web3ゲーム特化「ローニンネットワーク」、ポリゴンCDK活用のzkEVMチェーン構築可能に

Ronin Networkで独自L2チェーン構築可能に

web3ゲーム用に設計されたEVM互換のブロックチェーン「ローニンネットワーク(Ronin Network)上で、ゲーム開発者が独自のレイヤー2チェーンの立ち上げが可能になる予定だ。同チェーンの公式ブログより6月18日発表されている。

「ローニンネットワーク」では今後「zkEVM」が実装されるとのこと。これによりゲーム開発者は「ローニンネットワーク」のメインネット上で、「ポリゴンCDK(Polygon Chain Development Kit)」を使用した独自の「zkEVM」L2チェーンが構築できるようになるとのことだ。 

現在「ローニンネットワーク」上にはいくつかゲームが存在しているが、「zkEVM」の導入により1年後にはさらに多くのゲームが増えるとのこと。

またゲーム開発者はチェーンの構築だけでなく、ゲームを含めたdapp(分散型アプリケーション)やトークン設計が可能になるとのことだ。なおチェーン間におけるトークン転送や交換、NFTの取引もできるようになるという。

さらに「ローニンネットワーク」と同チェーン上に構築されたL2チェーン間のインセンティブ調整も可能になるとのこと。

ちなみに「ポリゴンCDK」は、ポリゴン(polygon)ブロックチェーンの開発を主導するポリゴンラボ(Polygon Labs)が提供するオープンソースのブロックチェーン開発キットである。開発者がイーサリアム(Ethereum)上にゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を利用した独自のレイヤー2ブロックチェーン構築を容易にするために開発された。なお今回のように、イーサリアムと互換性のあるブロックチェーンも「ポリゴンCDK」を利用してL2チェーン構築ができる。

そして「ポリゴンCDK」を用いて開発されたブロックチェーンは、今後「ポリゴンCDK」を用いて開発された他のブロックチェーンとシームレスに相互運用可能になるよう計画されている。

ローニンネットワークとは

「ローニンネットワーク」は元々、人気ブロックチェーンゲーム「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」の専用のサイドチェーンだった。同チェーンの開発元は「アクシーインフィニティ」と同じ開発元であるスカイメイビス(Sky Mavis)が主導している。

「ローニンネットワーク」上には、「アクシーインフィニティ」の他、ポリゴンから移行してきたピクセルズ(Pixels)等のブロックチェーンゲームが稼働している。

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参考:ローニンネットワーク
images:iStocks/grandeduc

参照元:ニュース – あたらしい経済

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