IOST、エアドロップ詳細発表で価格急騰|複数の国内取引所もサポート
エアドロップ発表で約80%の価格高騰
アイオーエスティー(IOST)は2025年3月10日に、BNB Smart Chain上で新規発行予定の新トークンとなるIOST(BEP20)のエアドロップに関する詳細が発表されたことを受けて、一時的に約80%の価格高騰を記録しました。
IOSTの価格は2025年3月10日午前9時時点で0.0038ドル(約0.56円)付近まで下落していたものの、20時頃にエアドロップの詳細発表が行われた後には1時間半ほどで0.007ドル(約1.03円)付近まで価格が急騰しました。
しかしその後は大幅な下落が見られており、記事執筆時点のIOST価格は0.0047ドル(約0.69円)となっています。
2025年3月2日〜2025年3月11日 IOST/USDの1時間足チャート(画像:TradingView)
IOSTエアドロップ発表の内容は?
IOSTチームは以前から「IOST保有者を対象としたエアドロップを実施すること」を報告していましたが、3月10日の発表では「複数の暗号資産取引所がIOSTのエアドロップに対応すること」が報告されています。
IOSTはレイヤー1ブロックチェーンである「IOST」で発行されている仮想通貨ですが、現在はBNB Chain L2(レイヤー2)への移行作業が進められており、BNB Smart Chain上で流通する「トークン規格BEP20のIOST」も新規発行される予定となっています。
IOST(BEP20)のエアドロップは、レイヤー1上のIOSTを保有している人々を対象に実施される予定で、IOST保有量を記録するためのスナップショットは日本時間2025年3月15日午前9時00分に予定されています。
取引所のエアドロップでIOST(BEP20)を受け取るためには、スナップショット時にエアドロップ対応取引所のアカウントでIOSTを保有している必要がありますが、このエアドロップは「Coincheck、OKJ、BITPOINT、CoinTrade」など日本国内の暗号資産取引所でもサポートされています。
各取引所におけるエアドロップの受取方法はそれぞれの取引所が独自に決定する仕組みで、詳細な手順は後日各取引所から発表されることになっていますが、現在は国内取引所からも発表が行われていて、”対応取引所は今後さらに増える予定”とも報告されているため、今後の続報などにも注目です。
IOST(BEP20)エアドロップの詳細
今回発表された「IOST(BEP20)エアドロップ」の内容は以下の通りです。
【IOST(BEP20)のエアドロップ概要】
IOST(BEP20)のエアドロップに対応する暗号資産取引所のアカウントで「IOST」を保有しているユーザー向けに、BNB Smart Chain上で新規発行予定の新トークンとなる「IOST(BEP20)」を無料配布。対象取引所を利用しているユーザーは、IOSTを保有するだけでエアドロップの対象となり、報酬受取方法はそれぞれの取引所が独自に決定する。
【総配布量】
8億5,280万IOSTトークン(新IOST総供給量の4%)
【対象条件】
参加取引所のアカウントに最低1,000 IOSTトークンを保有しているユーザー
【スナップショット時刻】
日本時間2025年3月15日午前9時00分
【配布期間】
取引所ごとに、毎月または3ヶ月・6ヶ月ごとの請求方式で、最大48ヶ月にわたり配布
【取引所向けの配分計算】
各参加取引所への配分は、その取引所内でのIOST保有量に応じて以下の計算式で決定。
取引所配分=(取引所内の総IOST保有量/全参加取引所の総IOST保有量)×8億5,280万IOST
【ユーザー向け配布ルール】
各取引所ごとの詳細な受取手順については、別途発表予定。
【対応取引所一覧】
2025年3月10日時点のエアドロップ対応取引所は以下の通り。これらの取引所を利用しているユーザーは、IOSTを保有するだけでエアドロップの対象となる。
- Binance(バイナンス)
- Upbit
- BitKub(ビットカブ)
- Coincheck(コインチェック)
- OKJ(OKCoinJapan)
- BITPOINT(ビットポイント)
- CoinTrade(コイントレード)
【重要事項】
- 各取引所におけるエアドロップの受取方法は、それぞれの取引所が独自に決定します。詳細な手順は後日、各取引所から発表されます。
- 対応取引所は今後さらに増える予定であり、新たな対応取引所については別途発表されます。
- IOST保有者には「エアドロップへの参加方法を事前に確認すること」が推奨されています。
【国内取引所からの公式発表】
記事執筆時点では以下のような国内取引所から「IOSTエアドロップへの対応方針」が発表されています。
・OKJ公式発表
・ビットポイント公式発表
IOST財団は「今回のエアドロップ戦略を通じてコミュニティの活性化を促進し、IOSTエコシステムの成長を支える」と説明しており、「このエアドロップはIOSTの進化に参加する絶好の機会になる」と語っています。
なお、IOST(BEP20)のエアドロップは「L1ユーザー向け」と「取引所ユーザー向け」に分かれていて、エアドロップルールの詳細はこちらのページで確認できるようになっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=146.76円)
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Souce:IOST公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成