リップル社、約1,035億円分のXRPを匿名ウォレットに送金|第三者預託口座からの資金か

リップル社、サブウォレットへの大口送金を実行

2025年9月6日、Ripple(リップル)社が約7億ドル(約1,035億円)にあたる2億5,000万XRPを匿名のウォレットに送金していたことが明らかになりました。

Whale Alertの調査によると、この大規模なエックスアールピー(XRP)の送金は、日本時間で2025年9月6日の午前1時51分に実行されました。

2億5,000万XRP (7億390万1,147ドル) がリップル社から匿名のウォレットに送金されました

また、XRPScanのオンチェーンデータによれば、送金先は「Ripple(50)」というリップル社のサブウォレットであることが確認されています。

リップル社は毎月、エスクロー(第三者預託)口座からXRPを引き出しており、今回送金された2億5,000万XRPは、その解除分の一部である可能性が指摘されています。

さらに、Whale Alertはこの送金の約18時間前に、約5,000万XRPの送金を検出しています。分析アカウントによる調査の結果、この送金はリップル社のウォレットから同社の元CEOであるクリス・ラーセン氏のウォレットに送金されていたことが明らかになりました。

XRPBigMovesによって、5,000万がクリス・ラーセン関連のウォレットアドレスに送られたことが確認されました。
(中略)

XRPエスクロー口座、枯渇の目処は2035年ごろか

XRP Ledger(XRPL)の公式情報によると、リップル社は毎月、エスクロー口座から10億XRPを引き出していることが報告されています。一部を同社が保有し、残りを再びエスクロー口座に戻すことで、市場全体の供給量を管理しています。

また、XRPScanのデータでは、2025年9月現在、エスクロー口座には約353億XRPが残っていることが確認されています。

さらに、XRPを分析しているアカウントによると、2025年1月以降、毎月エスクロー口座の残高は約3億XRPずつ減少しており、現在のペースで残高が減少していけば、2035年ごろにエスクロー口座のXRPが枯渇する可能性があると試算されています。

(中略)

彼らの分析では、リップルが毎月3億XRPを使用し続けた場合、エスクローされたXRPは約9年8か月で枯渇する可能性があります。
8月現在、口座には約356億XRPが残っており、これは2035年頃に枯渇する見込みです。
2025年9月には、資金の再ロックののち、残高は約353億XRPに減少します。
(中略)

また、もしエスクロー口座残高の減少が現在より加速した場合、約3年で口座が枯渇する点も同アカウントは指摘しています。

エスクロー口座の枯渇はXRPの供給量と価格に大きな影響を与える可能性があるため、投資家や市場関係者はリップル社の毎月の発表を注視しています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.07 円)

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Source:Whale Alert Xアカウント
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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