FTX創業者SBF氏、2年ぶりにX投稿でFTT急騰|恩赦を望むも不透明

FTX創業者SBF氏、2年ぶりにX投稿でFTTが急騰|恩赦を望むも実現は不透明(FTX founder SBF posts on X after 2 years, triggering FTT surge|Pardon remains uncertain)

FTX創業者SBF氏、約2年ぶりにXを更新

破産した仮想通貨取引所FTXの創業者であるSBF(サム・バンクマン-フリード)氏が、2025年2月25日にX(Twitter)を約2年ぶりに更新し、トランプ政権の政策にコメントしました。

SBF氏は、トランプ大統領とイーロン・マスク氏が率いる政府効率化省(DOGE)が実施する大量解雇に対して、自身の見解を述べました。

政府職員に対して同情します。私もここ数日(数百日)、メールを開くことすらしていません。そして、失業は見た目ほどリラックスできるものではないと断言できます。

SBF氏は解雇された職員に同情した上で、自身の経験から「従業員が解雇されるのは、会社や部署に従業員を適切に管理するリソースがないという問題が原因である場合が多い」と指摘しています。

SBF氏のXアカウントは2023年1月以降、新たな投稿が行われておらず、今回の投稿は約2年ぶりに行われたものです。

SBF氏が投稿を行った後、FTXのネイティブトークンであるFTTの価格は、1.5ドル(約220円)から一時2.1ドル(約310円)に約40%急騰しました。

SBF氏の恩赦は実現するのか?

SBF氏は、FTXの破綻を巡る一連の騒動により、数十億ドル(数千億円)を詐取したとして有罪判決を受けました。これにより、現在25年の刑に服しています。

SBF氏は恩赦の機会を探っていると見られ、2月に米メディアのニューヨーク・サンがSBF氏に行った取材によると、SBF氏は一連の事件を「バイデン政権下で見られた検察の権限の濫用の一部」と主張しています。また、同メディアはSBF氏が恩赦を求めていると報じました

トランプ政権では、実際に恩赦を行った事例が見られています。違法薬物売買等に使用されたマーケットプレイスであるシルクロード創業者のロス・ウルブリヒト氏は、1月下旬に恩赦によって釈放されました。

一方、分散型予測市場であるポリーマーケットの恩赦を予測する市場において、SBF氏が恩赦を受ける確率は、3%と評価されています。

同市場において、恩赦が実行される数週間前にロス・ウルブリヒト氏が80%程度の評価を受けていた事例と比較すると、SBF氏が恩赦を受ける可能性は非常に低く評価されています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=149.3円)

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Souce:SBF氏X投稿
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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