イーサリアムからカルダノ・ソラナへ|米不動産テック企業が移行に向けて開発者募集
Haus、カルダノ・ソラナ採用に向けて求人募集
イーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェーンを採用していたアメリカ・サンフランシスコの不動産スタートアップである「Haus」が、カルダノ(Cardano/ADA)やソラナ(Solana/SOL)でのプロジェクト展開に向けてブロックチェーン開発者の求人募集を行っていることが明らかになりました。
これは、カルダノのステークプールオペレーター(SPO)である「PRIDE」が2025年3月23日に報告したことによって注目を集めたもので、その後はカルダノ創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏もこのニュースを賞賛しています。
Hausは元々イーサリアムのブロックチェーンでプロジェクトを展開していましたが、現在はカルダノやソラナのブロックチェーン技術を採用するための準備を進めているようで、現在はスタートアップ向け求人サイト「WellFound」で2つの求人募集が掲載されています(カルダノ移行の募集|ソラナ移行の募集)。
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— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) March 24, 2025
Hauscoinの性能向上・コスト削減などが狙い
Hausは、アメリカ・サンフランシスコの不動産テクノロジー企業であり、ブロックチェーン技術を活用して住宅資産(ホームエクイティ)を取引可能な流動資産へと変革するための取り組みを行なっています。
求人募集ページに記載されている内容によると、同社はHauscoinのスケーラビリティ向上・取引コスト削減・パフォーマンス改善を目的として、イーサリアムからソラナやカルダノへと移行するための準備を進めているとのことで、移行作業をリードする開発者を募集していると説明されています。
なお、Hausは今回の移行について「これは”どちらか片方”ではなく、より良いユーザー体験の実現が目的だ」と説明しており、「不動産業界にはイノベーションが必要で、その真の可能性を引き出す鍵は分散化にある」とコメントしています。
Real estate needs innovation, and decentralization is the key to unlocking its true potential.
At @Haus, our move isn't about "either-or"— it's about scale, accessibility, and a better experience for all. We are exploring what the next phase of real estate on-chain looks like…
— Haus (@haus) March 24, 2025
不動産業界にはイノベーションが必要であり、その真の可能性を引き出す鍵は分散化にあります。
Hausにとって今回の移行は「どちらか一方」ではなく、スケール・アクセス性・そしてより良いユーザー体験の実現が目的です。私たちは、ブロックチェーン不動産の次のフェーズを模索しており、そのためにカルダノの持つ強み・ビジョン・技術に大きな可能性を感じています。
私たちとともにこの波に乗る準備はできていますか?
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イーサリアム(ETH)は、暗号資産の時価総額ランキングで2位に君臨する代表的な暗号資産・ブロックチェーンですが、トランザクション手数料が高い・送金に時間がかかるなどのデメリットがあるため、カルダノやソラナのような高性能ブロックチェーンはそのような問題の解決策として期待されています。
イーサリアムとカルダノ・ソラナの時価総額にはまだ大きな差がありますが、イーサリアムを採用する既存プロジェクトの他チェーン展開が加速すれば、カルダノやソラナの時価総額がさらに成長し、競争が激化する可能性があると注目されています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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