Paradigm「議論よりもリリース」イーサリアムの開発加速を呼びかける

Paradigm、「議論よりもリリース」でイーサリアムの開発加速を呼びかけ(Paradigm advocates "Release over Debate" to accelerate Ethereum development)

ParadigmがETH開発の加速を呼びかける

仮想通貨特化の大手VCであるParadigmが、2025年1月25日に投稿した記事で、イーサリアム(ETH)の開発を加速させるように呼びかけました。

Paradigmは「イーサリアムの加速」と題した記事を投稿し、イーサリアムにおける開発の遅さと関係する諸問題を指摘した上で、加速させる必要性を指摘しました。

私たちには、まだ技術的にどこまで可能なのか、その限界点が見えていません。

イーサリアムでは、限界点に達したときに何をするべきかという議論の前に、効率化の限界に到達する必要があります。

より早くリリースすることは、イーサリアムがそこに到達するのに役立ちます。「XとYのどちらを行うべきか?」ではなく「両方行うべき」というのが答えになるかもしれません。

記事では、イーサリアムの開発において技術的な選択をする際、L1・L2、分散化・効率化、金融・非金融ユースケースなど、価値観をめぐる議論に偏りがちだと指摘しています。

Paradigmは、イーサリアムは現時点で開発の限界点に達していないため、こうした議論は時期尚早という見解を示しています。そのうえで、議論の前に「現在のイーサリアムでできる効率化を限界まで行っていくべきです」と指摘しました。

また、アップグレードのリリース速度が遅いと指摘し、年間でより多くのアップデートを行うべきと主張しています。

イーサリアムのコミュニティには「分散性を維持するためにプロトコルの変更を遅らせる」という考え方が存在していると指摘した上で、このような認識ではプラットフォームとしての競争力を維持できないという見解を示しました。

イーサリアムの直近の課題

Paradigmは現在のイーサリアムには、そもそも議論の余地がない課題があるとも指摘しています。一例として、以下のようなトピックを列挙しました。

  • L2のスケーリングとセキュリティ保護
  • ノードオペレーターに負担をかけないL1スケーリング
  • AA(アカウント抽象化)によるウォレットUXとセキュリティ向上

上記のような課題の改善が、アップグレードの少なさなどによって遅延していると主張しています。

諸問題を解決するために、コミュニティが早くリリース・実行することの重要性について同意するべきとも主張しました。

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Souce:Paradigm発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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