柴犬エコシステムの「ShibDAO」正式稼働|コミュニティが声と力を持つ時代の到来

柴犬エコシステムの「ShibDAO」正式稼働|コミュニティが声と力を持つ時代の到来(Community-Driven Future Begins: ShibDAO Officially Launches in Shiba Inu Ecosystem)

本格的な分散化を実現する「ShibDAO」稼働

シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)エコシステムの本格的な分散化を実現する分散型自律組織(DAO)となる「ShibDAO」が正式に稼働開始し、SHIB・BONE・LEASH・TREATをステーキングしたり、各ガバナンスに参加したりできるようになったことが明らかになりました。

Shiba Inuプロジェクトでは「SHIB・BONE・LEASH・TREAT」などといった複数のトークンが発行されており、高速・低コストなイーサリアムL2である「Shibarium」も展開されていますが、今回のShibDAOはそのような大規模エコシステムにより深い分散性をもたらす重要な存在となっています。

ShibDAOでは「Shib DAO、Bone DAO、Leash DAO、Treat DAO」のように複数のDAOが稼働しており、それぞれのDAOが異なる役割を持っているため、今後はこれら複数のDAOが部門のように機能し、SHIBエコシステム全体がより効率的に大きく成長していくことになると期待されます。

また、Shib Nameを取得すれば独自のDAOを立ち上げて公開することもできるため、今後はSHIBコミュニティに参加する人々が主導する「コミュニティDAO」が続々と登場して、協力・議論し合いながら成長していく環境が構築される可能性もあると予想されます。

Shibarium関連の最新情報を発信しているShibarium Updates(@Shibizens)は2025年5月30日のポストで「ShibDAOの本格稼働によってコミュニティ自身が声と力を持つ時代が到来する」とコメントしており、ShibDAOの概要について以下のように説明しています。

🚨速報:ShibDAOが正式ローンチ — コミュニティによるガバナンスが始動🚨

ShibDAOがついに始動し、SHIBエコシステム全体の本格的な分散化に向けた大きな一歩が踏み出されました。

バックルームでの取引は終わり。この新たな仕組みにより、コミュニティ自身が声と力を持つ時代が到来します。

🔹オンチェーン・ステーキング(Bury 2.0)
SHIB、BONE、LEASH、TREATをステーキングして影響力を獲得。ステーク量と期間が長いほど投票パワーが増加。

🔹オフチェーン投票(Snapshot)
提案の閲覧とガス代不要の投票が「shib.snapshot.org」で可能に。投票はリアルタイムのオンチェーン・ステーキングデータに基づいて集計。

🔹委任システム
投票の時間が取れない?ならば信頼できるコミュニティリーダーに投票権を委任しましょう。委任はいつでも取り消すことができます。

🔹 DAOファクトリー(Shib Name Service経由)
独自のDAOを立ち上げたい?Shib Nameを取得してゲーム・アート・DeFi・公共財などあらゆる目的に応じた独自のDAOを立ち上げましょう。

👥 現在は複数のDAOが稼働中:

  • Shib DAO
    ➡コミュニティプロジェクト、チャリティ、UX、イベントの監督。
  • Bone DAO
    ➡Shibariumのアップグレードや開発提案の投票。
  • Leash DAO
    ➡ガバナンスに関する紛争の調整。
  • Treat DAO
    ➡イノベーションやdApp開発への資金提供。

🧠 これは理論ではなく、実際に機能しているシステムです。ステーキングは稼働中。提案は受付中。ツールは本物です。

ShibDAO(シバ・ダオ)とは?

ShibDAO(シバ・ダオ)は、Shiba Inuプロジェクトの大規模なエコシステムをコミュニティが主導する分散型の仕組みで運営していく分散型自律組織(DAO)であり、“SHIBコミュニティによる議会”のように機能します。

この組織は各個人の仮想通貨ウォレットを専用サイトに接続して参加する仕組みで、DAO参加者は提案・議論・投票などに参加することが可能、投票内容などは改ざん不可能なブロックチェーン上に記録されるため、透明性のある形で世界中の人々が参加する議会を運営できる仕組みとなっています。

ShibDAOの詳細確認や参加・提案・投票などが可能な専用サイトは、SHIB関連主要サイトの1つである「shib.io」に設置されているため、このサイトを訪問すれば詳しい情報を確認することができます(※偽サイトや詐欺サイトに要注意!)。

ShibDAOに存在する複数のDAO

SHIBエコシステムでは記事執筆時点で「SHIB・BONE・LEASH・TREAT」という4つの主要トークンが発行されていますが、ShibDAOでもこれらのトークン保有者を対象とした“4つの主要DAO”が展開されています。

各トークンの保有者は自分が保有するトークンをステーキング(預け入れ)することによって投票力を獲得することが可能で、ステーキング数量と期間が長いほど投票力が増加する仕組みになっています(これによって本気で取り組んでいる人の意見が反映されやすくなる)。

記事執筆時点では「Shib DAO、Bone DAO、Leash DAO、Treat DAO」という4つのDAOが稼働しており、それぞれのDAOが異なる役割を持っているため、提案・投票もDAO毎に分けて行われます。

DAOメンバーが影響を与えることができる範囲も様々で、提案・議論内容の例としては以下のようなものが挙げられています。

  • 新機能の提案
    Shibariumの改善案やShibSwapの新アプリアイデアなどを提案・投票可能
  • 資金運用方法の決定
    コミュニティ資金の使い道や、どのプロジェクトに助成金を与えるかの決定
  • トークン設計
    SHIB・BONE・LEASH・TREATのユーティリティや供給量に関する議論・投票
  • 戦略的提携
    取引所上場や大手パートナーとの連携など、戦略的判断もコミュニティの声で
  • メタバース設計
    SHIBメタバース内の土地制度やNFTの権利なども対象

また、多忙な毎日で投票に参加できない場合は、自分の投票権を信頼できるメンバーに委任することも可能で、委任はいつでも取り消すことができるため、誰でも気軽にガバナンスに関与できる点も魅力的です。

なお、記事執筆時点でDAOステーキングに直接的な報酬はないとのことですが、今後トークノミクスのアップデートで報酬設計が組み込まれる予定とも報告されています。

独自のコミュニティDAOも立ち上げ可能

ShibDAOの専用サイトには「コミュニティDAO」の枠も用意されているため、自分で独自のDAOを立ち上げて公開することもできます。

コミュニティDAOは、SHIBエコシステム内の分散型IDとして機能する「Shib Name」を取得することによって立ち上げることができるとのことで、記事執筆時点では「Feed DAO」と呼ばれる分散型自律組織がコミュニティDAOの1つとしてすでに公開されています。

コミュニティDAOの活用例としては「アーティスト系DAOで資金調達、ゲーム系DAOで戦略管理、既存プロジェクトのDAO設立で運営を民主化」など様々なものが挙げられているため、アイデア次第で大きな活用方法があります。

カルマポイントと連携する仕組みも?

SHIBエコシステムでは、Karma Point(カルマポイント)と呼ばれる新システムの本格導入に向けた作業が進められていますが、将来的にはShibDAOでもカルマポイントの仕組みが活用される予定だと報告されています。

Karma Point(カルマポイント)は、シバイヌエコシステムでベータ版として提供されている貢献ポイント・経験値システムであり、ユーザーの様々な行動に対してポイントを付与し、ポイント保有量に応じて特典を付与する仕組みになっています。

ShibDAOでは、カルマポイントのシステムを通じてポジティブな貢献をしたユーザーの投票力を増幅させる仕組みの導入が予定されていると報告されているため、今後の続報やさらなる新機能の発表などのにも注目です。

ShibDAOは、Shiba Inuコミュニティをさらに活発化させ、より分散化された形でエコシステムを発展させていく可能性を秘めた重要なものであるため、今後のSHIBエコシステムのさらなる成長・発展などにも注目です。

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source:ShibDAOサイト
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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