米下院、DeFiのIRSへの報告義務を撤廃する議案可決

IRSのDeFi規則撤廃なるか

米下院が、分散型金融(DeFi)に税務報告を義務付けることに反対する決議案を3月11日に可決した。

この決議案は、米国税庁(IRS)が昨年12月に確定させた税務規則を取り下げようとするものだ。

下院はこのIRSのDeFiブローカー規則の撤廃を求める動議を292対132の賛成多数で可決した。

なお、マイク・ケアリー(Mike Carey)下院議員が提案したこの決議案については、ホワイトハウスが支持を表明している。

この規制はバイデン政権時の2024年12月に採択され、DeFiプラットフォームや暗号資産取引所に対し、IRSに取引情報等の情報報告要件を義務付けるもの。

しかしこの規制は、米国の顧客にサービスを提供する外国企業には適用されないため、米国企業に不当な負担を課し、国内のDeFiイノベーションを抑制する可能性があると、業界から非難の声が上がっていた。

なお3月4日には上院にて、テッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員が提出した同様の決議案が70対27で採決されており、今後下院で審議を受けることになる。

今後両院で可決されれば、大統領が署名を行い決議案は成立となる。

画像:iStocks/vitacopS・Kateryna-Bereziuk

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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