
待望のNIGHTエアドロップ、詳細が判明
カルダノ(Cardano/ADA)を基盤としたプライバシー重視のサイドチェーンプロジェクト「Midnight(ミッドナイト)」で予定されているNIGHTトークンのエアドロップ(無料配布)詳細と請求方法が明らかになりました。
Midnight(ミッドナイト)は、プライバシーを保護した状態での取引を可能にするために設計されたカルダノのサイドチェーンであり、NIGHT(ガバナンストークン)とDUST(プライバシー取引トークン)という2つのネイティブトークンが展開される予定となっています。
同プロジェクトでは、合計8つのブロックチェーン上に存在する3,700万ウォレットを対象とした大規模をエアドロップを実施する計画が以前から明かされていましたが、2025年6月23日には「Midnightのトークノミクス・ペーパー」が公開されており、Midnightの公式サイトでは「NIGHTトークン無料配布の詳細・請求方法」も公開されています。
The Midnight Tokenomics Paper is live.
A new chapter begins—designed for sustainability, built for privacy, and engineered for real-world utility.
Explore how Midnight is aligning long-term incentives with a fair, transparent launch and a privacy-first architecture.… pic.twitter.com/e2j4bNPIuA
— Midnight (@MidnightNtwrk) June 23, 2025
Midnightのトークノミクス・ペーパーが公開されました。
持続可能性を重視し、プライバシーを基盤とし、現実世界での実用性に向けて設計された、新たな章の始まりです。
Midnightがどのようにして、長期的なインセンティブを公正かつ透明なローンチとプライバシー重視のアーキテクチャに結びつけているのかをご覧ください。
8チェーン・3,700万ウォレットが対象
Midnightトークン配布の概要・請求方法
Midnightトークン(NIGHT)のClaim(請求)を行うためには「Glacier Drop・Scavenger Mine・Lost-and-Found」という3段階の請求フェーズいずれかの資格条件を満たしている必要があります。
NIGHTトークン配布の概要・請求方法については以下のように報告されています。
Midnightトークン配布の概要
NIGHTトークンのエアドロップでは、複数段階にわたる大規模な無料配布を予定。これは幅広く多様なコミュニティの人々にMidnightネットワークの未来を築く力を与えることを目的としている。
これらの配布は3つの請求フェーズと引き換え期間で構成されており、多くのユーザーに参加のチャンスが与えられる。
【請求フェーズと引き換え期間について】
- Claim(請求)フェーズ
参加者は、各フェーズで設定された参加資格条件を満たしていることを証明することで、トークン割当分を請求することが可能。 - Redemption(引き換え)期間
請求後にトークンはアンロックされ、引き換え期間中にユーザー指定アドレスにトークンが移動される。
【3つの請求フェーズについて】
- 請求フェーズ1:Glacier Drop
Glacier Dropの参加資格を有するユーザーは「50%:ADA保有者|20%:BTC保有者|30%:ETH、SOL、XRP、BNB、AVAX、BAT保有者」の内訳に基づいて総供給量の最大100%を請求することが可能。未請求分のトークンは次フェーズに持ち越される(各通貨のUSD価値に応じて按分)。 - 請求フェーズ2:Scavenger Mine
Scavenger MineのフェーズではGlacier Dropで未請求だったトークンの100%が処理され「フェーズ2参加者・コアネットワーク構成要素(Midnight Foundation、Midnight TGE、リザーブ、オンチェーントレジャリー)・フェーズ3(Lost-and-Found)用プール」に再配分される。 - 請求フェーズ3:Lost-and-Found
Lost-and-Foundのフェーズでは、Glacier Dropの請求資格を持ちながらも「フェーズ1で請求を逃したユーザー」が、元々の受取資格の一部(割合)としてLost-and-Foundプール内の残存トークンを請求することが可能。
【スケジュール(予定)について】
| フェーズ | 名称 | 期間 |
| 請求フェーズ1 | Glacier Drop | 60日間 |
| 請求フェーズ2 | Scavenger Mine | 30日間 |
| 引き換え期間 | Thawing & Redemption | 450日間 |
| 請求フェーズ3 | Lost-and-Found | 4年間 |
※NIGHT請求ポータルは順次フェーズ終了に伴いクローズ予定
【各フェーズの概要】
- Glacier Dropの概要
ランダムに選ばれた過去のスナップショット時点で、対象のネイティブトークン(ADA/BTC/ETH/SOL/XRP/BNB/AVAX/BAT)のいずれか1種類以上を、対象ブロックチェーン上に100ドル相当以上保有しているウォレットアドレスに参加資格が与えられる。個々の割り当ては保有量と各ネットワークに割り当てられた供給量の割合に基づいて計算される。 - Scavenger Mineの概要
Scavenger Mineのフェーズでは、前フェーズ(Glacier Drop)で未請求となったトークンの一部を、計算タスク(Computational Tasks)を解くことで請求できる新しい方式が導入される。誰でも参加可能で、提供する計算リソースに応じてNIGHTトークンが報酬として配布される。Glacier Dropで残ったトークンがこのフェーズで再配分される。 - Lost-and-Foundの概要
Midnightメインネットのローンチ後、Glacier Drop対象だったにも関わらず初回60日間の請求期間に請求を逃したユーザー向けの救済フェーズが実施される。元のアロケーションの一部のみ請求可能。Midnightネットワーク上のスマートコントラクトと自分で直接やり取りして請求する必要あり。4年間の期間終了後、未請求分はオンチェーントレジャリーに再配分される。詳細は後日発表予定。 - Thawing & Redemptionの概要
引き換え期間中は「Glacier Drop・Scavenger Mine」の各請求が以下のスケジュールで段階的に解除(アンロック)される。360日間で4回に分けて25%ずつ解除。1回目の解除日は「1〜90日の範囲内」でランダムに決定。以降、90日ごとに次の25%が解除。各解除時に個別に引き出して受け取ることも、最後まで待って全額まとめて受け取ることも可能。受け取りにはCardanoネットワーク手数料(トランザクションフィー)が必要。引き換え期間終了後、さらに90日間の猶予期間が設けられ、その間もNIGHT Claim Portalは利用可能。
NIGHTトークンの請求方法・手順
【NIGHTトークンの請求方法・おおまかな流れ】
- 請求を行う
- 請求分トークンのロック解除を待つ
- ロック解除後に受け取り作業を行う
【NIGHTトークンの受取手順】
- NIGHT Claim Portalにアクセス
- エアドロップ対象チェーン上のアドレスを入力
- 受取用アドレス(カルダノの未使用ウォレット)を登録
- 利用規約に同意
- 署名して請求完了
※受取用アドレスは複数請求に再利用可能だが、取引履歴がない必要がある。
【請求されたトークンのロック解除について】
請求されたトークンは360日間にわたって徐々にロック解除される。ロック解除は以下のスケジュールで実施。各タイミングで個別に引き出すか、最後に一括で引き出すか選択可能。
| 解除回数 | 解除日 | 解除割合 |
| 1回目 | 1日目〜90日目 | 25% |
| 2回目 | +90日 | 50% |
| 3回目 | +180日 | 75% |
| 4回目 | +270日 | 100% |
【ロック解除されたトークンの引き出しについて】
一連のエアドロップは、ロック解除されたNIGHTトークンをカルダノアドレスに転送することによって完了する。各引き出しにはADAのネットワーク手数料が必要だが、Midnight側に手数料収益は発生しない。最終引き出し後も90日間は請求ポータルは開いたまま。未引き出し分はその後手動救済が必要。エアドロ対象者は各解除タイミングごとに25%ずつ受け取りが可能な他、すべての解除が完了した後にまとめて受け取ることも可能。
NIGHTトークンのエアドロップ詳細は「こちらのページ」で確認することができます。
カルダノ関連の注目記事
source:Midnight公式サイト
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用





コメント