコインを法定通貨として採用する法案」が承認されたことに続き、「パラグアイパナマブラジルアルゼンチンメキシコ・トンガ王国」などの国の政治家からも『暗号資産・ビットコインの法的枠組みを提案・推進する』といった発言が増加してきています。

エルサルバドル大統領の発表以降は、複数の国の政治家の間でビットコインを支持する声が急速に強まっているため、仮想通貨業界では『ビットコイン法案の動きが他国にも拡大する可能性がある』と注目が集まっています。

国際通貨基金は「BTCの法定通貨化」に懸念表明

InternationalMonetaryFund-IMF

『エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認めた』というニュースは世界的に大きな話題となっており、その他の国を含めた今後の動きには注目が集まっていますが、その一方では現在の動きに対する懸念の声もみられ始めています。

国際金融・為替相場の安定化を目的として設立された国連の専門機関「国際通貨基金(IMF)」のGerry Rice(ジェリー・ライス)報道官は2021年6月10日に開かれた記者会見の中で、エルサルバドルが『仮想通貨ビットコイン(BTC)を法定通貨として採用すること』を決定したことについて、『法的・経済的リスクに繋がる可能性がある』との懸念を示しています。

トランプ前大統領「ビットコイン好きではない」

DonaldTrump-Bitcoin-BTC

アメリカのドナルド・トランプ前大統領は2021年6月7日に「Fox Business」の電話インタビューに応じた際に『ビットコインは詐欺のようにみえる。米ドルと競合する通貨であるため私は好きではない』との見解を語りました。

トランプ氏はビットコインが米ドルやその重要性に与える影響への懸念から『ビットコインは厳しく規制されるべきだ』と述べており、『私は米ドルを世界の通貨にしたいと思っている。これは私が以前から一環して言っていることだ』として自身の信念を強調しています。

JCBA「2022年税制改正に向けたアンケート調査」開始

JCBA-Cryptocurrency-TAX-Questionnaire

日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)は2021年6月7日に、同協会の税制検討部会が「2022年税制改正要望」に向けた調査の一環として、仮想通貨に投資している一般投資家を対象として『暗号資産の税務申告と税制改正要望に関するアンケート調査』を開始したことを発表しました。

このアンケート調査は、日本暗号資産ビジネス協会の公式サイトにリンクが記載されている「Googleフォーム」から匿名で簡単に参加できるようになっており、アンケート自体は2〜3分程度で完了する内容となっています。

ビットポイント「APENFTエアドロップ」対応へ

BITPoint-TRX-Tron-APENFT-NFT

BITPoint(ビットポイント)は2021年6月7日に、トロン(Tron/TRX)保有者に対して「APENFT(NFT)」のエアドロップ(無料配布)が行われることに伴い、TRXの残高情報を記録するためのスナップショットを実施することを発表しました。

なお「APENFTのエアドロップ」には、大手暗号資産取引所「BINANCE(バイナンス)」も対応する方針を発表しています。

ビットポイント「TRX・XRPのレバレッジ取引」提供へ

BITPoint-TRX-XRP-Leverage

BITPoint(ビットポイント)は2021年6月11日に、同社が提供している暗号資産レバレッジ取引サービスで、2021年6月15日から「トロン(Tron/TRX)」と「リップル(Ripple/XRP)」の取扱いを開始することも発表しています。これにより、ビットポイントのレバレッジ取引サービスで取引可能な仮想通貨は合計3種類となります。

LINE BITMAX「NFTマーケット」提供へ

LINE-BITMAX-Wallet-NFT-Market

LINE(ライン)は2021年6月9日に、LINEのデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」内で、LINE独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」を基盤としたNFTの取引を行うことができる「NFTマーケット」の提供を予定していることを明らかにしました。

なお、このNFTマーケットでは「スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)」が今年夏に公開を予定しているNFTデジタルシール『資産性ミリオンアーサー』も取引される予定となっています。

Chiliz初「ブラジルのサッカークラブ」と提携

Chiliz-Socios-AtléticoMineiro-GALO

チリーズ(Chiliz/CHZ)は2021年6月11日に、ブラジル・ミナスジェライス州ベロオリゾンテを本拠地とするサッカークラブ「Atlético Mineiro(アトレチコ・ミネイロ)」と提携して、公式ファントークン「$GALO」を発行することを発表しました。Chilizがブラジルのサッカークラブと提携するのは今回が初となります。

なお、Chilizは先日12日にチリーズ初となる「サッカーアルゼンチン代表チーム」の公式ファントークンもリリースしており、6月10日には試合結果などを予想することによって報酬を獲得することができる「Sociosプリディクター」の機能が追加されたことも報告されています。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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