「手のひらスキャン」ヒューマニティ・プロトコル、資金調達で評価額11億ドルに|トークン発行も

ヒューマニティ・プロトコル、手のひらスキャン技術で資金調達評価額11億ドルに(Humanity Protocol secures $1.1 billion valuation with palm scan technology funding)

手のひらスキャン技術で評価額11億ドルを達成

ブロックチェーン企業Humanity Protocol(ヒューマニティ・プロトコル)は2025年1月27日に、投資会社Pantera CapitalとJump Cryptoが主導した資金調達ラウンドで2,000万ドル(約31億円)を調達し、評価額が11億ドル(約1,710億円)に達したことを発表しました。

ヒューマニティ・プロトコルは、手のひらスキャンを活用することで、オンラインアカウントが実在の人間によるものであることを確認する革新的な認証技術を開発しています。この技術は、個人情報を公開する必要がなく、ボットや偽アカウント、詐欺の排除に寄与することを目的としています。

生体認証のプロジェクトでは、虹彩スキャンを採用しているワールドコイン(Worldcoin)が広く知られていますが、ヒューマニティ・プロトコル社が提供する「手のひらスキャン」はより手軽な認証方法として注目を集めています。

今回、評価額が11億ドルに達したことを受け、同社の創設者であるテレンス・クォック氏は次のようにコメントしています。

Humanity Protocolでは、真に個人が所有するデジタルアイデンティティを提供することに尽力しています。

今回、Jump CryptoとPantera Capitalからの投資を受けることで、安全性が保証された分散型アイデンティティソリューションが普及する未来に一歩近づきました。このようなビジョンを共有し、Web3技術の変革的な可能性を信じる先見的な投資家の支援を受けられることを光栄に思います。

同社は、事業のグローバル展開を進めるとともに、Web3を超えた幅広い業界での採用を促進させていく予定であることを報告しています。

ネイティブトークンの発行予定も

ヒューマニティ・プロトコルは、ネイティブトークンの発行を計画しており、クォック氏が「スムーズなローンチを確実にするための最終準備が進行中」と述べたことが報じられています。

現在、トークンの詳細は明らかにされていないものの、ワールドコイン(WLD)の対抗馬として大きな注目を集めています。

最近では、ドナルド・トランプ大統領が今月22日に「The Stargate Project(スターゲートプロジェクト)」と呼ばれるAIインフラ投資構想を発表したことを受け、ワールドコイン(WLD)が前日比25%の価格上昇を見せたことも話題となりました。

人工知能(AI)の進化により、ディープフェイクやオンライン詐欺のリスクが高まっている背景もあり、安全かつ信頼性の高い認証技術の需要が増大しています。ヒューマニティ・プロトコル社は、こうした課題に対応する新たなソリューションの提供を目指しており、今後の動向に期待が寄せられています。

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Souce:Humanity Protocol公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Humanity Protocol公式サイトから引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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