リップル社とOndo Financeが提携、XRP Ledger上でトークン化された米国債「OUSG」提供
XRP Ledgerで米国債トークンを展開
リップル(Ripple)社は2025年1月28日、Ondo Financeと提携し、XRP Ledger(XRPL)上でトークン化された米国短期国債「OUSG」を提供することを発表しました。
OUSG(Ondo Short-Term US Government Treasuries)は、Ondo Financeが発行するトークンで、ブラックロック社のBUIDLファンドを裏付けとしています。
OUSGの導入は今後6カ月以内に開始される予定とのことで、リップル社の発表によると、この提携を通じて、機関投資家がトークン化された米国債「OUSG」にアクセスできるようになり、同社ステーブルコイン「RLUSD」を介し、即時にOUSGの発行および償還が可能とされています。
Ripple and @OndoFinance are bringing OUSG, tokenized U.S. Treasuries to the XRP Ledger.
With 24/7 minting & redemption using RLUSD, unmatched liquidity, and institutional-grade security, learn how this partnership marks a major step forward for onchain RWAs.… pic.twitter.com/0T3mXGSxbW
— RippleX (@RippleXDev) January 28, 2025
RippleとOndo Financeは、トークン化された米国債「OUSG」をXRP Ledgerに導入します。
RLUSDを活用した24時間365日の発行&償還、圧倒的な流動性、機関投資家向けの高いセキュリティを備えたこの提携が、RWA(実世界資産のトークン化)の大きな前進となる理由をご覧ください。
今回の対応により、機関投資家はブロックチェーン上で米国債にアクセスしやすくなり、従来の金融市場とデジタル資産市場の融合がさらに進むと注目を集めています。
資産のトークン化が拡大
今回の提携によるXRP Ledger上でのOUSG導入は、機関投資家の仮想通貨市場への参入を促進する可能性があると指摘されています。
ブラックロックCEOであるラリー・フィンク氏は、ダボスで開催された世界経済フォーラムでのインタビューで「債券や株式をトークン化できれば想像もつかないほど投資を民主化できるでしょう」とコメントしており、今回の取り組みが市場の成長を後押しすると期待しています。
すでにゴールドマンサックスやJPモルガンなどの大手金融機関も、証券や不動産のトークン化を発表しており、ブロックチェーンを活用したデジタル証券市場の拡大が進んでいます。XRP Ledgerを活用したOUSGの提供は、こうした流れの一環と見られています。
米国債のトークン化は金融政策や金利市場にも影響を与える可能性があり、機関投資家だけでなく規制当局の動向にも注目が集まっています。
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Souce:Ripple公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Ripple公式発表から引用