ワイオミング州、独自ステーブルコイン「WYST」のテスト開始|7月ローンチの可能性も

ワイオミング州、独自ステーブルコイン「WYST」のテスト開始|7月ローンチの可能性も(Wyoming begins testing its own stablecoin "WYST", July launch possible)

ワイオミング州、今後数ヶ月でステーブルコイン発行か

ワイオミング・ステーブル・トークン委員会は2025年3月27日に、独自ステーブルコイン「WYST」のテストを開始したことを発表しました。

同委員会は、ワイオミング州のステーブルコイン関連法案に基づいて2023年3月に設立され、ワイオミング州独自の米ドルステーブルコインであるWYSTの発行権限を持っています。

同委員会によると、複数のブロックチェーンにおいてWYSTのテストが開始されました。同テストは2025年第2四半期中に実施される予定です。

WYSTが複数のチェーン間で移動する簡単なデモを以下に示します。

同委員会は、今後数ヶ月以内に法定通貨に裏付けられたステーブルトークンの発行に向けて取り組む中で、近い将来に他の取り組みを発表することを楽しみにしています。

ワイオミング州のマーク・ゴードン知事の公式サイトでは、2025年7月中のローンチを目標にしていると記載されています。

ゴードン知事は今回の発表にあたって、以下のようなコメントをしました。

ワイオミング州のブロックチェーンとデジタル資産の法律に対する先進的なアプローチは、他の州だけでなく連邦政府にとってもモデルケースとして位置付けられています。

レイヤーゼロ、WYSTの発行パートナーに

相互運用性関連のプロトコルであるレイヤーゼロ(ZRO)が、WYSTの発行パートナーに選定されたことも明らかになりました。同プロトコルは、WYSTのテストに伴って技術的なサポートを行っていると見られています。

米国の公的機関が発行する初の法定通貨に裏付けられたステーブルコインであるWYSTのトークン発行パートナーとして、ワイオミング州に選ばれたことを光栄に思います。

米国政府がドルをオンチェーン化するというのは、金融がどこに向かっているのかを明確に示すものです。

上記に伴って、WYSTがOFT標準で発行されることも発表されました。OFT標準は、レイヤーゼロのトークン規格です。同規格の特徴として、複数のブロックチェーン間でシームレスなトークン送受信が可能になる点が挙げられます。

現在、同委員会とレイヤーゼロによって、WYSTのテストトークンがイーサリアム(ETH)アバランチ(AVAX)ソラナ(SOL)など複数のチェーンで展開されています。

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Souce:ワイオミング・ステーブル・トークン委員会公式X
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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