スイと他ブロックチェーンを繋ぐ「Sui Bridge」メインネットで正式稼働
Suiの相互運用性を高める重要ツール
スイ(SUI)の開発を支援するスイ財団は2024年9月30日に、スイと外部ブロックチェーンを繋ぐブリッジである「Sui Bridge」がメインネットで正式稼働したことを発表しました。
Sui Bridge(スイブリッジ)は、Suiのブロックチェーン上の暗号資産をEthereumのような他ブロックチェーン上に移動させるためのソリューションであり、Suiの相互運用性を高めるための重要なツールとなっています。
今回の発表では、Sui Bridgeの詳細が発表されている他、Sui Bridgeの使い方についても画像付きで説明が行われています。
Now live on Mainnet – Sui Bridge!
This marks a huge milestone for the future of interoperability on Sui. Put simply, Sui Bridge will further help break down barriers between Web3 ecosystems and get those assets and data flowing freely. ༄Get all the info on this momentous… pic.twitter.com/voxikmKgMK
— Sui (@SuiNetwork) September 30, 2024
「Sui Bridge」がメインネットで稼働開始!
これはSuiにおける相互運用性の未来に向けた大きな一歩です。簡単に言えば、Sui BridgeはWeb3エコシステム間の壁をさらに取り払い、資産やデータの自由な流れを促進します ༄
この重要なローンチの詳細情報と、便利なステップバイステップガイドを使ってブリッジを始めましょう。
Sui Bridge(スイブリッジ)とは?
Sui Bridge(スイブリッジ)は、Suiと外部のブロックチェーンを繋いで、それぞれのブロックチェーン上で流通している暗号資産を各ブロックチェーン上で相互移動させることができるブリッジツールです。
対応ブロックチェーン・対応銘柄
スイブリッジは記事執筆時点で「イーサリアム」と「スイ」のブロックチェーンに対応していて、ユーザーは「ETH」と「WETH」を相互に移動できるようになっています。
対応しているブロックチェーンや暗号資産の数は限られているものの、今後のアップデートでは対応通貨や機能がさらに拡張される予定です。
Sui Bridgeの使い方・手順
Sui Bridgeの使い方は非常に簡単で、資産移動に使用する2つの仮想通貨ウォレットをサイトに接続して暗号資産を転送する仕組みになっています。具体的なブリッジの手順は以下の通りです。
- Sui BridgeのサイトにEthereumとSuiのウォレットを接続する(宛先アドレスを手動入力することも可能)
- 「転送するトークン」と「転送したい数量」を入力して「Bridge assets」をクリックする
- ウォレットからトランザクション(取引)を承認すると、進行状況を追跡するための詳細ページにリダイレクトされる(EthereumからSuiへの転送は約10分かかる場合がある)
- EthereumからSuiへ転送する場合は、ブリッジが完了するとブリッジされたトークンが受取側のアドレスに直接送金される(手動での請求が必要になる場合あり)
- SuiからEthereumへ転送する場合は、Ethereumアカウントを使用して手動で請求する必要がある。
ウォレット接続後に「転送するトークン」と「転送したい数量」を入力して「Bridge assets」をクリック(画像:スイ財団)
EthereumからSuiへ転送する場合、通常はスムーズにブリッジが完了する(画像:スイ財団)
SuiからEthereumへ転送する場合は手動で請求する必要がある(画像:スイ財団)
Sui Bridgeは「こちらの公式サイト」から利用することが可能です。
今後は様々なユースケースに対応するための独自機能を追加していく予定とも報告されているため、今後のアップデート発表などにも注目です。
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Souce:スイ財団公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾画像を用いて作成