NEARプロトコル、MetaMaskなど400以上のイーサリアム対応ウォレットと統合

400以上のイーサリアムウォレットとの統合を発表

レイヤー1ブロックチェーンNEARプロトコル(NEAR)は2024年11月10日、メタマスク(MetaMask)を含む400以上のイーサリアム対応ウォレットとNEARの統合が実現したことを発表しました。

オレンジ色のキツネが黒いドラゴンに出会った。

その後歴史が作られた。

現在、NEARメインネットはメタマスクを含む全てのイーサリアムウォレットに完全対応しています🧵

NEARプロトコルは、スマートコントラクト機能を備えており、分散型アプリケーション(DApps)の構築に利用することが可能です。また、高速かつ低コストな取引環境を実現していることから、イーサリアム(ETH)の代用となる代表的なブロックチェーンの1つとしても知られています。

NEARプロトコルの公式発表によると、NEARプロトコルとそのEVM互換ネットワーク「Aurora」を手掛けるAurora Labsの協力のもと今回の統合が進められたとのことで、これにより、ユーザーはMetaMaskなどのイーサリアムウォレットを使って、NEARのDAppsにシームレスに直接アクセスできるようになると報告されています。

イーサリアムウォレット統合を実装しているNEARのパートナーのリストとしては以下のようなものが挙げられています。

  • Thunderhood(サンダーフッド)
  • Burrow.finance(バローファイナンス)
  • Linear Finance(リニアファイナンス)
  • Munzen(ムンゼン)
  • Bitte Wallet(ビットウォレット)
  • Paras(パラス)
  • Ref Finance(レフファイナンス)
  • Sender(センダー)
  • Meteor Wallet(メテオウォレット)

今回の統合について、NEARの共同創設者兼CEOであるイリア・ポロスキン(Illia Polosukhin)氏は以下のようにコメントしています。

メタマスクを含むすべてのイーサリアムウォレットがNEARアプリケーションにサインインできるようになったことで、Chain Abstraction(チェーンの抽象化)実現に向けたもう一つの障壁が解消されました。

これにより、ETHユーザーはウォレットを切り替えることなく、NEARや他のチェーン上の体験を楽しめるようになります。

これは、DeFiユーザーにとって簡単なオンボーディングや流動性の分散解消、アクセスの統合という面で大きな前進であり、Web3全体がChain Abstractionのビジョンに一歩近づくことを意味しています。

NEARエコシステムの拡充に向けた動き

NEARプロトコルは、EVM互換による多様なユーザー層へのアクセス機会を提供し、市場競争力を一層高めています。

今回の統合によりユーザーの利便性が向上し、NEARの認知度も高まると期待されています。特に、メタマスクなど多くの利用者がいるウォレットとの互換性を持つことで、さらなる利用者の増加とエコシステムの成長が見込まれています。

また、今回のようなイーサリアム対応ウォレットとの互換性強化は、DApps開発者にとっても魅力的な選択肢の1つとなり、NEARプロトコル上でのDApps開発の後押しされることが期待されています。

NEARプロトコルのユーザー体験向上とエコシステム拡大への取り組みは、競争の激しいブロックチェーン市場においても重要な位置づけとなり、今後さらなるパートナーシップや技術革新による成長に期待が寄せられています。

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Souce:NEAR公式サイト
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:NEAR公式発表から引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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