World Chain「Across Protocol」の統合発表|高速・安全なクロスチェーン取引を実現
ワールドコイン(WLD)を展開しているWorldは2024年11月1日に、ブリッジソリューションを提供する「Across Protocol」と「World Chain」を統合し、高速・安全なクロスチェーン取引を実現したと発表しました。
Across Protocolは、イーサリアムのレイヤー1とレイヤー2を繋ぐクロスチェーンブリッジプロトコルであり、複数のブロックチェーン間で安全・高速・低コストに暗号資産を転送できる仕組みを提供しています。
今回の統合は複数のEVM対応チェーン間で高速・安全・低コストなクロスチェーン取引を実現するためのもので、これによってWorld ChainはイーサリアムL2の大規模なエコシステムに進出できるようになり、World Chainの開発者とユーザーは以下のようなことが可能になると説明されています。
- World Chainの開発者はネイティブな相互運用性を備えたクロスチェーンアプリケーションを構築できる
- World ChainのユーザーはETH・wETH・USDC・wBTCを他チェーンから簡単にWorld Chainエコシステムへブリッジできる
なお、World ChainはOptimismのSuperchainの一部であるため、AcrossとUniswapが共同開発したスワップ規格ERC-7683を活用して、インテント(利用者の操作意図をもとに処理を行う機能)によるクロスチェーン相互運用性を実現しているとのことです。
World Chainは2024年10月18日にメインネットをローンチしたばかりですが、その後はWorld Chain初のトークンとなる「ORB」や「ORO」も発行開始されており、NFTコレクションである「Unique Human」も登場しています。
「ORB」と「ORO」はどちらも無料で獲得できる新トークンで、人間であることを証明できるデジタルIDである「World ID」を保有している人であれば誰でも簡単に請求できるようになっています。
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Souce:World公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成