「NASAはカルダノ上でコードを実行している」カルダノ財団CEOが公言
NASAはカルダノ上でスマートコントラクトを実行
カルダノ(Cardano/ADA)を支えるカルダノ財団のフレデリック・グレガードCEOが「NASAは現在、カルダノ上でコードを実行している」と公言したことが明らかになりました。
NASA(米航空宇宙局)がカルダノのブロックチェーン技術を活用する可能性があるという話は以前から報告されていましたが、今回はNASAがカルダノのブロックチェーン技術を実際に活用していることをカルダノ財団のCEOが公言したと報告されています。
"NASA has code running on Cardano today. I bet some of you didn't know that."
– Fred Gregaard, in front of a room of Cardano-sceptics. pic.twitter.com/8KevkjQD9V
— Patrick Tobler (@Padierfind) January 23, 2025
「NASAは現在、カルダノ上でコードを実行しています。皆さんの中にはこれを知らなかった人もいるでしょう。」
– フレデリック・グレガード氏が、カルダノに懐疑的な人々の前で発言。
今回の報告に対しては「カルダノが使用しているプログラミング言語の”HASKELL”をNASAが信頼していることを微妙に結びつけただけなのではないか?」と指摘する意見も出ていましたが、今回の報告を行ったPatrick Tobler氏は「NASAはカルダノ上でスマートコントラクトを実行している」と明言しています。
No, incorrect. NASA is running smart contracts on Cardano.
— Patrick Tobler (@Padierfind) January 24, 2025
【Emil Borissov氏】
これは巧妙なクリックベイトです。
CardanoがHASKELLを使用していることと、NASAが同じ言語を信頼していることをさりげなく結びつけています。【Patrick Tobler氏】
いいえ、違います。NASAはカルダノ上でスマートコントラクトを実行しています。
サプライチェーン管理で技術活用?
今回の投稿では具体的な活用分野についてはコメントされていないものの、昨年時点では「NASAがサプライチェーン管理でカルダノのブロックチェーン技術を活用する可能性がある」と報告されていました。
カルダノ財団のCTO(最高技術責任者)であるGiorgio Zinetti氏は当時のインタビューで「私たちはNASAに対してブロックチェーンに関する教育を行っており、サプライチェーン管理で部品や機器を追跡できるようにするための概念実証も実施した」と語っています。
一連の報告内容から判断すると、NASAがカルダノの技術を活用しているのは事実であると考えられるため、このような事例はカルダノのブロックチェーン技術の有用性・信頼性・可能性を示す重要なケースの1つとして評価されています。
なお、カルダノは独立系格付け機関の「Weiss Ratings」からも高い評価を受けており、昨年11月には「カルダノがBTC・ETHと共にA評価を受けた唯一の仮想通貨になったこと」も報告されています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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