gumi、SBI証券割当で最大約57億円を調達。XRPなど暗号資産を追加購入、出資も計画

暗号資産・ブロックチェーン事業を強化へ

東証プライム上場のgumi(グミ)が、SBI証券を割当先とした第三者割当による第26回新株予約権(行使価額修正条項付)を発行し、最大で総額約57億円を調達すると10月2日に発表した。

資料によると、新株予約権の発行株数は最大1,070万株で、発行済株式総数の約21.6%に相当する。行使期間は2025年10月21日から2027年10月20日までだ。

調達資金のうち約30億円は借入金の返済に充てて財務基盤を強化する。さらに約20億円をビットコイン(BTC)やXRPなどの暗号資産の取得・運用に充て、成長力を高める方針だ。gumiはXRPを戦略資産と位置づけ、ステーキングによるインカムゲインと価格上昇によるキャピタルゲインの両立を目指すとしている。また約7億円を暗号資産運用ファンドやスタートアップ、AI関連企業への出資に振り向ける計画だ。

gumiは補足資料の中で、2025年度第1四半期末の暗号資産残高が約230億円に達していることを報告した。同社はすでに8月から9月にかけて2026年2月までに25億円規模でXRPを購入する計画を発表しており、さらに今年6月には約10億円相当のビットコイン(80.352BTC)を取得していた。

またgumiはモバイルオンラインゲーム事業の再編も進めている。9月25日にリリースした「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」は、リリース後1週間で1日あたり約1億円の売上を記録した。同社は今後も年1〜2本のペースで有力IPタイトルを投入し、収益基盤の安定を図る計画だ。

さらにgumiは新たに「ネオメディア戦略」を掲げ、SBIとの協業を通じてIPを活用した次世代メディア事業の共創にも取り組むとしている。

参考:発表
画像:iStock/BadBrother

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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