バイナンス「BTC・ETH・SOL・BNB大量売却の噂」を否定|公式カスタマーサポートが説明

バイナンス「BTC・ETH・SOL・BNB大量売却の噂」を否定|公式カスタマーサポートが説明(Binance denies rumors of massive BTC, ETH, SOL, and BNB sales | Official customer support explains)

「BINANCEは資産を売却していない」と説明

暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)は2025年2月11日に「バイナンスがビットコイン・イーサリアム・ソラナなどの自社資産を大量売却した」とする一連の報道や噂を否定し、「バイナンスは資産を売却していない」と説明を行いました。

拡散された噂の内容

今回の噂はXユーザーであるAB Kaui Dong氏が11日に投稿した内容に基づくもので、準備金証明報告書のデータをもとに「バイナンスは2025年1月に自社が保有するBTCETHSOLBNBなどの暗号資産を大量に売却した」といった内容が拡散されていました。

拡散されたデータでは「バイナンスのBTC保有量が94%、ETH・SOL保有量が99%、BNB保有量が16.6%減少し、USDC保有量が57.5%増加した」と報告されていたため、バイナンスは保有資産の大部分を売却してUSDCに変換した可能性があると注目が集まっていました。

今日、業界内で最も話題になっているのは、バイナンスが自社保有のBTCやETHを大量に売却している件でしょう。 重要なのは、これらの資産は主にBinanceが過去に得た収益であり、ユーザー資金ではないという点です。

現在の状況を見ると、ほとんどの通貨がステーブルコインUSDCに転換されており、中でもBNBの売却比率が最も低く、わずか-16.6%にとどまっています。 1月の市場価格を考慮すると、多くの通貨は過去最高値付近にあります。

メディア報道にバイナンスが否定コメント

今回の噂は「Cointelegraph」などの主要メディアにも取り上げられており、一部では「米司法省との和解金など罰金を支払うために売却したのではないか」と予想する意見も出ていましたが、バイナンスは11日午後に一連の噂に対する否定コメントを投稿しています。

バイナンスの公式発表によると、保有資産の減少は財務会計プロセスにおける単なる調整に過ぎないとのことで、バイナンスは資産を売却しておらず、ユーザー資産は安全であると説明されています。

Binanceは資産を売却していません。これは単にバイナンス財務の会計処理の調整に過ぎません。ユーザー資産は常に安全(SAFU)です。

また、今回のコメント投稿後には、Cointelegraphの公式Xからも否定コメントがあったことを報告するポストが投稿されています。

仮想通貨業界では、大手企業や財団などの資金移動を理由に「〜が大量の暗号資産を売却した」といった内容の報道がなされるケースが多々ありますが、そのような資産移動関連の報告は「実際には売却ではない」といったケースも多いため、情報の判断や拡散などには注意が必要です。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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