FINSCHIA・Klaytnの統合ブロックチェーン「Kaia」6月末にメインネット公開へ
名称・ティッカーがカイア(Kaia/KAIA)に決定
フィンシア(FINSCHIA/FNSA)とクレイトン(Klaytn/KLAY)の統合で誕生する新しいブロックチェーン・暗号資産の名称が「カイア(Kaia/KAIA)」に決定したことが明らかになりました。
このブロックチェーン統合はPROJECT DRAGON(プロジェクト・ドラゴン)と呼ばれていたもので、「LINE・Kakaoとの関わりが深いFINSCHIA・Klaytnを合併することによって、アジアNo.1のブロックチェーンを構築する」という計画が発表されていました。
前回の発表では、新チェーン・新トークンの名称について「統合チェーン・統合トークン(PDT)」という仮称が使用されていましたが、2024年4月30日の発表では新チェーンの名称が「Kaia」、新トークンのティッカーシンボルが「KAIA」に決定したことが報告されています。
今回の発表では、新ブロックチェーン・新トークンであるカイア(Kaia/KAIA)の目標・名前の由来・今後の予定などについても説明が行われています。今回発表されたKaiaの概要は以下の通りです。
カイア(KAIA)の概要と今後の予定
Kaiaの概要と目標
カイア(Kaia/KAIA)は「全ての人々のためのブロックチェーン」であり、背景や経験に関係なく誰も利用できる使いやすいブロックチェーンとして構築されている。
Kaiaは「コミュニティ・持続可能性・シンプルさ」を重視していて、パートナーシップを締結したり、コミュニティと関わったり、ブロックチェーン導入を進める際の道標として機能することを目指している。
- コミュニティ
個人がKaiaエコシステムと繋がり、協力し、貢献できる包括的な環境を育成する - 持続可能性
関連企業の製品・サービスが長期的に存続できるよう積極的に貢献し、将来に意味のある影響を残す - シンプルさ
エコシステム内で行われる全てのことにおいて、明確さ・効率・有効性を確保する
Kaiaという名前の由来
(画像:Finschia)
Kaiaという名前は「Klaytn」と「Finschia」の統合を意味するものであるが、それ同時にギリシャ語の「και(and)」から派生したものでもある。
さらに、Kaiaはギリシャ神話における最古の大地の女神であり、すべての生命の母である「gaia」の発音と共鳴するものでもある。
これは「Klaytn」と「Finschia」のブランドに敬意を表したもの。Klaytnはすべての生命が湧き出る地殻である「粘土」に由来し、Finschiaは成長と相互のつながりを象徴する「樹木」に由来している。
ギリシャは民主主義発祥の地であり、非中央集権的でオープンな性質を持つ「Web3」の核となる価値観を示すものでもある。Kaiaという名前とロゴマーク『協力的かつ包括的なプラットフォームを構築する』という目標を表したものである。
2024年6月末までにメインネット公開予定
カイア(Kaia/KAIA)は、2024年6月末までにメインネットをローンチすることを目標としている。
現在は、Kaiaがテクノロジーとエコシステムの両方で最大限の競争力を発揮できるように精力的に取り組みを進めており、これまでには以下のようなタスクが完了している。
- ホワイトペーパー・戦略・トークノミクス・ガバナンスを含むミッション/ビジョンの確立
- アブダビに拠点を置く新しい財団を設立するための準備作業
- 新しいブランドの構築とコミュニティチャネルの統合計画
- チェーンのセキュリティ監査
- Klaytn・Finschia間のトークンスワップ計画の確立
今後の予定
今後の予定は以下の通り。詳しいスケジュールは後日発表予定。
- Klaytn・Finschiaのコミュニティとソーシャルチャンネルを統合
- Kaia DLT財団をアブダビで設立して人員配置
- ウォレット・ブロックチェーンエクスプローラーなどのインフラ資産のリブランディング
- KLAY・FNSAが上場している取引所と連絡を取って「$KAIA」に更新する
2024年6月末までには「KAIA DLT財団、トークンスワップサービス、テストネット、メインネット、ガバナンスプラットフォーム」を立ち上げて、ユーザーとコミュニティの委任機能を強化する予定。
また、LINE NEXTと協力してkaiaエコシステムをよりシンプルでアクセスしやすいものにすることも予定。LINE NEXTは、DOSIなどで培ったUXの専門知識を活用して、Klaytnの公式デジタルウォレットである「Kaikas」の開発と運営を引き継ぎ、kaiaエコシステムへの直感的なポータルに変革する。
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