Yuga Labs、CryptoPunksに続いてMoonbirdsのIPを売却

Bored Ape Yacht Club(BAYC)を手がけるYuga Labsは5月31日、人気NFTコレクションMoonbirdsの知的財産(IP)をゲーム開発スタートアップOrange Cap Gamesに売却したと発表しました。

CryptoPunksやMeebitsに続くIP売却で、同社はBAYCとメタバース「Otherside」への経営資源集中を一段と鮮明にしています。

Moonbirds IP売却の概要

Moonbirds公式Xが取引成立を報告し、Orange Cap Gamesは「Moonbirds、Mythics、Odditiesを活用し、新旧ファンを結ぶ体験を提供する」と声明を出しました。

金額は非公表ですが、NFT市場が低迷する中での大型IP移転として注目を集めています。

Yuga Labsの事業再編と狙い

Yuga Labsは5月中旬にCryptoPunks、2月にMeebitsのIPを手放しており、「ApesとOthersideにレーザーフォーカスする」と共同創業者Greg Solano氏がXで強調しました。

取引量がピーク比95%減少したとされる弱気相場下で、主力ブランドへの集中と運営コストの最適化を急ぐ構えです。

Orange Cap Gamesとは

Orange Cap Games公式サイト

同社はPudgy Penguinsを題材にしたトレーディングカードゲームを手掛けた実績を持ち、フィジカル流通とデジタル基盤を組み合わせたIP展開を得意とします。

今回の取得でMoonbirdsの世界観をカードゲームや新規オンチェーンコンテンツへ広げる方針を示しており、Yuga側もこれを歓迎しています。

NFT市場の再編が進む中、トップIPの行方は今後の業界地図を左右する重要な指標となりそうです。


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参照元:NFT Media

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