ブラックロック「BUIDL」運用資産10億ドル突破|RWAの成長傾向続く
ブラックロックのBUIDL、1年で10億ドルの大台に
RWA関連のデータ分析企業「RWA.xyz」は、2025年3月14日にX(Twitter)を通じて、ブラックロックのBUIDLの運用資産が10億ドル(約1,480億円)を突破したことを発表しました。
BlackRock(ブラックロック)のBUIDLは、2024年3月に立ち上げられた機関投資家向けのトークン化ファンドです。主に米国債で運用を行っており、オンチェーンで年間約4%の利回りが分配されます。
RWA.xyzによると、BUIDLの運用資産は3月13日に10億ドルを突破しました。最新のデータである14日では、約12億ドル(約1,780億円)を記録しています。
BREAKING: BLACKROCK BUIDL HITS $1B MARKET CAP
Less than one year after launch, BlackRock's Tokenized Treasury fund has reached $1B and is now the largest tokenized RWA. pic.twitter.com/i4PY6L2DEN
— RWA.xyz (@RWA_xyz) March 13, 2025
ブラックロックのBUIDLの運用資産が、10億ドルに到達しました。
立ち上げから1年も経たないうちに、ブラックロックのトークン化ファンドは10億ドルに達し、現在では最大のトークン化RWAになりました。
同社が提供するデータによると、BUIDLのホルダー数は過去1ヶ月で約20%増加し、合計61アドレスが確認されています。
BUIDLはイーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(POL/MATIC)、アプトス(APT)など複数のチェーンに展開されています。
特にイーサリアムはBUIDL供給における主要なチェーンとなっており、2025年3月14日のデータでは、運用資産約12億ドルのうち約10億ドルがイーサリアム上で運用されています。
拡大を続けるRWA
RWAセクター全体も急速な成長を続けています。同社のデータによると、2025年3月14日のステーブルコインを含むオンチェーンRWA関連の運用資産は、計186億ドル(約2.7兆円)を記録しました。
昨年の同時期の運用資産が、約90億ドル(約1.3兆円)であったことを考慮すると、大きな成長が見られています。
また、直近の1ヶ月で、RWA関連の運用資産は約21%増加しており、ホルダーの数についても約5%増加しています。
もっとも多くのRWA関連資産が供給されているチェーンは、イーサリアムになっており、次いでzkSync Era(ZK)、ステラルーメン(XLM)、アプトス、ポリゴンといったチェーンに対して、多額のRWA関連資産が供給されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=148.6円)
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Souce:RWA.xyzレポート
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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