カルダノ(ADA)の公式商業化部門EMURGO「Huawei Cloud」と提携
Huawei Cloudとの提携でカルダノエコシステムを強化
カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門であるEMURGO(エマーゴ)は2024年4月11日に、中国の大手通信機器メーカーHuawei(ファーウェイ)が提供するクラウドサービス「Huawei Cloud」と提携したことを発表しました。
今回の提携は「アジア太平洋地域でCardanoネットワークを拡大して、Web3ソリューションを拡張すること」を目的としたもので、Huawei Cloud上でカルダノのバリデータノードを構築してカルダノネットワークを強化すると説明されています。
カルダノ開発者は、Huawei Cloudの大規模ネットワークとリソースを活用してカルダノブロックチェーン上でWeb3ソリューションを構築できるようになるとのことで、これによってカルダノのクラウドサービスの拡張性と相互運用性がさらに強化されると説明されています。
また、今回の提携によってカルダノは多数の大手企業が使用するHuaweiのマーケットプレイスにもアクセスできるようになるとのことで、これを通じてWeb3機能の範囲を拡大するとも説明されています。
EMRUGOは公式発表の中で『今回の提携は今後エマーゴとファーウェイがバリデータノード・イベント・技術協力を通じて商業的な普及を推進するため第一歩である』とコメントしています。
We're thrilled to announce a strategic partnership with @HuaweiCloudAPAC!
EMURGO is teaming up to extend support for a Cardano validator node on Huawei Cloud, one of the world's largest cloud computing companies.
This partnership will bring Huawei’s cloud infrastructure… pic.twitter.com/fMmjvQWJba
— EMURGO (@emurgo_io) April 11, 2024
Huawei Cloudとの戦略的パートナーシップを発表できることを嬉しく思います。
EMURGOは世界最大のクラウドコンピューティング企業の1つであるHuawei Cloud上で、Cardanoバリデータノードのサポートを拡張するために提携します。
このパートナーシップによって、Huaweiクラウドインフラストラクチャがカルダノエコシステムに組み込まれ、開発者はそれを活用してカルダノ上で革新的なWeb3ソリューションを構築できるようになり、最終的にはアジア太平洋地域とアフリカ全域での成長とWeb3の普及が促進されます。
このマイルストーンは、今後EMURGOとファーウェイが、バリデータノード・イベント・技術協力を通じて商業的な普及を推進するための、より大きな協力関係の第一歩となります。
アジア太平洋地域で相互成長を促進
EMURGOのCEOである児玉健氏と、Huawei CloudシンガポールのマネージングディレクターであるRex Lei Yang氏は、今回の提携について次のようにコメントしています。
【EMURGO:児玉健氏】
グローバル展開で世界をリードするクラウド・スタック・ソリューションである「Huawei Cloud」と提携できることをうれしく思います。業界で最も分散化されたブロックチェーンネットワークの1つであるCardanoエコシステムへのゲートウェイとしての役割を持つ「EMURGO」と「Huawei Cloud」のグローバルネットワークを組み合わせる今回の提携は「Huawei Cloudの信頼できるクラウド技術」と「Cardanoのブロックチェーン開発者ネットワーク・Web3ソリューション」を融合させるものです。
このパートナーシップは、クラウドエコシステムにおける透明性と信頼を実現しながら、Web3の導入を加速するという私たちの共通のビジョンを表しています。Huawei Cloudと密に協力しながらアジア太平洋地域での相互成長を促進していけることを楽しみにしています。
【Huawei Cloud:Rex Lei Yang氏】
Huawei Cloudは、クラウドエコシステムのマーケットリーダーとしての地位を強化するため、継続的に卓越性を追求することをミッションに掲げています。EMURGOと協力することで、Web3開発者の広範なネットワークとカルダノブロックチェーンネットワーク上の革新的なソリューションにアクセスできるようになります。
このパートナーシップは当社のWeb3サービスの足がかりとなり、長期的にはHuawei Cloudのビジネスを将来的に支えることになるでしょう。
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