USDC発行の米サークル、中南米の投資銀行BTGパクチュアルと提携

サークルがBTGパクチュアルと提携

USD Coin(USDC)等のステーブルコインを発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、中南米の投資銀行BTGパクチュアル(BTG Pactual)と提携し、ブラジルでUSDCの直接販売を開始したことを5月29日発表した。

これによりサークルはUSDCをブラジルの銀行を通じて、BTGパクチュアルの個人顧客および機関顧客に提供できるようになったとのこと。またBTGパクチュアルでUSDCを採用する企業は、24時間365日ほぼ瞬時に低コストでUSDCを発行(鋳造)および換金できるという。

ちなみにサークルはBTGパクチュアルの他に、ブラジルのデジタル銀行ヌバンク(Nubank)とも昨年12月に提携している。こちらでは、ヌバンク提供の暗号資産取引プラットフォーム「ヌバンククリプト(Nubank Cripto)」でUSDCが取引されている。

このようにサークルによるブラジルでのUSDCのサービス展開は、同国におけるデジタル通貨の普及および促進が目的とされている。

なおサークルはブラジル以外にもフランスやシンガポールでUSDCの提供に向けて動いている。同社は昨年よりフランスでデジタル資産プロバイダー取得に向けた許認可申請を行い、またシンガポールではシンガポール金融管理局(MAS)より大手決済機関(MPI)ライセンスを取得している。

関連ニュース

参考:サークル
images:iStocks/Vit_Mar・rarrarorro

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です