Soneiumでステーブルコイン「ブリッジ型USDC」展開へ|サークル社が提携発表

サークル、Soneium上で「ブリッジ型USDC」展開へ

ステーブルコイン発行企業のCircle(サークル)は2024年9月16日に、SONY(ソニー)が手掛けるイーサリアムL2として注目を集めているSoneium(ソニューム)で「ブリッジ型のUSDC」を展開する方針を発表しました。

Soneium(ソニューム)は、ソニーグループとStartaleの合弁会社である「Sony Block Solutions Labs」が開発したイーサリアムL2であり、先月23日に発表されて以降、世界的に注目を集めています。

サークルは今回「Sony Block Solutions Labsとの戦略的パートナーシップ」を発表しており、今回の提携を通じてSoneium上でブリッジ型のUSDCを展開し、Soneium上のイノベーションと創造を推進していくと説明しています。

Sony Block Solutions Labsとの協業を発表できることを非常に嬉しく思います。Bridged USDC Standardを通じてSoneium上に「ブリッジ型USDC」を導入します!これは、Web3分野におけるクリエイティビティの新時代に向けた舞台を整える重要な節目となります。

コラボレーションの詳細はこちらをご覧ください:https://www.circle.com/en/pressroom/circle-and-sony-block-solutions-labs-to-enable-usdc-on-soneium

SoneiumでUSDCを活用したサービス展開が可能に

「Bridged USDC Standard」は、イーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を持つブロックチェーンでブリッジ形式のUSDCを展開するためのものです。

USDCは、1USDCが1ドルで安定して推移するように設計された代表的な米ドル連動ステーブルコインであり、現在は世界中の様々な仮想通貨取引所やサービスなどで利用されています。

今回の提携によって、Soneiumのブロックチェーン上でもUSDCを利用することができるようになるため、Soneiumネットワーク上で仮想通貨市場の価格変動から資産を保護したり、各種サービスの決済手段としてUSDCを使用したりなど、様々な可能性が開かれると期待されます。

サークル社は「Soneiumはあらゆる分野の多様なニーズに対応し、世界中のユーザーをサポートする、多用途で汎用的なブロックチェーンとして際立っている」と評価しており、Sony Block Solutions Labsの会長である渡辺 潤氏と、Circleの共同創設者であるジェレミー・アレール氏は次のようにコメントしています。

【Sony Block Solutions Labs:渡辺 潤氏】
サークルの金融インフラをSoneiumと統合することで、デジタルエンターテイメントと金融の領域を再定義する準備が整いました。このコラボレーションは『より相互接続された効率的なデジタルエコシステムを構築する』という当社のビジョンと理想的に一致しています。

このパートナーシップによって、技術の進歩だけでなく、Soneiumと世界中のユーザーに具体的なメリットをもたらす可能性が解き放たれることに興奮しています。

【Circle:ジェレミー・アレール氏】
ソニーブロックソリューションラボと提携して、デジタル時代における創造性とイノベーションのサポート方法を再考できることを嬉しく思います。

このコラボレーションは、当社のステーブルコインとブロックチェーン技術の採用を加速し、安全でユーザーフレンドリーなWeb3エクスペリエンスを通じてクリエイターが活躍できるようにするというサークルの使命にとって重要な節目となります。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Circle公式発表から引用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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